できないなんて誰が決めた? 常識に縛られないリーダーの挑戦の物語

岡本一馬(おかもと かずま)[著]

2026.09.18

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

「できない」を前提にしない経営者の挑戦

「認知症で苦しむ人を0(ゼロ)にする」──
壮大なミッションを掲げて、
手持ち15万円、5.5畳の一室から、7社を束ねるグループ企業へ。


「いつか、自分の力で新しい仕事を始めたい」「目の前にある仕組みを、もっとよくしたい」「世の中にまだないものを、自分でつくりたい」
心の中にそんな思いがあっても、実績も資金も仲間もない。周囲に話せば「現実を見たほうがいい」「そんなことはできるはずがない」と言われる。そうしているうちに、自分でも「やはり無理だ」と思い込み、動き出す前に諦めてしまうことがあります。
けれど、その「できない」は、本当に自分で考えて出した結論なのか。周囲の常識や誰かの言葉を、いつのまにか自分の判断として受け入れているだけかもしれません。

本書の著者も、最初から実績や資金、人脈に恵まれていたわけではなく、ただ目の前の現実を何とか変えたいと願う一人でした。
理学療法士として病院に勤めていた頃、父親の認知症が悪化し、家族は崩壊の危機に直面します。「改善は難しい」「仕方がない」と言われるなか、それでも著者は「本当にそうなのか」と問い続けました。国内外の論文や教材を読み、セミナーに足を運び、学んだことを一つずつ父親に試す。うまくいかなければ方法を変え、試行錯誤を繰り返した結果、父親の症状に改善が見られるようになりました。
この経験を、自分や家族だけのものにしてはいけない。
その思いから、著者は「認知症で苦しむ人をゼロにする」という壮大なミッションを掲げ、手持ち15万円、5.5畳の一室から事業を立ち上げます。
資金も実績も十分ではなく、周囲から見れば無謀とも思える挑戦でした。それでも、目の前の課題に向き合い、できることを一つずつ試し続けた結果、活動に共感する仲間が集まり、事業は認知症専門のリハビリテーションから、デイサービス、農業、米粉パンの製造・販売へと拡大。現在では、7社からなるグループのもと、約70人の仲間が同じミッションの実現に取り組んでいます。
本書は、認知症改善の方法を解説する本ではありません。
「できない」とされてきた前提をどう疑ったのか。何もない状態から、どう最初の一歩を踏み出したのか。壮大なミッションに共感する仲間を、どう集めたのか。一人ひとりがやりたいことに挑戦できる組織を、どうつくったのか。
父親の認知症をきっかけに始まった学びと実践、ゼロからの起業、仲間との出会い、事業を広げるなかで直面した困難を通して、著者が培ってきた考え方と行動の軌跡を紹介します。
常識を疑い、まず動いてみる。失敗したら、方法を変えてもう一度試す。自分一人で抱え込まず、思いに共感してくれる仲間を信じて任せる。著者が大きな夢を現実へと近づけてきた道のりには、やりたいことをかたちにするためのヒントが詰まっています。

実績がないから。
お金がないから。
自分には無理だから。
そう言い聞かせながら、本当にやりたいことを諦めかけている人へ。
「できないなんて、誰が決めた?」
自分を縛ってきた前提を外し、勇気をもって一歩を踏み出すきっかけとなる一冊です。

目次

はじめに

[第1章]
地方都市での価格競争は死への片道切符
価格に頼らず、独自の価値を築かなければ生き残れない
私が選んだのは、終わりのない消耗戦の舞台だった
トラウマが生んだ、泥臭い執念
果てしない値引き合戦と、忍び寄る空洞化
死への片道切符からの生還
地方都市だからこその戦略で挑む

[第2章]
「差別化が難しい」からこそ差別化が効く
地方×先手必勝による差別化戦略
孤立無援の個別面談と、組織の過渡期
まず旗印を立てよ──「満室革命」の誕生
ヒントは異業種にあり──サブスクリプションの衝撃
TTP戦略で、競合を絶望させる価格設定を
当たり前のことを、当たり前にやる不動産会社へ
競合を味方につける──集積効果の試み

[第3章]
「競争が激しい」からこそブランドが光る
潜在顧客の記憶に残るマーケティング戦略
選ばれる企業になるための第一歩、泥臭い認知戦
社名も連絡先も捨てる。非常識な「看板」戦略
無意識に入り込む「安心のサンドイッチ作戦」
試行錯誤から見えた、デジタル(SNS)の最適解
本当の企業ブランドとは何か

[第4章]
「採用が困難」だからこそ人が辞めない組織をつくる
ワンチーム経営で人を活かす人材戦略
不動産は、私の天職だった
社員を愛せない経営者が、お客様を愛せるわけがない
感謝が飛び交う会社に、人は残る
物の支え──経済的な支え
心の支え──目に見えない充足
査定評価の刷新で得た、200万円の失敗と学び
感謝が飛び交う社内表彰制度
感謝を伝える創業10周年
門脇への感謝──サプライズの応酬
派手な施策より、日常の空気が人を引き留める
給与の限界と、資産運用という第二の道
「人が辞めない会社」は、一番賢い
辞めても、つながっている

[第5章]
厳しい環境にこそ、チャンスは満ちている――
自ら未来を切り拓くための「価格競争決別宣言」
100年続く企業を目指して──創業者の真の責任
私が消えたあとも、潰れない会社を
安定期こそ、最も危うい
10年後、旭川の不動産業界は淘汰の波に呑まれる
組織を支える三つの基盤──人・仕組み・収益
三つは、互いに支え合っている
呑み込まれる側ではなく、束ねる側へ
使命感と「ワンチーム」の原点──警察学校での学び
数字では見えない「現場の目」
布団の折り目が教えてくれたこと
拳銃の重みと、責任の重さ
駅伝で流した涙──「一人ひとりが全体を支える」
ビジョンの欠如という、最大の過ち
次なる挑戦──レッドオーシャンからブルーオーシャンへ
リユース事業と、創業期の「黒歴史」
一本のテレビ番組が、すべてを変えた
「捨てる」を「橋渡し」に変える
一本の線でつながる、ブルーオーシャンへ
自ら未来を切り拓くための「価格競争決別宣言」

おわりに

著者:岡本一馬(おかもと かずま)

理学療法士/ LAPREグループ7社(2026年9月現在)代表
日本認知症リハビリテーション協会代表
1989年生まれ。京都府宇治市出身。
急性期病院に勤務していた頃、パーキンソン病(レビー小体型認知症)の父の症状が悪化し、家族崩壊の危機にさらされる。仕事のかたわら、タイトルに認知症とあるセミナーや世界中の論文、教材などで徹底的に知識を吸収し、父に実践して試行錯誤するうちに症状が回復。この自身の経験を、認知症に苦しむ多くの人の役に立てられたらと、認知症リハビリセンターを設立、独自の認知症改善メソッドを確立する。「認知症で苦しむ人を0(ゼロ)にする」ことをミッションに掲げ、現在はこれに共感する社員(プレイヤー)約70人とともに、食や住など広く生活習慣から認知症改善・予防を行うさまざまな事業を展開している。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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