誤診だらけの認知症

書籍内容
高齢者専門クリニック院長が「誤診」「誤投薬」による被害を暴き
認知症の正しい知識と頼れる医師を見極める方法を解説
認知症治療法はいまだ確立しておらず、臨床の現場でも混乱が続いているのが現状だ。
認知症はそれぞれの原因疾患によって有効な薬剤が異なるが、
その診断方法があいまいで、薬剤によってより症状を悪化させてしまうこともあり、
適した薬剤、およびその量の判断が難しくなっている。
にもかかわらず、患者や患者の家族側はその全容が見えにくいために、
本当は間違った治療を受けていたとしても、それに気づく事は難しい状況に置かれているのだ。
著者自身、誤った認知症治療の末に義父を失うという経験があり、深い問題意識を持っている。
既存の治療法や学閥などに捉われず、
純粋に患者にとってベストな治療を模索する中でたどり着いた治療法や症例を紹介し、
認知症は改善すること、予防できることを説く。
目次
第1章 増え続ける認知症患者と治療薬による薬害
第2章 知識不足の「名ばかり専門医」が誤診を繰り返す認知症外来の限界
第3章 誤診・薬害を回避するには患者側の知識武装が不可欠 正しい知識を持つ専門医を見抜くための基礎知識
第4章 誤診による「薬漬け」治療から脱して改善した認知症患者たち
第5章 治療の選択肢を多く持つことで、認知症改善の可能性は劇的に高まる