あなたを殺すサイコパス
書籍内容
偽りの仮面を被り、
すぐそばであなたを狙っている――。
同僚や友人、家族……
人の心をもたないサイコパスを見極め、
身を守る方法を手に入れる
サイコパスと聞いて多くの人がイメージするのはチェーンソーなどを使い
平気で人を殺すホラー映画の登場人物や、
無差別に大量虐殺を行うような殺人鬼といった人物ではないでしょうか。
しかしサイコパスとは残虐な殺人を行う人のことだけを指しているのではありません。
彼らの特徴として「冷淡であり共感性が欠如している」
「良心に乏しく罪悪感を覚えることがない」「病的な虚言がある」などが挙げられます。
程度の差こそあれ、これらの特徴に当てはまる人は多く存在しているはずです。
さらにこれらが当てはまる人は経営者や弁護士など、
社会的地位の高いとされる人にも多いといわれているのです。
本書は著者が右腕として信頼していた人物がサイコパスだったため
被害に遭ってしまったという自らの経験から、
仮面を被り偽っている彼らにどう対処していくかを
世の中の人に伝えたいと考え執筆しました。
著者の医学的見地からサイコパスの正体に迫ることで、
同僚や友人、家族など自分自身のそばにサイコパスが潜んでいることを知ってもらい、
トラブルから身を守るための方法を学ぶことのできる一冊です。
目次
はじめに
[第1章]精神病質者・サイコパス
サイコパスが引き起こしたといわれる身近な事件
サイコパスの定義
サイコパスの特徴
サイコパスと脳の関係
サイコパスの診断基準
[第2章]国家崩壊させたサイコパス
プーチンはサイコパスか
古今東西数々のサイコパスが存在した
サイコパス的性向のマイナス要素を発揮した歴史上の王位継承者たち
戦乱の世に活躍した権力者たち
日本建国から現在までのサイコパス
目的遂行のためには冷徹に決断し行動に移すリーダーたち
[第3章]なぜサイコパスは成功者に多いのか?
経営者、医師、弁護士……社会的地位の高い人に多いサイコパス
サイコパス的性向を活用して決断に迫られることもある経営者
カリスマ的人気を集める人にもサイコパスが多い?
[第4章]会社、友人、家族……
あなたのすぐそばにもサイコパスは存在する
身近に存在するマイナス資質をもつサイコパス
叱責の度を越え、罵倒してくる直属の上司
人の手柄を自分の手柄にする先輩
社内に怪文書を流し、同僚を陥れようとした男
残業まで付き合って指導をしたらセクハラ・パワハラを訴えた部下
何かというとケチをつけてくる会社のお局さま
怒鳴り散らすばかりか、わいせつ行為もしていた教師
大臣の前では平身低頭だが、下の人間には傍若無人に振る舞う省庁の局長
会長の権威を笠に着て、理事会を自分に従わせようとするナンバーツー
親友のようなふりをしていたのに、実はいじめの首謀者だった同級生
おためごかしで、いろいろと世話を焼くが、裏では悪い噂を立てていたママ友
相談に乗ってもらった話の内容をすぐに誰にでも漏らす近所の奥さん
結婚を約束したのに、実は自分以外に5人と付き合っていた彼
SNSでのナンパで複数の女性と逢??瀬を重ねるモラハラ旦那
赤の他人に怒鳴り散らすクレーマー
交際していた女性の財力にパラサイトして金を手にした男
平気で嘘をつき、大きな損害を与えても罪の意識のかけらもない経営コンサルタント
[第5章]トラブルに巻き込まれる前に……
サイコパスから身を守る方法
身近な人がサイコパスかもしれないと感じたら
サイコパスに狙われやすい人とは
近寄らない
どうしても対峙しなければいけないときは感情的にならない
事務的に会話する
表面的な言葉を鵜呑みにせず孤立させる
金銭的なやり取りを決して行ってはならない
1対1は避ける
毒をもって毒を制す
自分で考えて行動する
サイコパスに理解を促すことは時間の無駄。変えようなんて思わない
権力を握らせずに同調圧力をうまく使う
反抗力をもつ
サイコパスとの戦い
おわりに