【話題の本】「恋愛×ミステリー小説」おすすめ8選!1位は三浦春馬さん主演のあの本
アンケートを通じて、編集部がセレクトした8冊から読んでみたい・読んで楽しかった一冊を、話題の本.comをご覧いただいている皆さんに投票して頂く、「話題の本ランキング」第9回目は「”ドキドキ”が倍増!恋愛×ミステリー小説」ベスト8。 ミステリーが与えてくれるドキドキ感は恋愛描写をより一層盛り上げてくれます。 ただの恋愛小説ではない。ただのミステリーでもない。2つのドキドキを同時に楽しむことが出来る贅沢な「恋愛×ミステリー小説」。そんな、「”ドキドキ”が倍増!恋愛×ミステリー小説」8冊を編集部がセレクトしました。 読者の皆さんが選んだベスト8をご覧ください。
第1位『真夜中の五分前』(本多 孝好 著/新潮社)
<投票者のコメント>
・5分…たった5分…でも深い5分だった。後を引く…作品。
・5分間という時間が運命を分けてしまうことになるとは…姉?妹?自分の観る角度によって、毎回変わる答え。そんなところが面白いと思います。
・sideAまでは幸せになる話でしたが、sideBで急にミステリーの要素が強くなり、結末もはっきりさせないので、初めて読んだときは少しもやもやが残りました。それに、正直、最初は主人公のことが好きになれなかった。でも、2度の大きな喪失を経て、主人公が変わっていくところに救われた感がありました。愛について、改めて自分自身はどうか考えさせられたし、「恋愛×ミステリー」というジャンルにピッタリの小説だと思います。
・アンニュイな雰囲気。何もかもがミステリアスな感じで話が進んでいき、双子の姉妹を前に本当の愛とはなにか?真実とはなにか?清濁併せ持つストーリーで自分のイマジネーションを掻き立てられるストーリー展開が面白かった。
・サイドAとB共に読みました。映画とは違う日本の設定のお洒落な本でした。失くした恋人とのが、忘れられなくて「人は失った時に自分の大切なものがわかる」という出だしの言葉が印象的に残っています。映画と併せて読みたい本です。
・たくさん読みすぎてボロボロになってしまい新しく買い直すくらいに大好きな作品です。
・ミステリアスででもピュア。何が本当で何が違うのか。そういう場面に直面した時、人とはどう感じ、どう反応し、どう行動するのか。そして、このミステリアスの結末は?惹き込まれる世界観がたまらない。
・ミステリータッチのこの作品は、読むものの推理で終わるところが謎めいて魅力でもある。映画化では何より三浦春馬さんの存在感が圧倒的でした。
・ミステリーに包まれたまま、読み手に委ねられる結末。そこに辿り着くまでの展開の美しさ。
・ミステリーは原作を先に読んでしまっていると結末がわかってしまい、 ドラマを楽しめないほうなので気になったドラマを原作で後追いします。 真夜中の五分前も映画を見てから小説を。どちらも良い意味で裏切られる作品でした。 小説通り舞台が東京で主人公が少しクールな男だったら、全く違うシャープなミステリーですね。 映画は漂う空気が全く違う。アジアの街で撮った古いフランス映画のようで。でも甘ったるいラブロマンスでなく。 根底にあるどんな人も持つ孤独感が、背景は小説と映画で全く異なるけれど 主人公の孤独感はズレた五分で、実は誰とも何処とも永遠に交わることはないのだと 突きつけられるようでした。この作品は映画と小説どちらを先に見ても(読んでも) 楽しめます。
・リョウの静かで深い愛、余韻が残る終わり方。しばらくこの世界から抜け出せない、これぞ恋愛ミステリー。
・異国情緒溢れる中国の地で、時がゆっくり流れ、その中で起こるミステリアスな出来事が見事にマッチして、独特の雰囲気を醸し出した作品は忘れる事の出来ないものになりました。
・一卵性双子の姉妹と時計修理工の恋愛が、美しく静かに描かれています。何回も読み返したい一冊です。
・映画では、心に秘めたものを持っている主人公を演じた三浦春馬くんの演技が最高に素晴らしく、なにより それぞれの役どころの 繊細な描写が描かれて居て、読者,視聴者の、想像を増幅させる魅力が満載でした!
・映画では三浦春馬さんの繊細で魅力的な演技が素晴らしくまさしく2つのドキドキを感じられたから。
・映画を何度も観ました。独特の雰囲気の中で、三浦春馬さん演じる良の、穏やかで静かな、でもどこか影のある少年に心惹かれます。結末も見る人に託される感じで、見る度にどっち?と考えてしまう…三浦春馬さんだからこそ醸し出される雰囲気に、どんどん惹き込まれる作品です。
・偶然の出会いと思っても、実は必然だったりする訳で…人生は出会いと別れの繰り返し。一期一会大切にしようと思いました。
・結末に白黒つけず受け取る人に委ねられた感じがいい。繰り返し読む度に解釈が変わる感覚を何度も味わいたくなる。
・三浦春馬くんが主演の映画『真夜中の五分前』に魅了され読んだ作品です。奥深く想像力をかき立てられる作品。恋愛×ミステリー小説,私の一推しです!
・三浦春馬さんの映画から知ることができました 穏やかな時間の経過がそっと寄り添ってくれて余韻の残る作品だと思いました
・三浦春馬さんの佇まいがこの小説の憂いある描写にぴったりで、そこに音楽が加わり、より一層、この小説の世界観を引き立たせています。
・三浦春馬さん主演の映画が大好きで、映画を観てこの原作を読んだら、設定は違うけれどミステリアスな世界観にハマりました。双子だから言わずとも相手のことがわかってしまうのか。なりすましなのか、本当に本人なのか、そこは読者に委ねられていて、読む人によって解釈が違うのが面白いし、誰かと話したくなる物語。読み返したくなる一冊です。
・三浦春馬さん主演の映画を観て原作のファンになりました。最後の最後まで生き残った双子の傍がどちらなのか頭を悩ませると共に美しい背景、悲しさと美しさを兼ね合わせた恋愛模様が最高です。素晴らしい作品だと思います。
・繊細で静やかなしっとりとした文体が好き。 五分遅れている時計、一卵性双生児の双子・・・現実なのにどこかにズレを感じる不思議な感覚。 恋愛も仕事もそつが無く有能な主人公なのだが、どこかずれている。そのずれは恋人を失くしたことへの悲しみが起因していると思うのだが、小説では具体的にこれとは指していない。失ったものへの形にならない悲しみが、喪失感を伴ってそこはかとなく文中に漂っている。
・独特の文体と表現が、独特の世界観とマッチしていると思いました。 不思議な作品でした。 ストーリー展開には、 予想を裏切られ続きました。 そして、最後には、深く考えさせられました。 ヒトって何?自分って何?人生って?恋や愛は? 読んでよかったと思います。
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第2位『だから僕は君をさらう 』(斎藤 千輪 著/双葉社)
<投票者のコメント>
・時間の流れが違うように感じ、昔のねじ巻き時計の音が聞こえてくるようなお話です。結末は分からない。その都度変化する。そんなお話は初めてでした。
・こんなにピュアな気持ちに感動するミステリはなかなか無いと思います。
・ストリーロマンチックです
・とても 読み終わってからも色んなシチュエーションを考えたり残る作品だからです。
・とてもエキゾチックで、ミステリアス。最後まで、謎のまま。
・最後までミステリアス
・最後までミステリーで本当のことはその人がそうだったのかな!でいいような~そんなミステリアスな作品でとっても面白かった!
・優しくて切なくてやるせなくて読後余韻に浸れた一冊でした。
・犯罪者の息子である自分が日向で生きる為に選んだ美しい犯罪に感動。
・優しすぎる犯罪者の行動に涙しました
・(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第3位『Nのために』 (湊かなえ 著/双葉社)
<投票者のコメント>
・それぞれのNへの純愛とミステリーが掛け合わさってとても感動したし面白かったです。
・ドラマから入ったので読んでいて登場人物や美しい瀬戸内海の景色が目に浮かんでよかった!
・ドラマを見て本作にはまって原作を購入しました。ページが色褪せるくらいまで読んだのはこの本が初めてだから。
・過去と未来が繋がつていくのが面白い!ドラマも良かった〜
・事件の謎以外にも誰が誰を想っているのかという所も、ちょっとした謎になっていて面白い。ミステリー色が濃いめかなと思いながら読んでいたが、読み終えたら恋愛、家族愛、人間愛本物の愛とは何かということを問いかける純愛ミステリーで、深く考えさせられた。
・登場人物それぞれの悲しさと純愛の素晴らしさ
・原作もとても良いのですがドラマがとても素晴らしい作品で今でも私の中で1番好きなドラマです。イヤミスの湊かなえさんの中ではイヤミスというよりボタンをかけ違えたような小さなすれ違いが切ない極上純愛ミステリー作品です。
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第4位『容疑者Xの献身』 (東野圭吾著/文藝春秋)
<投票者のコメント>
・こんなにも命懸けで一人の女性を愛し守ろうとする姿を美しくも切なく描いた本を他には知らないから。
・まさかの二つの犯罪だったから。命がけの愛が凄く伝わってきた。
・愛する人のため、自分の人生をかけて守る。何度読んでも同じ所で涙が出てきます。映像化の方が好きですが…(笑)
・愛の強さと怖さ、痛みがミステリーだからこそ伝わる。
・原作も映画も愛の深さに慟哭した記憶が強いから。
・深すぎる愛に感動しまくったのを覚えています。
・東野圭吾さんのファンで全部読んでいます。ガリレオシリーズは大好きです
第5位『ユリゴコロ』(沼田 まほかる著/双葉社)
<投票者のコメント>
・結局最後までどちらが生き残ったのか分からない、毎回違う感情が湧く不思議な作品だからです。
・結論を、読者に委ねるところ
第6位『ルパンの娘』(横関 大著/講談社)
<投票者のコメント>
・大好きな作品です。静かな音楽が聞こえてくるような、不思議な世界観が好きです。
・面白い!映像化も良かった。続編希望です!
・原作も読んでドラマ、映画も見たから
・映画の雰囲気がよかった。
(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第7位『葉桜の季節に君を想うということ』 (歌野 晶午著/文藝春秋)
<投票者のコメント>
・人生で唯一気づけた叙述トリックだから
・独特のミステリアスな雰囲気が感じられるこのストーリー&俳優陣の演技に惹かれました。
第8位『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ著/文藝春秋)
<投票者のコメント>
・自分の地元が舞台になっていて何度観ても心がわくわくする。
・恋愛とミステリーの融合という意味ではこの作品かなと思いました!
もっとも多くの票を集めた作品は、『真夜中の五分前 』(本多 孝好 著/新潮社)でした。2,000票を超える圧巻の1位!2014年に映画化された際、主演を務めた三浦春馬さんのファンの皆様からも多くご投票頂きました、ありがとうございます!!
2位には『だから僕は君をさらう 』(斎藤 千輪 著/双葉社)、3位には『Nのために』 (湊かなえ 著/双葉社)が続きました。
どの作品も心にしみる傑作ばかりですよね。今回ノミネートした8冊、ぜひ二つのドキドキを味わいながらゆっくりと読んでみてくださいね。
皆さん投票・コメントありがとうございました!
【調査概要】
実施期間:2021年1月10日〜1月25日
調査方法:インターネット調査
投票数:2436