【話題の本】「読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説」おすすめ8選
アンケートを通じて、編集部がセレクトした8冊から読んでみたい・読んで楽しかった一冊を、話題の本.comをご覧いただいている皆さんに投票して頂く、「話題の本ランキング」第5回目は「読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説」。 秋といえばスポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋、読書の秋など「○○の秋」と言われるのをよく耳にします。「読書の秋」は「秋は過ごしやすい気候でゆっくり読書ができる季節」という意味です。 読書をするに欠かせない「本」は作家や出版社など多くの人が関わってできています。 そんな、読書の秋に読みたい、出版・本がテーマの小説8冊を編集部がセレクトしました。 読者の皆さんが選んだベスト8をご覧ください。
第1位『騙し絵の牙』(塩田 武士著/角川文庫)
<投票者のコメント>
・出版社と大物作家との関係や異ジャンル(本編ではパチンコ台)とのコラボ、縮小傾向が続く出版市場など…出版界のリアルが全く知らない私でもありありと想像できておもしろかった。
・大泉さんが大好きだからです! 本の内容もあの塩田先生が沢山の取材をされて書かれたというこもあり、最後までハラハラドキドキしながら読めて、最後のまさかの展開には胸が熱くなりました!とても面白かったです!
・描写が非常にリアルで、緊迫していく空気感にどんどん引き込まれる。最後のシーンでようやく全ての歯車が合致する感覚が気持ち良いから。主人公が魅力的だから。
・あて書きと写真で惹きつつ、それによってすっかり騙されるストーリーの作りが本当に秀逸で、秋の夜長に余韻に浸るのもとても良かった。
・映画化されたが、本の方がより面白かった。出版業界のこともよくわかった。さらに主人公自身が大泉洋、そのままだった。
・映画版『騙し絵の牙』を拝見した後、改めて、この原作を拝読しました。映画が別のストーリーかと感じる位に見事に騙されました。
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第2位『プリティが多すぎる 』(大崎 梢著/文春文庫 )
<投票者のコメント>
・ドラマとしてもおもろかったが、女性の中で奮闘する男性の姿が、ありがちな、お仕事ドラマに、新鮮さを感じたので
・千葉雄大くんのドラマの大ファンで原作も読みました。主人公の考え方がどんどん変わっていく感じもいいし、モデルちゃんたちの現実も結構シビアに描かれてて読み応えがあります
・ファッションに興味があったので、業界の裏話みたいなのが面白かった
・お仕事小説がすきなので
・ドラマを観ていてストーリーがすごく好きだったので小説でも読んでみたかったので。
・仕事とはを考えさせられた。華やかなファッション誌にも編集の苦労があることを知ることができた。
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第3位『書店ガール‼』(碧野 圭著/PHP文芸文庫)
<投票者のコメント>
・POPや本の並べ方、イベントなど書店員さんが多くの仕掛けをしてくれることで本屋でのワクワク感、本との素敵な出会いがうまれるのだなと改めて感じられました。やっぱり本は書店で買いたいですね。
・人間描写が繰り出される内容の面白さはもちろんの事、芸能界史上屈指の正統派アイドルである渡辺麻友さんのテレビドラマ主演作であるから。
・表紙のデザインやタイトルのイメージでほのぼの系のお仕事小説かなと思って読んだら、女同士のドロドロな人間関係から始まり、良い意味で裏切られました!読み進めるとどんどんハマっていきます。
・読み終わったら本屋にいきたくなる
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第4位『鳩の撃退法』(佐藤 正午著/小学館文庫)
<投票者のコメント>
・今、上映中の映画『鳩の撃退法』が面白かったので
・映画化で話題になり佐藤正午さんの作品が読みたくなったから。
・何度読んでも楽しい。佐藤正午の文章が好き。
・最高の読書体験でした。
・映画を観ましたが、自分の中では腑に落ちたストーリーでしたが、自分の解釈が正しいのか不安で、本を読んで確認したいと思いました。また、映画と小説でどういう違いがあるのか気になります。
・映画が面白かったから。キャストも映像も音楽も好みで満足したので、次は文字だけで楽しみたい。
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第5位『舟を編む』 (三浦 しをん著/光文社)
<投票者のコメント>
・とにかく良かったです!!冒頭からもう、言葉の語釈に心を持っていかれました。読めば読むほど辞書が、広辞苑が、国語辞典が、大渡海が!こんなにも愛おしくなるとは!!言葉の持つ意味と深さは人類が誕生してから未来へと続く大切な宝物なのだと、神秘とロマンと時めきを感じました!本屋大賞!間違いないですね!
・あの分厚い本、辞書のできるまでを知る物語。好きです。読書の秋におすすめしたい。
・夜の雰囲気など、空気感が秋にぴったりだと思うから。
・紙の質にあんなにもこだわりがあるのかと新鮮な驚きがありました。
・幅広い世代におすすめしたいから。
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第6位『小説の神様』 (相沢 沙呼 著/講談社)
<投票者のコメント>
・小説のある意味がわかる。感動した。一生心に残る。
・小説が好きで好きでたまらない人に読んでほしいから
・小説の神様とは?小説を生み出すってことの大変さetc、興味深く読めました
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第7位『校閲ガール 』 (宮木 あや子 著/角川文庫)
<投票者のコメント>
・希望とは違う部署で、精一杯結果を出そうと仕事に向き合う悦子のひたむきさと、良い意味で自分の欲に正直な性格が好き。登場人物たちの軽妙な掛け合いと、時にはぶつかりあいながらも次第に互いを認め合っていく関係性も面白い。悦子の物おじしない言動にスカッとできて元気をもらえるから。
・悦子のパワフルさに元気を貰えるからです。
・石原さとみさんが大好きで、服がオシャレだから
・原作もドラマもおすすめで、読んでいて気持ちが明るくなります!
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第8位『小説王』(早見 和真著/小学館文庫)
<投票者のコメント>
・作家と編集者、友人同士の男たちの小説へかける熱い思いが伝わってきてわくわくする
・図書館で本を借りたり古本屋に行くのが申し訳なくなるくらい、やっぱり本は買って作者と編集者を応援したいと思える作品です
・この小説を読むとたくさん本を読みたい、本を買いたくなる。読書の秋にピッタリです
・大好きな白濱亜嵐さんが主演でドラマをやっていたので原作も読んでみたくなり読みました。小説が存在する意義や本を作り続ける意味を考えさせられます
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もっとも多くの票を集めた作品は、『騙し絵の牙』(塩田 武士著/角川文庫)でした。
2位には『プリティが多すぎる 』(大崎 梢著/文春文庫 )、3位には『書店ガール‼』(碧野 圭著/PHP文芸文庫) が続きました。こちらも実写化された千葉雄大さんや渡辺麻友さんのファンの皆さんの投票が多く見受けられました。
どの作品も秋の夜長にゆっくりと読みたい傑作ばかりですよね。今回ノミネートした8冊、ぜひ読んでみてください。
皆さん投票・コメントありがとうございました!
【調査概要】
実施期間:2021年9月10日〜9月25日
調査方法:インターネット調査
投票数:98