【話題の本】現役東大生が選ぶ『高校生のうちに読んで欲しいおすすめの本』50選!
ここからは早速、現役東大生が選ぶ『高校生のうちに読んでほしいおすすめの本』50選を紹介します。 読書家が多い東大生が厳選した「おすすめの1冊」は、高校生はもちろんのこと、ビジネスパーソンにも今後の将来のための糧として必見です。 それでは、50作品お楽しみください!
大学やその先の就職、将来像などこれからの進路を決める時期に直面する、高校生。大人への準備期間と感受性豊かな高校時代に読む本はこれからの道・人生を変えるきっかけとなる一冊になることもあるでしょう。
そこで日本のトップに君臨する東京大学の現役学生の皆さんに、「高校生のうちに読んでほしいおすすめの本」をお聞きしました。
博学のある東大生だからこその視点で選び抜かれた本はきっと今後の人生の選択において役に立つこと間違いなし。
このページでは「高校生のうちに読んでほしいおすすめの本』」50選を一挙にご紹介します。
1.『思考の整理学』(外山 滋比古著/筑摩書房)
<コメント>
・勉強の仕方、考える方法を学べる(文学部・言語文化学科/修士2年生)
・学びとは何かを考えるきっかけになるから。(理学系研究科・天文学専攻/修士2年生)
・多くの東大生命科学が読んでいるから(教養学部・理科二類/学部2年生)
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2.『博士の愛した数式』(小川 洋子 著/新潮社)
<コメント>
・数学を知らなくても面白い。数学が苦手な生徒にこそ読んでほしい。(教養学部・文科三類/学部2年生)
・忙しい高校生活の中でも心が落ち着く物語であったため。(法学部・第1類(私法)/学部4年生)
・心が温まります。数学がテーマであることから、勉強に励む高校生にも触れやすい上、感動させられる1冊です。(教養学部・理科一類/学部1年生)
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3.『 嫌われる勇気』( ダイヤモンド社)
<コメント>
・この本を読むだけで生き方が変わるから。自分の過去や環境とは関係なく真っ直ぐ生きるヒントがあるから。(教養学部・理科二類/学部1年生)
・思春期にいい(総合文化研究科・広域科学専攻生命環境科学系 身体運動科学研究室/修士1年生)
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4.『人間失格』(太宰治著/文響社)
<コメント>
・ある程度人格も形成されてこれからをどう生きるかを考える時に参考になるアイデアが詰まっているから。(理科一類/学部1年生)
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5.『銃・病原菌・鉄 』( /草思社)
<コメント>
・何故近代の覇権を西欧が握ったのか?のアンサーがあり、歴史について深く考えるきっかけになるから。(人文社会系研究科・日本文化研究専攻/修士2年生)
・世界史のターンポイントを一冊で理解できるため。(法学部・第1類(私法)/学部4年生)
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6.『7つの習慣 』(
キングベアー出版)<コメント>
・全てが参考になるわけではないが、自分が生きる上で必要だと思う部分だけでも参考にしていくべき。特に、「主体的になること」の項目は大変興味深く、役に立ったと思う。(教養学部・理科三類//学部2年生)
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7.『アンダーグラウンド 』(村上 春樹 著/講談社)
<コメント>
・日本人であれば誰もが知る地下鉄サリン事件を、関係者のインタビューによって緻密に描く本作品はこれから社会に出ていく高校生にとって重要な影響を及ぼすでしょう。(工学部・化学システム工学科/学部3年生)
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8.『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長著/朝日新聞出版)
<コメント>
・お金の蓄え方や、お金に対する基本的な考え方について学べる。将来のことについて考えられる。(教養学部・理科二類/学部1年生)
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9.『アメリカ版 新・大学生物学の教科書 』( /講談社)
<コメント>
・生物学の教科書としてレベルが高いにも関わらず、カラーの図を多用した丁寧な解説により、高校生の知識レベルでも分かりやすいように読みやすく書かれているため。(教養学部・理科二類/学部2年生)
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10.『ゲッベルスと私 』( /紀伊國屋書店)
<コメント>1・民主主義がいかに簡単に崩れるか、そして私たちがいかに政治と関わるかについて深く考えさせられる。(教養学部・文科三類/学部1年生)
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11.『ナイフ』(重松 清著/新潮社)
<コメント>
・思春期の主人公の考え方や行動は狂気的である一方で、高校生にとってはどこか共感できるところがある。高校生が自分自身を見つめ直すきっかけになる作品だと思うから。(教養学部・理科一類/学部1年生)
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12.『ホエール・トーク』( /青山出版社)
<コメント>
・疎外されてきた、それぞれ異なるバックグラウンドを持つ学生たちが、自分たちの居場所を作るストーリーに勇気づけられます。人々のもつ、根強い偏見と差別は未だ改善されず、このお話の中にも辛いエピソードはたくさん出てくるけれど、よく考えて、よく生きて、と思わざるを得ないお話です。(学際情報学部・文化・人間情報学コース/修士2年生)
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13.『夏への扉』(
/早川書房)<コメント>
・タイムスリップ系の元祖であり、傑作。半世紀以上前にかかれたものとはおもえないほど未来の記述が現在に合っていたりして興味深い。(教養学部・文科二類/学部1年生)
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14.『教養としての認知科学 』(鈴木 宏昭著/東京大学出版会)
<コメント>
・人間の推論・記憶・思考の特性が学べる。いわば自分の考え方のクセが分かる。また暗記の方法を考えるヒントにもなる。メタ認知を深めることで、効果的な記憶方法や問題を解く方法を考えられる。さらに日常的な場面や具体例が豊富で語り口もカジュアルなので読みやすい。(文学部・人文学科心理学専修課程/学部4年生)
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15.『空想科学読本 』(柳田 理科雄著/KADOKAWA/メディアファクトリー)
<コメント>
・アニメや漫画といった比較的身近な題材について、科学的に迫って行くので、科学に触れるのにもってこいの本。(教養学部・理科二類/学部1年生)
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16.『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎 著/マガジンハウス)
<コメント>
・日学校生活の中で起こる問題への子供の葛藤が描かれ、自分ならどう向き合うだろうか?と考えさせられる。。(教養学部・文科三類/学部1年生)
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17.『原体験ドリブン」(チカイケ秀夫著/光文社)
<コメント>
・あまり将来が定まっていないような人に、改めて自分とはどんな人間かを再確認させる。(工学部・システム創成学科/学部3年生)
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18.『理系という生き方: 東工大講義 生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか』(最相 葉月著 /ポプラ社)
<コメント>
・研究職という道を考えている、全ての理系学生に贈りたい本です。「選んだ夢をどのように叶えるか」ではなく、「どのように夢を選ぶか」にフォーカスを当てた書籍になります。アンテナを常に張ることと、自分の興味が動いたときには迷わず突っ込むことの重要性、そして早いうちに無理に進路を限定する必要は無いということをこの本から学びました。(教養学部・理科二類/学部2年生)
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19.『 坂の上の雲』(司馬 遼太郎 著/文藝春秋)
<コメント>
・まず、歴史の勉強になる。今の日本がどのような想いでつくられ、現在に至るのか、その一端を知ることができる。(経済学部・経済学科/学部4年生)
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20.『阪急電車』(有川 浩著/幻冬舎)
<コメント>
・ただすれ違うだけの人との出会いや偶然によって生まれる奇跡的な出来事の数々に学ぶものは多く、ほのぼの爽やかな読後感も最高だから。(教養学部・文科三類/学部2年生)
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21.『舟を編む』(三浦しおん著/光文社)
<コメント>
・普段はあまり出会うことがない辞書編集者たちのリアルな様子を知ることができるとともに、普段あまりに身近で意識を向けることが少ない「言葉」に関して新たな発見ができるから。(教養学部・理科二類/学部1年生)
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22.『人新世の資本論』(斎藤 幸平著/集英社)
<コメント>
・今の現代社会が直面している問題を端的に表してくれている。これを知ってから専門的に学びたい学問を決めてほしいと思うから。(教養学部・教養学科総合社会科学分科相関社会科学コース/学部3年生)
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23.『数学ガール』(結城 浩 著/SBクリエイティブ)
<コメント>
・数学の難解な分野に高校数学知識で切り込んで行くところが面白いし、理学部を目指したくなる。(農学部・応用生命科学課程/修士2年生)
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24.『青の数学」(/新潮社)
<コメント>
・数学に青春をかける高校生をテーマにした小説で、高校時代以外で読んでももちろん面白いが、高校生のうちでないと感じ取れない感動、面白さがあると思う。実用的なおすすめポイントとしては読んでからしばらくは数学への抵抗感が減ること!(文科三類/学部1年生)
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25.『想像ラジオ』(いとう せいこう著/河出書房新社)
<コメント>
・東日本大震災を元にした小説。今の高校生、これからの高校生は当時小学生にもなってないぐらいで、その頃のことはあまり覚えていないかもしれない。その中で、あの日多くの人々の命が失われた事実に改めて思いを馳せることができるから。(教養学部・理科二類/学部1年生)
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26.『存在の耐えられない軽さ 』)
<コメント>
・大学に入ってから友人に勧められて読んだが、なぜこの本にもっと早く出会うことができなかったのかと思い悔しかったから。小説という芸術的手法が持つ魅力に目を開かれた。(文学部・思想文化学科/学部4年生)
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27.『駈込み訴え』(太宰治著/青空文庫POD)
<コメント>
・口述筆記で書かれたとされる文章の文体が独特で面白く、また個人的に主人公の複雑な葛藤に共感できる。高校時代に初めて読んだとき、同性で憧れのどうしようもない人を心の中でこき下ろしたり、かと思えば憧憬と思慕を募らせたり、その人にアプローチする第三者に嫉妬し同時に恋慕したり、といった心の動きを克明に描いているところに自分の心理を見抜かれたように感じて動揺した。そのような感情がわかる人に読んでほしいのは勿論のこと、わからない人にも読んで、その情緒を知ってほしい。(教養学部・文科一類/学部1年生)
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28.『地頭力を鍛える』(細谷 功著/東洋経済新報社)
<コメント>
・昔から、論理的に考えるなどを意識してできていると、もっと違った成果が出せそうだから。(工学系研究科・技術経営戦略学専攻/修士2年生)
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29.『地図と地形で楽しむ 横浜歴史散歩』(都市研究会 著/洋泉社)
<コメント>
・高校生のうちは、様々な教科の勉強でかなり忙しくなると思うが、その忙しい勉強の日々の中で地元の面白いスポットや観光名所等を、新たに学んだ知識の下で再発見する機会があると息抜きにもなるし教養も増えると思ったから。本シリーズは他の都市でも出版されているので、自分の地元の本を発見して欲しい。(教養学部・文科二類/学部2年生)
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30.『僕はイエローでホワイトでちょっとブルー』(ブレイディみかこ著/新潮文庫)
<コメント>
・イギリスの小学校や子供から多様性を学べる、というコンセプトの本。賛成反対あるだろうが、良くも悪くも価値観を育めそう。(総合文化研究科・国際社会科学専攻/修士2年生)
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31.『魔の山 』( /文藝春秋)
<コメント>
・ドイツ教養小説の最高傑作であり、主人公ハンス・カストルプの精神の成長が面白いから。(都市環境学部・都市環境学科/学部1年生)
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32.『文系学部解体 』(室井 尚 著/KADOKAWA/角川書店)
<コメント>
・文系に進学すると決める際に参考になった。(文学部・人文学科/学部3年生)
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33.『生き方』(稲盛和夫 著/サンマーク出版)
<コメント>
・徳を積む重要性を認識できるから。(教養学部・理科二類/学部1年生)
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34.『枕草子』(清少納言著/KADOKAWA)
<コメント>
・古典作品を一つ読んでおくと、古典の問題を解くのがあまり苦にならなくなるため。また、古典作品の中では枕草子が一番読みやすいと思うため。(教養学部・理科二類/学部2年生)
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35.『竜馬がゆく』(司馬遼太郎著/文藝春秋)
<コメント>
・現代人にはなかなかいない、豪傑の生き方を学べる。(理科一類/学部1年生)
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36.『星の子』(今村夏子著朝日新聞出版)
<コメント>
・宗教二世の話で、知っておくべきだと思うからです。(理科一類/学部2年生)
・
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37.『国家の品格』(藤原正彦著/新潮社)
<コメント>
・日本人に誇りを与えてくれるから。(工学部・精密工学科/学部4年生)
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38.『何者』(朝井リョウ著/新潮社)
<コメント>
・SNSとの向き合い方を考えさせられるから。(農学部・環境資源科学課程/学部3年生)
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39.『紫式部日記』(紫式部著/角川学芸出版)
<コメント>
・日本を代表する長編小説であり、さまざまな登場人物のあり方や、中古の日本の「普通」など、学ぶことがたくさんある。(文学部・言語文化学科/学部3年生)
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40.『蒼き狼』(井上靖著/新潮社)
<コメント>
・世界史の授業などでは十分には理解できないモンゴルについて、楽しく学べるから。(教養学部・文科一類/学部1年生)
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41.『マクマリー有機化学』(John McMurry,著/東京化学同人)
<コメント>
・有機化学の本質が見えてくるため。(教養学部・理科一類/学部1年生)
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42.『ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで』(/早川書房)
<コメント>
・学問を追求する上での楽しみを感じられる。(教養学部・文科二類/学部2年生)
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43.『バカの壁』(養老孟司著 /新潮社)
<コメント>
・自分の視野が広がるから。(教養学部・理科三類/学部2年生)
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44.『じぶん・この不思議な存在』(鷲田清一著/講談社)
<コメント>
・大学以降の深い自己探求につながる一冊。(教育学部・総合教育科学科/学部4年生)
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45.『オルタネート』(加藤シゲアキ著/新潮社)
<コメント>
・青春の大切さを実感できる。(教養学部・文科三類/学部1年生)
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46.『エクソフォニー』(多和田葉子/岩波書店)
<コメント>
・母語の外に出ることの楽しさ、言葉について考えるきっかけを与えてくれる。(文学部・言語文化学科/学部3年生)
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47.『ファウンデーション ―銀河帝国興亡史』(アイザック・アシモフ著/早川書房)
<コメント>
・サイエンス・フィクションの金字塔が多く、現代の同ジャンルの作品に多く振らる前にぜひ読んで欲しい。(学部2年生/学部2年生)
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48.『資本論』(Marx, Karl著/筑摩書房)
<コメント>
・現代社会構造を嘘偽りなく考える。(文学部・行動文化学科/修士1年生)
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49.『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(/日経BP)
<コメント>
・進路選択に大きく関わると思う。(教養学部・文科三類/学部2年生)
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50.『バカとテストと召喚獣』(井上堅二著/KADOKAWA)
<コメント>
・学力によってレベルだけでなく、学習環境(一番下のクラスだと床がござ笑)も大きく分かれる学校で、ドべクラスのおバカ高校生がトップクラスの同級生と勉強バトルする(テストの点数に応じて能力が決まるアバターで対戦)という、勉強とゲームを融合したユニークな作品で、ゲーム感覚で勉強するという面白さやキュンとするラブコメディが魅力的な作品なのでこれを選びました。(法学部・第1類(私法)/学部4年生)