【話題の本】「心温まる家族小説」おすすめ8選!もっと家族に会いたくなる
アンケートを通じて、編集部がセレクトした8冊から読んでみたい・読んで楽しかった一冊を、話題の本.comをご覧いただいている皆さんに投票して頂く、「話題の本ランキング」第8回目は「もっと家族に会いたくなる、心温まる家族小説」。 どんな人にも身近な存在なのが「家族」。生まれ育った家族や結婚して築いた家族など、そのかたちもさまざまです。 小説の世界にも家族をテーマにしたものがたくさん刊行されています。そんな、「もっと家族に会いたくなる、心温まる家族小説」8冊を編集部がセレクトしました。 読者の皆さんが選んだベスト8をご覧ください。
第1位『浅田家! 』(中野量太 著/徳間書店)
<投票者のコメント>
・コロナ禍家族の大切さを改めて感じられた。笑いあり涙あり心が暖かくなる作品。家族写真が撮りたくなります。
・大切な人を亡くしてから家族で写真を撮るのが辛くて避けていました。「浅田家」を読了し映画を観賞した後、胸が熱くなり涙が溢れました。もう一度残された「家族」と共にしっかりと前を向いて歩きたいと思えた一冊です
・監督が書かれた本なのですが、本は本で、映画と少し違うところがあり、映画と本で、どちらも楽しめるから。
・小説的な特別な家族の話ではなく、どこにでもある家族の話の絆の話だから、自分の家族の大切さや平凡な日々の大切さが身に染みる。後半の震災の写真の返却にも家族の愛がどれだけ生きる力になるか伝わってくる。重くなりがちな題材を軽快な文章で綴ってるのが読み手には
・二宮さん主演の映画を観た後に小説を読ませてもらいましたが、自由奔放な政志さんと巻き込まれる家族の面白さや家族の大切さ、温かさがとても素敵だなと思いました。
・ある男の子が写真家になるまで寄り添った家族のユニークな愛と東日本大震災で傷つきながらも懸命に生きる家族を含め様々な家族の愛を写真という形に残していく活動を通して家族の大切さや温かさを改めて感じることができたからです。
・読み終えたあと、早く家族写真を撮らなくちゃと思った。思い出を残すだけではなく今を生きる力になるというフレーズがとても印象的でした。家族といられるかけがえのない時間を大切にしたいです。コロナ禍で会えなくなった今こそ勧めた1冊です。
・家族を巻き込み夢を叶えていく主人公が終始愛らしく、そしていつ起こってもおかしくない震災。実際被災地から遠くに住んでいると、もう10年かと思い被災者にとってはこの10年はまだ現在進行系だと考えさせられた映画でした。いつ家族がバラバラになるかわからない今、何気ない家族の時間を写真という形に記憶しておきたくなった。
・阪神大震災を高校時代に経験して、東北の震災で友を失いました。思い出すので震災映画や作品は避けてきましたが、この作品は家族、人間の関わりのおかしさを通して尊さを教えてくれました。読んでよかったです。
・東北の震災から10年の月日が流れて忘れられがちな悲惨な思いや悲しい事実に目を向けさせてくれた辛いことばかりでなくクスッと笑えるところも有ってとても素敵な作品です‼️
・政志の生き方を認め、あたたかく見守るご両親。よき理解者として支えてくれる、お兄ちゃん、若奈ちゃん。二宮さん主演の映画を観て、この小説に触れました。登場人物に語りかけられ、その光景を目に浮かべながら読みました。家族ってやっぱりいいな、とあらためて感じ、両親に会いたくなりました。
・一人の青年の成長を通して家族の温かさを感じることができたから。父親の役割をするお母さん、母親やの役割をするお父さん、いつも家族を守ってくれるお兄さん。何でもない日常がどれだけ幸せなのかということを、東日本大震災を通して教えてくれました。特別な何かがあるわけじゃないのに、心が温かくなる作品です。
第2位『そして、バトンは渡された』 』 (瀬尾まいこ 著/文藝春秋)
<投票者のコメント>
・次々と形態を変えてゆく家族の形態。実の子を虐待する悲しい事件が後を絶たない現実のなかで、血の繋がりが無くても沢山の愛情を受けて育った優子さんの幸せに涙し、心が温かくなりました。映画化された作品も素晴らしく4度追いバトンしました。
・家族を考えさせる、誰も悪い人がいない気持ちが暖かくなる作品でした。あまり本を読まない私にとって、泣けてホッコリした本は初めてでした。
・人を思う気持ちが、ひしひしと伝わり私もこれから笑顔でラッキーが来るように生活して行こうとも思えました。素晴らしい一冊でした。
・自身の家族でちょっとしたごちゃごちゃのあった今年。原作を読んで映画も観て、家族って何だろうと考えさせられました。限りある、一緒にいられる時間を大切にしたいと強く思いました。
・血がつながらなくても、こんなに素敵な父娘関係に感動しました。い親子関係に感動
・小説を読んで感動して、映画を見てさらに感動したから。号泣でした
・家族、血のつながり、愛情確かなものは相手を想う気持ちなのだと思いました。
・映画を観て本を読みたくなりました。心温まる家族小説でしたらこれですね。
・血の繋がら無い家族形態を、こんなに幸せな気持ちにさせられるとはおもいませんでした。
・登場人物みんなが愛に溢れている。読んだ後に心が温かくなる感じが忘れられないからです。
第3位『とんび』(重松 清著/角川書店)
<投票者のコメント>
・愛する妻の事故死の真相を、息子を思って隠し、精いっぱいの愛情で育てるヤスと、二人を取り巻く人々の暖かさに動した。
・息子への不器用でまっすぐな愛情。生きて行く上で一番大切な事を教えて貰いました。TBSドラマでの内野聖陽さん佐藤健さんの演技は素晴らしかった。
・先にドラマを観ました。重松清先生の本は、この作品が初めてでした。親子の絆を強く感じて、涙した作品。
・内野聖陽佐藤健のドラマとんびが良かったのでこれから小説を読んでみようと思う 息子を想う気持ちに涙した
・愛する妻の事故死の真相を、息子を思って隠し、精いっぱいの愛情で育てるヤスと、二人を取り巻く人々の暖かさに動した。
・いいこともそうでないことも、運命を受け入れる両親の生き方、覚悟、愛の深さに心を打たれる。
・父親と息子は言葉がなくても離れていても、心が通じ合うものなんですね
・父親と息子の成長、家族愛に感動しました
・不器用ながら親子と周囲への関わりに心があたたかくなる。
・やっさんの生き方と旭の成長に感銘。
・不器用ながら親子と周囲への関わりに心があたたかくなる。
・内野やっさん、佐藤の旭さんがかもし出しが原作小説そのものです。
第4位『重力ピエロ』(伊坂 幸太郎著/新潮社)
<投票者のコメント>
・自分には兄弟がいないが、同じお母さんから生まれた存在ー兄弟ってこんなにも互いのことを思い合えるのかと知ることができたような気がするから。親のことを話し合える存在がいるって、自分には一生経験できないことなんだよなぁ。
・映画を観て本作を読みました。加瀬さん岡田くん小日向さんの親子愛に感動しました。重い内容ですが大好きな作品です。
・最強の家族、まさにその言葉がぴったりだと思った。
・血の繋がりを越えた強い家族愛が描かれていて、とても感動したからです
・とにかくあったかいんです。ユーモアとセンスのある会話の根っこに大きな愛が心地よいんです。
・1ページ目の1行目から、伊坂幸太郎の世界に浸れます。家族小説でありミステリとしても読める、伊坂ワールドの真骨頂。
・家族にとって何が大事なことなのか、考えてしまいました。それでも読後感が優しいのは、やっぱり伊坂幸太郎作品です。
・原作を何回読んでも、映画を何回観ても、新たな発見があって面白いです。
第5位『望み 』(雫井 脩介 著/KADOKAWA)
<投票者のコメント>
・家族であっても、お互いに全てを知っていて理解できているわけではないという事。家で見せている顔ではない、別の顔があって、そこでは必死に頑張っている事もあるのだと。我が子の事をもっと理解したいと考えさせてくれた作品です。原作を読み、映画も観たあと我が子との関係が良くなりました。
・同じ年頃の子を待つ親として、リアルに読めました。家族を大事にしたくなる一冊です!泣けます。
・とにかく、泣きました。ハッピーエンドかどうか悩みますが、考えさせられる一冊です。映画もとてもよかったです。
・結果的には悲しかったけどちゃんと正直に生きていて家族の心にしっかり残っていて涙誘いました。
・自分だったらどうかと考えさせられた本
・映画観ました。岡田健史さんの演技に引き込まれました。苦しい内容でしたが、家族の愛を感じとても感動しました。
・映画を観たあとに読みましたが、家族が当たり前に帰宅する日常のありがたさを感じたので。
第6位『さくら』 (西 加奈子著/小学館)
<投票者のコメント>
・ストーリーは悲しく重いけれど終始優しい文体で、最後は涙が止まらなくなりました。
・犬のさくらと家族仲が良い長谷川家の20年を描いた物語です。人間愛、家族愛、今あるものへの愛に溢れていて今を大切に生きようと思いました。
・大事な人を失った家族の思いが痛いほど感じられました。夜通し読んで大泣きしました。
・櫻坂46の小林由依さんが出演するということで先に映画を見て、原作を読みたくなりました。
・大切な人たちにはずっと幸せでいてほしい、そう思える作品です。
第7位『万引き家族』(是枝 裕和著/宝島社)
<投票者のコメント>
・映画を観て本も読みました。「本当の家族の絆」とは何か改めて考える作品です。
・家族の秘密が読んでいくうちに明らかになり、あっと今に読了。家族とはなにか、社会問題について考えされられました。
・万引き、年金の不正受給、労災、児童虐待・DV、貧困、不倫などこれでもかというくらい社会問題が詰め込まれています。見て見ぬふりをしている現実を突きつけられました。
第8位『ぼくたちの家族』 (早見 和真 著/幻冬舎)
<投票者のコメント>
・脳にガンがみつかった母。2人の息子も父も誰も母の病気から目をそらさず立ち向かっていく姿に胸が熱くなります。
・どこの家族でも抱える問題をリアルに描写しているので、自分自身のことを考えずにはいられなくなります。
・家族がいるだけで幸せだなと思えました
・この作品を読んで親の老後に対する不安に向き合えるようになりました。
もっとも多くの票を集めた作品は、『浅田家! 』(中野量太 著/徳間書店)でした。2020年に映画化された際、主演を務めた二宮和也さんのファンの皆様からも多くご投票頂きました、ありがとうございます。
2位には『そして、バトンは渡された』 』 (瀬尾まいこ 著/文藝春秋)、3位には『とんび』(重松 清著/角川書店) が続きました。
どの作品も心にしみる傑作ばかりですよね。今回ノミネートした8冊、ぜひ家族を思いながらゆっくりと読んでみてくださいね。
皆さん投票・コメントありがとうございました!
【調査概要】
実施期間:2021年12月10日〜12月25日
調査方法:インターネット調査
投票数:203