[PR]
【大野りりあなさんインタビュー】7さいのわたしにだって、少しでも世界を変えることができるはず
ママに「自由」の絵をかいてプレゼントする女の子が主人公の絵本『ここにあったよ 自由と幸せ』の著者である大野りりあなさんに、絵本づくりのたのしさや、読者へ伝えたいことを聞きました。
――りりあなさん、自己紹介をお願いします。
大野りりあな、小学校1年生の7歳です。得意なことは手話です。今、リモートで週3回習っています。
趣味は、読書、歌うこと、詩を書くことです。家族は、お父さんとお母さんと6年生のお兄ちゃんです。
――好きな本を教えてください。
『窓ぎわのトットちゃん』と『マララのまほうのえんぴつ』です。
トットちゃんは、私と同い年ぐらいの女の子で、新しい学校で勇気を出してどんどん成長していくお話です。戦争の話も入っていたから、戦争のこともわかりました。
――『マララのまほうのえんぴつ』はどんな話ですか。
まほうのえんぴつは、テレビアニメに出てくる、かいたものが本物になるえんぴつです。
子どものころマララはそれがほしくて、いつも神様にお願いしていました。
大きくなって学校で勉強していると、武器を持った男たちがやってきて、街をこわしたり、女の子は学校に行ってはいけないとめいれいしたりしました。
マララは、インターネットにそのことを書いて、世界の人たちに、起きていることを伝えました。インタビューもうけました。
マララは、まほうのえんぴつがなくても、自分で声をあげれば世の中は変えられることをしりました。
――マララは、実在の女性で、史上最年少でノーベル平和賞を受賞しました。
はい。私は、この本を、何度も何度も読みました。この本の最後に「ひとりの こども、ひとりの せんせい/いっさつの ほん、いっぽんの ペン、それで せかいを かえることは できるのです。」と書いてあります。
―りりあなさんが、とても影響を受けた本ですね。
―話は変わりますが、りりあなさんがこれまでに楽しかったこと、うれしかったことを教えてください。
私は芸能活動をしているので、オーディションにうかるとすごくうれしいです。それから、絵本『ここにあったよ 自由と幸せ』ができて、いろいろな人に読んでもらえることもすごくうれしいです。それから、今、タピオカにハマっているのですが、お兄ちゃんとタピオカやさんに行ったのもすごく楽しかったです。いちごミルクとかブルーハワイとかいろいろな味があるので、もっと研究したいです。
▲「将来、女優になりたい」を手話で表現するりりあなさん
―絵本『ここにあったよ 自由と幸せ』の主人公は、りりあなさんですね。あらすじを教えてください。
絵本の主人公のりりあなが、学校から帰ると、ママが泣いています。「ママの国の女の人が、スカーフから髪の毛がでていただけで、命をおとしてしまった」からです。ママは、ママの国には自由がないから悲しんでいます。それで、りりあなは、ママを元気にするために「自由」の絵を描くことにしました。りりあなは、お絵描きが大好きなんです。
―どのページにも素敵なちょうちょうがたくさん出てきますね。
絵は、私が描いた絵をもとに、ママの友だちが描いてくれました。私がちょうちょうが好きだから、たくさん出してくださいってお願いしたのです。
―ページをめくると自由な学校、オシャレで自由な女の子たち、自由にスポーツを楽しむ男の子たち、インターネットの自由な世界、自由な音楽活動やペットと自由に暮らす世界がくりひろげられます。いちばん好きなシーンはどれですか?
最後のページです。自由ですてきな地球の絵があって。文章もここが一番すきです。
「7さいのわたしにだって、
少しでも世界を変えることができるはず。
わたしは、これからも書き続けます」
―りりあなさんの決意がこめられていますね。
―これからやってみたいことは何ですか?
やってみたいことは3つあります。
1つめは、この絵本を世界中の国の言葉に翻訳して、世界中の子どもと大人に読んでもらうことです。
―最初は何語がいいですか?
お母さんに教えてもらっている英語がいいです。英語だといろんな国の人が読めるから、いろんな人に読んでもらえると思います。
―2つめにやりたいことは?
今、SDGsにもはまっているのですが、もっともっと学びたいです。家でできることでは、電気をちゃんと消したり、水道をだしっぱなしにしないようにしたりしています。それから、もう食べない野菜でつくったクレヨンを使ったりしています。
―そして3つめは?
パパとママが許してくれたら、もう一冊絵本をかきたいです。
―どんな内容ですか?
内容は決まっているけど、でもまだ秘密です。
―楽しみにしています。