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【著者インタビュー】家庭は学びの宝庫~小学校受験のすべては家庭にあり~『目指せ!名門校合格 親子で楽しむ小学校受験』に込めた思いとは
現在の日本では、共働き世帯が増加し、少子化により1人あたりの子どもにかける教育費が増えていることから、子どもへの教育熱が高まっています。そのような中で小学校受験にチャレンジしようとする家庭も年々増加しており、その関心は高まる一方です。 『目指せ!名門校合格 親子で楽しむ小学校受験』の著書である、高木宏子氏は、長年の小学校受験の指導経験を活かし、小学校受験家庭教師サービスを行う「青山家庭教育サービスほしの会」の代表を務めています。 本インタビューでは高木氏が本書に込めた思いや小学校受験において大切なこと、髙木氏が経営する「青山家庭教育サービスほしの会」での小学校受験のサポート内容などについてお聞きしました。
家庭は学びの宝庫。家族の過ごし方が問われる小学校受験
――書籍のタイトル『親子で楽しむ小学校受験』とはどういう意味でしょうか?
お受験は大変で、厳しいというイメージを持っている方も多くいらっしゃると思います。小さなお子さんに勉強をさせるわけですから、そう思われるのも無理はありません。しかし、中学受験や大学受験のように詰め込んで勉強させるものではなく、家族との関わりなしでは「合格」は難しいのが小学校受験の現実です。
私立小学校が求めているのは、生きた体験を豊富に持ち、遊びの中から多くを学んできた子です。具体的には、身の回りのことは自分でできる、兄弟姉妹やお友達とたくさん遊び、社会性、協調性が身に付いている、他者を思いやることができる子どもです。
小学校受験のすべての題材は、家庭にあるといっても過言ではありません。ご両親がお子さんとどのように関わり育ててきたのか、日常生活をどのように過ごしてきたのか。家族で屋外に出かけ自然の中で様々な体験をしてきたか。家庭内ではお手伝いや親との遊びの中でたくさんのことを学んできたかが試される場だといってもよいでしょう。
そういった意味で「親子で楽しむ」ことが小学校受験の要になると考え、書籍のタイトルとしました。
――改めて著書刊行のきっかけをお聞かせください。
小学校受験に長年関わってきた中で、誰の目にも素晴らしいと思えるお子さんに出会った経験がありますが、いずれも家庭の中で多くの学びを得ていました。遊びやお手伝いに加えて、家族で様々な体験をされることで、受験に必要な知識や行動を自然に身に付けていたのです。
そうしたお子さんたちは、いざ受験準備に入っても、すべての事柄に興味を持ちどんどん吸収していきます。途中の課題にも親子で乗り越え、最後まで親子関係が崩れることなく、合格までの道のりを楽しんで進んでいかれていました。
本書では、ご両親に向けて、日々の生活の中でどんなことをしたらよいのかを詳細にお伝えするとともに、試験当日までに実際起きたエピソードも紹介しています。これから小学校受験をしようと考えているご両親の参考になればと考え、刊行の運びとなりました。
特色のある教育や同じ価値観を持つ家庭が集まる魅力を求め、増加する小学校受験
――志望校選びのポイントを教えてください
昨年はコロナ禍での試験でしたが、志願者が例年より増えている学校が多く激戦でした。サンデーショックの影響もあったと思いますが、お子さんの将来を考え、良い環境で学ばせたいと考えるご両親が増加しているのかもしれません。
そのような中で、魅力的な特色のある教育で人気を得ている学校が近年よく見られます。教育環境が整っているのはもちろん、人気大学の系属校となる小学校も出てきています。
先生方の熱心さ、同じ価値観をもつ家庭が集まっている安心感はご両親にとって重要なポイントになると思います。大学付属校であれば受験にとらわれずにのびのびと学べる点や、スポーツ、芸術などに思い切り打ち込むことができる点がポイントになるかと思います。
説明会に足を運んで校風や教育方針を確認し、登下校中の小学生の姿から、学校の雰囲気を実際に目にして志望校を決定している方が多いようです。
――近年働くお母さんのために「アフタースクール」が充実しているようですね。
ここ数年、小学校受験を考えるご家庭でも、働くお母さまが増えてきています。保育園に通わせ、時間を有効利用しながら頑張っていらっしゃいます。同時に、私立の小学校でも働く母親たちを応援する充実したアフタースクールを導入する学校が増えてきています。
安心した環境で、授業後もお子さんのために尽力してくれる小学校の体制は、現代のご家庭を支える重要な要素の一つになっているようです。
小学校受験の土台となるのはご両親の深い愛情
――小学校受験において、親は何を大切にすべきでしょうか。
お子さんが誰よりも好きなのはご両親です。ご両親の愛情があるからこそ、お子さんは安心して頑張ることができ、生き生きと日々を過ごすことができます。「愛されている」とお子さんが感じられる「環境=土台」を築いておくことが重要です。
具体的には、お子さんが勉強が出来なかったり、何かが上手くできなくても叱ったりしないこと。そのままのお子さんを受け入れ「大好き」という気持ちを言葉で伝えてほしいのです。
受験準備をスタートさせてからも、できないことが出てきたときには親の責任として受け止め、今日からまた頑張る気持ちをご両親が持つことです。苦手な領域や、できない問題が表出したとき、冷静になってみるとご両親にも思い当たるところがあると思います。理科的常識がわからなければ、自然との触れ合いが足りなかった。四方観察が苦手であれば、積み木やブロックで一緒に遊んでこなかったなど、ご両親は反省してその分の経験を積んであげることです。
――お教室に通わせるだけで、合格を勝ち取ることは可能でしょうか。
「お教室に通わせていれば合格できる」ほど、小学校受験は甘くありません。もちろんお教室に通うこと自体は、必要と私は考えています。
集団授業のスピード感と緊張感を体験できますし、本番の試験のための練習にもなります。ただし一斉授業ですから、理解できずについていけないお子さんがいても、決められたカリキュラムを時間内に終わらせなくてはなりません。
そこで、家庭での復習が非常に重要になるのですが、ご両親はつい熱くなってしまい、お子さんを叱ってしまったり、親子げんかに発展したり、時にはお子さんのやる気を喪失させてしまう場合もあります。
本書では、そんなときの対応も事細かに解説していますが、両親だけではどうしても上手くいかないときには、私たち家庭教師に頼ってもらうのもひとつです。第三者の目線で、冷静に対処できますし、お子さんがなぜわからないのか、どこでつまずいているのかを見極めるプロの目も持っています。
経験豊富な講師陣による一人ひとりに合わせたカリキュラムと家庭へのサポート体制
――「青山家庭教育サービスほしの会」の講師陣についてお聞かせください。
小学校受験を本気で応援したいという熱意ある、指導力のある講師がそろっています。自身のお子さんの受験を経験したり、今までの受験指導の経験を生かして、今度は人のために役立ちたいという思いで、指導にあたっている講師たちです。
ほしの会は1対1の個人指導ですので、決められた一律のカリキュラムを提供するのではなく、そのお子さんに合わせたカリキュラムを各講師が考え、不得意分野を克服したいなどご家庭のご希望に沿った指導を行っています。指導の結果、毎年実績を上げています。
――生徒の皆さんにはどのような指導をされているのでしょうか。
特に具体物での学習を大切にしています。四方観察を例にとると、ペーパーでは積み木などが四方から見たらどのように見えるのか答えを選ばせますが、理解するには実際に具体物を置いて、四方から見るとどんなに見えるか実体験を通して学びを深めています。
小学校受験でよく出題される推理思考力(図形、立体図形、回転、理科的常識、積み木、パズル、ブロックなど)や、言語能力、数の概念などを身に付けるために、それぞれのお子さんに合わせた指導により、楽しんで力がつくように工夫しています。
個別テストの学校の対策では、具体物を使った問題作成も行っています。お子さんに合わせた具体物を使って本番の試験のように練習を重ねていきます。繰り返しの経験によって、本番の試験には自信を持って臨むことができます。試験終了後には、お子さんたちから「よくできた」と笑顔の報告を受けています。
――学習以外の面でも、相談することはできますか?
学習だけでなく、日常生活の注意点、願書や面接の指導とアドバイス、試験本番までの過ごし方、本番の試験ではどのようなことに気をつけたらよいのかなど、豊富な経験から多角的なアドバイスをさせていただきます。
願書作成においては、ご両親へのヒアリングを重ねていくと、その中から子育てで大切にされていることやエピソードが見えてきます。そこから、そのご家庭ならではの「世界にひとつだけの願書」を作成するお手伝いも行っています。普段からご家庭とのコミュニケーションを大切にしている私たち家庭教師の役割の一つと考えています。
これまで、志望校合格を目指して頑張っているご両親とお子さんをたくさん見てきました。その経験からこれから受験するご両親に少しでも役に立つことをお伝えできるように、ご両親とのお話の時間を大切にしています。1対1でお話できる家庭教師は、些細な困り事も気軽に相談できるので、ご両親も安心していただけるようです。楽しく学び、もっとやりたいという意欲を引き出し、小学校入学以降も生き生きと学習していけるお子さんを育てていこうという思いで日々取り組んでいます。
小学校受験の経験は、すべてが子どもの力となり、将来の糧となる
――小学校受験に興味がある方やこれから目指そうとしている方へメッセージをお願いします
お子さんが安心して通い、学べる学校を考えるのは親の役目です。お子さんの将来を視野に入れて、ご両親の考えにあう学校へ通わせることは、親からの最高のプレゼントになるはずです。
ただし、小学校受験は親の受験という点は忘れないでください。試験ではどれだけ手塩にかけて子どもを育ててきたかが問われます。前途有望でたくさんの可能性を持った我が子の力を信じて、一緒に歩んであげてください。そして、お子さんが本来持っている「学びたい」とい欲求を上手に伸ばして、伸びしろのあるお子さんに育ててほしいと思います。
親子で頑張った小学校受験には、無駄になることはひとつもありません。すべてがお子さんの力となり、これからの活躍の糧になっていきます。お子さんと過ごす試験までの間が、価値ある、楽しかったといえる時となるよう祈っています。
私たち小学校受験の家庭教師も全力でサポートしていきます。書籍に著した「家庭で行ってほしいメソッド」はもちろん、小学校受験を親子で乗り切るためのノウハウをたくさん持っています。小学校受験の準備で迷われた際には、遠慮せずご相談ください。