大阪王将の「超える」経営

文野 直樹/陶山 計介/伊藤 佳代[著]

2024.03.04

990円(税込)

幻冬舎

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書籍内容

町の中華屋から一大チェーンへ
唯一無二のポジションを築く大阪王将の「超える」経営とは


外食と冷凍食品の両輪を活かしたビジネスモデルでヒット商品を創出し続ける「大阪王将」二代目社長が、
地域や事業領域の枠にとらわれない拡大戦略を徹底解説!

「大阪王将」の始まりは、裏通りにできたわずか5坪の店舗をもつ町の中華屋でした。
それから半世紀、世界に450店舗以上を展開するまでに成長し、
餃子店のほかにラーメン専門店やベーカリーカフェなど新しい業態開発にもチャレンジを続けてきました。
さらには食品事業にも参入し、冷凍餃子販売など多方面に進出しています。
大阪王将の二代目社長である著者は、この多事業展開をはじめとしたさまざまな改革があったからこそ、
多くの外食企業が窮地に陥ったリーマンショックやコロナ禍、原材料高など幾多の困難も乗り越えることができたのだといいます。

本書のタイトルにもある「超える」というキーワードは、大阪王将の拡大戦略の中核をなすものです。
 1店舗だけの町の中華屋からスタートし、地域を「超えて」チェーンを広げてきました。
さらに外食業界を「超えて」食品業界に参入し、外食と冷凍食品という“両輪事業”に基づく
「食のライフプランニングカンパニー」としての基盤を固めてきたのです。
試練に直面するたびに、羽根つき餃子など数々の既成概念を「超える」ヒット商品を連発し、
コロナ禍の逆境では組織改革を断行して未曽有の危機を「超え」ました。
さらにブランディングを進める過程では、
従来のブランド戦略に加えてインターナルブランディングを徹底し、過去の自分たち自身をも「超えた」のだといいます。
 常に「超え」続けることを追求するしなやかな戦い方こそが大阪王将の真髄であり、
それがあってこそ企業は成長、拡大できるというのが著者の考えです。

 本書は、困難にあっても前を向いてひたすら貫いてきた大阪王将の「超える」戦略展開を詳しく紹介するものです。
 経営者や管理職、起業を目指している人たちにとって、企業を成長させるためのヒントになる一冊です。

著者:文野 直樹/陶山 計介/伊藤 佳代

■ 文野 直樹(ふみの なおき)
高校1年のときから店長代理として大阪王将の現場で働く。1985年、25歳で父の跡を継ぎ社長に就任。以降、大阪王将を全国チェーンに発展させただけでなく、冷凍食品事業へ参入。食品と外食の両輪を活かしたビジネスモデルで、ヒット商品を創出し続ける食のライフプランニングカンパニーを目指している。

■ 陶山 計介(すやま けいすけ)
一般社団法人ブランド戦略経営研究所理事長、関西大学名誉教授。京都大学博士(経済学)。日本商業学会元会長。専門はブランド・マーケティング論。主著に『マーケティング戦略と需給斉合』(中央経済社)、『インターナルブランディング』(共著、中央経済社)など。日本におけるブランド研究のパイオニアであり第一人者。

※執筆協力※ 伊藤 佳代(いとう かよ)
社会保険労務士法人ソーケム代表社員。特定社会保険労務士。立命館大学国際関係学部卒業、関西大学大学院商学研究科博士課程前期課程修了(商学修士)。長崎県立大学非常勤講師など。著書に『インターナルブランディング』(共著、中央経済社)、『地域創生と観光』(共著、千倉書房)など。人材マネジメントのエキスパート。

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