ニッポンものづくり研究「金型」入門
書籍内容
「日本のものづくりがスゴい」のはなぜ?
日常生活に欠かせないモノからハイテク商品、精密機器、大型建造物に至るまで、ものづくりの現場には必ず「金型」がある! !
日本の豊かさを支える金型業界がよくわかる入門書。
ものづくりの実力とは、部品作りの実力である。
例えば自動車であれば、3万点以上あると言われるあらゆる部品を何十万、何百万個と正確に製造し続けることができなければ、今の自動車業界はない。
デジカメも、携帯ゲーム機器も、すべて同様である。
世界中に同じ製品を提供することを可能にしているのは、日本の金型である。
金型とは、部品の型のこと。型に原材料を流し込むなどの工程により、部品は生まれてくる。
型の精度が低ければ、部品の精度も低くなる。
世界最高峰のクオリティを持った型を生み出す力こそが、ものづくり日本の競争力の源泉なのである。
本書は、金型業界を俯瞰した立場にいる著者だからこそ語れる「金型の面白さ」をわかりやすく伝えることで、金型の世界の魅力を世の中に開放する。
仕事で金型に関わることの喜び、尊さ、やりがいを紹介するとともに、仕事人生をものづくりに捧げようとする若い読者により広い選択肢を提示し、エールを送る一冊である。
目次
第1章 アナログなのに最先端! 昔も今も、日本のものづくりを支える「金型」とは
第2章 日本の金型は世界最高品質! メイド・イン・ジャパンの金型が世界のものづくりを支えている
第3章 ピンチをチャンスに変えろ! グローバル化とコストカットに立ち向かう金型業界
第4章 金型職人は腕一本で勝負する! 「金型をつくる人」ってどんな人?
第5章 機械化が進んでも金型の仕事はなくならない 時代を超えて生き残る金型職人とは