幻の父を追って 早世の考古学者 中谷治宇二郎物語 改訂版
書籍内容
今から100年ほど前、
北海道・北東北の縄文遺跡群を
調べ歩いた一人の若い学者がいた――。
雪博士中谷宇吉郎。
その弟に、考古学を研究していた治宇二郎がいたことはあまり知られていない。
それは、彼が早世したこともあり、
進歩の早い学界において時代の波に埋没していったこともあろう。
本書は、手紙や遺稿及び没後の出版に際して集めた資料、
資料収集の過程で得たエピソード等を纏めたものである。
芥川龍之介が絶賛した 短編小説『獨創者の喜び』収録