日本刀と日本人
書籍内容
日本刀は単なる武器ではない。
日本人の心を表象する日本文化の真髄である。
日本刀に魅せられ、刀剣商となった著者が語る、
「日本人が知らない」日本刀の魅力と、
日本刀を通して知る“本当の日本”とは――。
古くから日本刀は御守り刀として、親から子へ、主君から臣下へ、
そして花嫁の父親から娘への結婚のお祝いとして贈られてきた。
天皇の皇位の印である三種の神器が、鏡と玉と剣であることもよく知られている。
現在、日本に存在する国宝1100点あまりのうち、 約1割にあたる110点ほどが日本刀だ。
近年では『刀剣乱舞』の大ヒットで、若い人にも日本刀ブームが起きている。
そのように日本刀は、日本人と深いつながりがあるにもかかわらず、
現代においては実際に触れたり、目にしたりする機会が限られている。
日本人が忘れかけている日本の心と日本文化の魅力を、日本刀を通じて再認識できる一冊。
目次
はじめに
第1章 武器といえない日本刀
第2章 神代の時代から第二次世界大戦まで
日本の歴史は日本刀とともにあった
第3章 日本刀は日本人の証であり誇りである
第4章 「知らない」ことを知らない日本人
おわりに