【話題の本】「元気を貰えるお仕事小説」おすすめ8選
アンケートを通じて、編集部がセレクトした8冊から読んでみたい・読んで楽しかった一冊を、話題の本.comをご覧いただいている皆さんに投票して頂く、「話題の本ランキング」第6回目は「頑張る人に読んでほしい、”元気を貰えるお仕事小説”」。 主人公が仕事に取り組む姿を描き、プロ意識や職務を全うする大切さを教えてくれる「お仕事小説」。そんな”元気を貰えるお仕事小説”8冊を編集部がセレクトしました。 読者の皆さんが選んだベスト8をご覧ください。
第1位『これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 』 (青木 祐子 著/集英社)
<投票者のコメント>
・真面目にコツコツ頑張る人が報われる、そんな素敵な会社だなと思いました。私はドラマきっかけで大学生の頃に文庫本を読んだのですが、朝の満員通学電車で50歳代の男性がこの本を読んでいらっしゃるのをお見かけした時は、勝手ながら「お仕事頑張って下さい!!」と心ながら応援していました。
・経理経験の長い自分にとってあるあるある!という事務仕事のあるあるがしっかり描かれているところ、仕事絡みの人間関係がしっかり描かれているところ、かつ恋愛もしっかり描かれているところが大好きです
・数字から見えてくる人間関係やそれぞれの悩みが興味深く、それを森若さんが経理的目線で数字で解決に導くところがとても面白いです。また、登場人物全てに味があり、愛着が湧いてくるところもオススメポイントです。森若さんや太陽くん、天天コーポレーションのみんなが大好きです!
・経理の仕事は「数字が合って当たり前、責められることはあっても褒められることはない」。そんな日の辺り辛い仕事にも、イーブンをモットーに誠実に向き合う森若さんの姿を見て、自分も自分の仕事を頑張ろうと思えました。どんな相手にも公平に、敬意を持って接する森若さんにとても好感をもてる、素敵なお仕事小説です。
・森若さんの完璧なんだけど完璧でないところや、登場人物たちのちょっと人の打算的なところがリアルで読んでいて楽しいです!森若さんがイーブンで解決する経理のちょっとした事件もあるあるで面白いです!新しい経理部メンバーも増えたり、森若さんと太陽くんの恋の行方も気になります
・先にドラマ化を見て知ったのですが、主人公の森若さんが善悪ではなく、イーブンをモットーに、でも完全にドライではなく悩みつつも仕事を進めてきく姿に共感しました。仕事はとても出来るのに、プライベートでは初めての彼氏の太陽くんに押されて戸惑う様子も可愛らしく、すっかりファンになりました。文庫本全部買って読んでいます!またいつかドラマ化続編も見たいです!
・多様な登場人物やその人たちの仕事へのスタンスが絡み合う中で、それぞれのポリシーやそれを守るための葛藤が見えるのがリアルで共感できるし、コミカルに描かれているので読みやすい。また完璧な森若さんがダメなところがあってもいいやと思える太陽くんとの出会い、2人の恋模様も自分を見つめ直すきっかけになり心が温まるから。
・同じ経理という仕事をしています。TVのドラマで拝見したので原作とは違うところもあろうかと思いますが、職種の特性に誠実に向き合い、戸惑い前身して行く主人公が大好きになりました。
・リアルな職場関係に悩まされながらも、打ち解けていく森若さんの姿に勇気をもらいました。職場の嫌なところだけでなく、山田が癒し要素を与えてくれるので、恋も仕事も頑張る森若さんを応援したくなります。自分にまっすぐな森若さんのようになりたい!そう思える本です。
・理想として「こんな世の中や人がいたら良いな」という風にもなり、時には 現実の仕事や生きていく上で共感したりする部分も多々あり、凄く心にグッと刺さるけれど 前を向くキッカケになる言動が溢れている作品だと思うからです。
・同じ事務系の仕事をしていますが、経理の仕事を客観的に(「経理の人はこんな事を考えて仕事をしてるのか」など)知ることができました。その真面目な部分プラス社内恋愛でキュンキュンできるお話です。トータルして「みんなこんな風に山あり谷ありで仕事頑張ってるんだから私も頑張ろう!」と思える一冊です。
・やる気が出ないな。これでいいのかな。そんな考えが頭によぎったときに読みたくなる本です。自分は自分!仕事頑張ろう!と思わせてくれます
・山田太陽を演じた重岡大毅さんきっかけで、小説の大ファンになりました。森若さんに憧れていたら、いつのまにか仕事も日常も自分らしく過ごせるようになったと思います。
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第2位『フリーター、家を買う。』(有川 浩著/幻冬舎)
<投票者のコメント>
・誠治の母親を思う気持ち、思い方誠実であり、正直だなと思う。そして家族全員が葛藤しながら、喧嘩しながらいい方向に向かっていった過程を、困難を乗り越えられる力のある家族を羨ましく思う。世間的にある仕事の優劣観念を壊して、工事現場で働く人たちの優しさや率直さ、仲間を思いやる心などを知ることになります。
・自己肯定感、自己評価の低い人が多い時代に希望が持てる一作です。フリーターという括り自体は少し時代にそぐわないかもしれませんが、なかなか先に進めない20代30代の方に読んで頂きたいです。
・お金の為に始めたバイトでも、働くことの意味・意義に気付き、地道に生きていこうとする主人公が素敵でした。無理をする必要はないけど、望んだ環境でなくとも、とりあえず挑戦するのもいいと思います
・人生で何が大切かを考えさせられる本だし、日本では新卒で就職し直ぐ辞めると人生終わりみたいな所がまだあるが、主人公のように自分の居場所を見つけ仕事に誇りが持てたなは共感できたので皆さんにおすすめしたいです。最初つまづいても終わりではない事を伝えたい
・お金を稼ぐという目的だけで選んだアルバイトから、やりがいを見出して成長していく主人公の心の移り変わりが共感できてよかった。常に見守ってくれている母親に、自分もそんな親になりたいと思う。
・最初は職場に馴染めなかった誠治が周りのあたたかさに包まれて成長するところが好き。特に印象的なのが正社員の面接の日に認知症の母親がいなくなり面接を受けられなくなり悔しい思いをするシーン
・若者に限らず、生きていくにはお金もかかるし、面倒でも家族もくっついてくる。そんな当たり前の現実をきちんと見せて、それでも希望を持ち真面目に生きる主人公に感銘を受けた。
・会社の大きさじゃなく、自分を必要とされ、やり甲斐を見つけ成長していく姿と、母親を守り大人になっていく青年が身近に感じられ、自分にもできるんじゃないかと思わせてくれる話でした。ドラマも大変面白く本と共に今でも記憶に残る素晴らしい作品であると思います。
・誰だっていつだってリスタートができる無理して自分が壊れる位なら辞めた方がいい。辞めると後悔する事が沢山あるけどいつだって何度でもやりなおせると思わせてくれる。
・もともと有川浩さんの小説が好きだったのですが、大好きな二宮和也さん主演ドラマの原作ということで手にした小説でした。誠治が母親のうつ病をきっかけに「仕事」に対して成長していく過程に引き込まれました。昨年オーバーワークで私自身がうつ病となり休職せざるを得ない状況となり「仕事」とは何かを改めて考えている今読み返してみたい一冊だと感じたため選ばせて頂きました。
・自分に自信が持てなくて、自暴自棄になっていた主人公。母親の病院通いの付き添いのためにやむなく始めたアルバイトで、仕事には、上も下もなく必要とされることに生き甲斐を感じる。素晴らしい生き方、働き方だと思いました。
・エリートでもない、そこそこな主人公が身近に感じ、再就職のむずかしさ、理想と現実、いろんな事を乗り越えていく姿が、魅力的だった。自分も、地道に真面目に頑張ろうと思った。
・二宮くんの演技がとにかく素晴らしかったので原作も読みました。辛い状況でも前を向いてお仕事すれば未来が開けてくると思える小説だと思います!
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第3位『空飛ぶ広報室 』(有川 浩著/幻冬舎)
<投票者のコメント>
・空自を取材するテレビ局のディレクター。どちらも1人の人間であって、ただ単に仕事をしているだけ。どこからだって飛び込んでいける。恐れずに飛び込んで。ひとつひとつの出会いを大切に
・空井さんの前向きな姿勢に元気を貰えます 意志あるところに道は開けるこの言葉に何度も助けられました
・失敗してもやり直せる、視点を変えれば新たな道が見つかる。元気を貰える小説です。
・夢を一旦諦めた二人が新たな目標を見つける姿、人との出会いが人を作ること等をつくづく感じさせられ感動。自衛隊を舞台にしているがどんな職場にも通じる話だと思います。
・新垣結衣さん主演の連ドラを先に観て、その後原作本を読みました。どちらも感動し、勇気をもらい、日々の仕事や生活をもっともっと頑張ろうと思える、背中を押してもらえる作品だと感じました。
・仕事をする上でこんな仕事をしたい。こんな職場で仕事したい。こんな職場の上司に出会いたい。同僚と働きたいと理想だらけ。
・仕事をする上でこんな仕事をしたい。こんな職場で仕事したい。こんな職場の上司に出会いたい。同僚と働きたいと理想だらけ。
・あまり知らなかった航空自衛隊の広報室が舞台でしたが、一般の仕事に置き換えても役に立つヒントが一杯でした。
・なりたかった自分になれなくても、いつでもまたやり直せる。一生懸命に生きている登場人物達が魅力的だから
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第4位『ちょっと今から仕事やめてくる 』 (北川 恵海 著/メディアワークス)
<投票者のコメント>
・本を読んで、パワハラはこんなものでは無いと思った自分が逆に怖くなりました。 ヤマモトみたいな人が身近に一人居たら、自殺なんて考えなくなると心底思いました。勇気を与えられた本です。
・無理して仕事にいくことが当たり前じゃない辞めることは悪いことじゃない自分を大切に思ってくるてる人がいる事を教えてくれました
・失敗が怖くて、仕事に縛られてる自分に変化を選択してもいいと、励ましてくれた本であり映画でした。親子で鑑賞して嗚咽してしまいました。
・今の社会・会社・組織にも上の人からの弾圧ってあります。それもこれも仕事の為・人間関係を維持するためとガマンしてしまいがちです。でも、限界が来るようならば 逃げていいんだ 違う世界に行っていいんだ という切り開く道筋を改めて教えてもらって 気もちがらくーになる映画です。
・読みやすい文体でヤマモトの明るさに救われる。しかし、そのヤマモトの秘密がわかった時、青山を救うことでヤマモト自身も救われたと知る。タイトルを青山が言った時、スカッとするし、前向きに生きていける気がする小説だと思うから。
・辛いときは周りを考える余裕はなくなるけど誰のために生きているのか、命は自分だけのものじゃないと考えさせられる一冊です。やまもとのような側で支えてくれる人は大切です…映画も観ましたがやまもとの笑顔が全てを乗り越えられる力になります…何度も読み返す元気になれる本です。
・小説を読んで泣きました。ここまでブラックな会社はなかなかないと思うけど誰もが少しは経験があり、感情移入ができると思います。その後映画化され、福士蒼汰さんが出るということで観に行きました。とても良かったです。
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第5位『わたし、定時で帰ります。』(朱野 帰子著/新潮文庫) (青木 祐子 著/集英社)
<投票者のコメント>
・森若さんが問題に対して葛藤している姿と恋をしているときのギャップがいい!
・以前ブラック企業に勤めた経験があるため、すごく刺さる内容だったので
・頑張りすぎないヒロインの東山結衣に元気をもらえるから
・本当のお仕事小説だと思います
・仕事を頑張る女性
・頑張りすぎないで、という意味を込めて
・向井理さんが大好きだから。
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第6位『コンビニ人間』(村田 沙耶香著/文春文庫)
<投票者のコメント>
・さなこさんと山田太陽くんのやり取りが微笑ましく、また経理部での軽快なやり取りをみていると元気が出ます。
・映像化されたものを拝見しました。冴えない主人公が成功して行くストーリーは多い中、最後まで真面目で真っ直ぐ!は変わらず、徐々に信頼を得ていく日常的などこの会社にもいそうな主人公に共感し、安心します。夢もあり、自分でも手の届く幸せをみることができる作品だと思います。
・登場人物が成長していく姿を見るのが楽しかったです。太陽くんの真っ直ぐなアプローチにキュンとしました。岩井堂聖子が声で出演されていて、この作品を知りました。同じ会社で長く働くということや主人公の共感するところやそうでもない所等を考えながら自分を見つめ直せた作品かなと思ったからです。
・自分もコンビニでバイトしていたことがあったから。
・日常にありそうで親近感がわく
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第7位『オレたちバブル入行組』 (池井戸潤 著/文春文庫)
<投票者のコメント>
・ドラマを見るにあたって、本を買いました。ドラマも本も面白かった。森若さんみたいなスタンスで仕事出来たらいいなと思います
・言わずと知れた半沢直樹の原作本だから。ドラマが決まるだいぶ前に読みましたが、ハラハラしながらもスカッとする展開に心奪われました。
・ドラマ半沢直樹が大好きで原作も知りましたが、原作も申し分なく面白くて、元気をもらえる作品だと思いました。ドラマさながら、ハラハラするような展開、気持ちのいい半沢の逆襲劇が楽しいです!
・半沢直樹はドラマも原作も面白くて、読書が苦手な私でもハマり、四巻全てよんでます。上司に恵まれていない半沢直樹が見事に倍返しをしていく姿がかっこいいです
・半沢さんの生き様がかっこよくて、スッキリ爽快な物語が最高だから。
・ドラマが面白くて勇気をもらえた。渡真利のような同期が欲しい
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第8位『まほろ駅前多田便利軒』(三浦 しをん著/文藝春秋)
<投票者のコメント>
・映画がとても良かったので読みました。瑛太龍平が多田と行天そのもので続編もドラマ映画と共に楽しみました。日々を優しく強く生きて行く
・当時流行の【フリーター】と家族、そしてそれらを取り巻く様々な社会問題を盛り込んだ画期的な内容で、暗くなりがちな話を軽快に書かれていたのがとても良かった
・せいじくんの成長とお母様への想いがあたたかかった、良い作品です。
・色々考えさせられた一冊だったので
・この本がドラマ化されて より感動した
・主人公が 家族の為に頑張る成長物語 で、感動した
(書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
もっとも多くの票を集めた作品は、『これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 』 (青木 祐子 著/集英社)でした。実写化で出演されたジャニーズWESTの重岡大毅さんのファンの皆様に多く投票いただきました!2位には『フリーター、家を買う。』(有川 浩著/幻冬舎)、こちらも実写化で主演をされた嵐の二宮和也さんのファンの皆様に多く投票頂きました。3位には『空飛ぶ広報室 』(有川 浩著/幻冬舎文庫)が続きました。
どの作品も元気を貰えるお仕事小説の傑作ばかりですよね。今回ノミネートした8冊、ぜひゆっくりと読んでみてください。
皆さん投票・コメントありがとうございました!
【調査概要】
実施期間:2021年10月10日〜10月25日
調査方法:インターネット調査
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