烽 皇祖の血

書籍内容
そのとき、「倭国」は「日本」になった。
古代日本史に命が吹き込まれ、飛鳥時代が鮮やかに蘇る。
『日本書紀』『万葉集』をもとに紡ぐ長編歴史小説
六四五年、六月十二日。曇天の下、朝鮮三国が大王に貢物を献上する儀式に招かれた
蘇我入鹿に凶刃が迫る。後にいうところの「乙巳の変」である。
そして白村江の戦い、大友王子を討った「壬申の乱」へ。
大化の改新に代表される激動の飛鳥時代、
そこには現在の皇位継承問題にも通じる命を懸けたドラマがあった。
目次
序章
第一章 大化
第二章 謀反
第三章 有間王子
第四章 白村江
第五章 天地鳴動
第六章 壬申大乱
第七章 日本
終章 皇祖の血