【2023最新】「中学生におすすめの本」50選【読書好き100人厳選】
中学生の皆さん、本を読んでますか?もっと本を読みたい人も、読まなきゃいけない人も、読書感想文が書ける本を探している人も、せっかく読むなら心に染みるものがいいですよね。そこで、読書家のみなさんに「中学生におすすめの本」を伺いました。今の10代にぜひ読んでほしい、学生のうちに読んで気づきを得てほしい、もっと早くこの本と出会いたかったなど、コメントと共に紹介しています。今、中学生の皆さんもかつて中学生だった皆さんも、ぜひ手に取って読んでみて下さい。
1.『カラフル』( 森絵都 (著) / 文藝春秋 )
<コメント>
・とても考えさせられる内容で、読みやすくて読んだ後に爽快感があるから。(男性・30代)
・これからの将来についてみちしるべが乗ってる(人生生きてみないと、経験しないとわからないことがたくさんある)。(女性・20代)
・主人公が中学生であり学校のことだったり家庭のことなどで共感できる所があると思うからです。(男性・30代)
・あまり読者に対して気が進まない方でもスラスラと読める作品ではないかと思います。悩みや何か苦しいことがあった時、一度この本を読んでみてほしいです。(女性・20代)
・思春期の子供が読んだら感性が磨かれると思うからです。(男性・20代)
・10代で息詰まったら読んで欲しいからです。(男性・40代)
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2.『嫌われる勇気』( 岸見一郎 , 古賀史健 (著) / ダイヤモンド社 )
<コメント>
・この本は人生の生き方、感じ方を別視点で捉えることができ、悩まなくていいことと考えるべきことが見えてくると思います。私自身この本を呼んで気持ちが楽になった部分もとてもありますので、特に悩みやすい思春期に直面している学生さんにおすすめです。(女性・20代)
・好かれたいと思うことの方が多いと思うので、そうではないことを知って欲しい。(女性・30代)
・多感な時期で周りとの人間関係に悩んで翻弄されることが多いので、アドラー心理学を少しでも理解していると視野が広がると思うから。(男性・40代)
・アドラー心理学を学び自己啓発出来る為。(男性・30代)
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3.『7つの習慣』( スティーブン・R.コヴィー (著) / キングベアー出版 )
<コメント>
・人との付き合い方やビジネスで必要なことが学べるから。(男性・50代)
・自信が付くからになります。(男性・30代)
・自立について書いてあるのでそこを読んでもらいたいから。(女性・20代)
・人生がよりよくなる習慣の身に付け方がわかります。ありのままの自分自身を大切にできるようになると感じたから。(女性・40代)
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4.『夢をかなえるゾウ』( 水野敬也 (著) / 文響社 )
<コメント>
・自分の子供を含めて、最近、夢は?と聞かれても全く答えられない子供が多いような気がするので、夢とはどんなもので、どう持ち始めれば良いのか、どう育てていけばよいのかなど、ちょっと考えてみるきっかけになるのではないかと思うからです。(女性・50代)
・やはり靴に感謝し磨くとかそういう当たり前の事なんですがやってこなかった自分がいるので中学生あたりから頭に入れておくのは良いと思う。(男性・40代)
・変わりたいけど変われない、未来に期待するだけではダメということを教えてくれます。変わるための行動・決断、それらを習慣にする。周りの人の幸せを考え、小さなことをコツコツ積み重ねていく大事さを教えてくれます。(男性・40代)
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5.『バビロン大富豪の教え』( ジョージ・S・クレイソン (著) / 文響社 )
<コメント>
・お金の本質、自分は何をすればいいのかが明確になる。この一冊でお金のこと主にマインド面を簡単に学べるのでおすすめです。(男性・20代)
・「収入の1割を貯める(投資する)」「勤労の大切さ」など、人生を生き抜くうえにおいて絶対に必要なことを教えてくれる。借金に苦しんだり、安易に浪費したりする人生を送らないよう、自分がどう生きていったらいいか、自分の人生を意義あるものにするにはどうしたらいいか、考えることができる本だと思う。(女性・40代)
・とても読みやすく中学生でも大丈夫です。(男性・40代)
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6.『こころ』( 夏目漱石 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・名作と呼ばれるものは一度は読んでおくべき。恋のことなどが出てくるので大人への心理的成長が促されると思う。(男性・40代)
・生きていく上で必要な大事なことや深い人生観が学べるのでおすすめです。(男性・30代)
・人間の深層心理を巧みに言葉で表現をしていて、他者の気持ち・考えていることを理解することの大切さを学べるからです。(女性・30代)
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7.『人間失格』( 太宰治 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・自意識でこんがらがっている世代に皆同じだと知ってほしいから。(女性・50代)
・わからないなりに近現代文学に触れる経験と大人になって読み返し理解が深まったら良いと思うから。(女性・30代)
・人間であるということの真理を知ることで、人間としてどう生きるべきか、もっと自分を理解できるから。(男性・20代)
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8.『なぜ僕らは働くのか』( 佳奈 (著) / 学研プラス )
<コメント>
・まだ視野が狭くて、身近な職業しかしらない、何のために働くのかわからない時期なので、視野を広げるためにもわかりやすいから。(女性・30代)
・小学生の時に比べ大人への不信感や将来への不安、様々な問題に直面すると思います。これからの進学や就職へ向けて、自分の目的をしっかりと持ってほしいので、この本が参考になると思いました。(女性・40代)
・なぜ勉強しているのか、しっかり考えて学ぶことができるようになるから。(女性・40代)
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9.『本当の自由を手に入れる お金の大学』( 両@リベ大学長 (著) / 朝日新聞出版 )
<コメント>
・学校の授業では教えてくれないお金の基本的な事が書いてあるから。将来の為にとても必要な事だから。私も、もっと早く知っておけば将来変わっていたかもしれない。(女性・30代)
・お金に対しての概念がかわると思う。もっと小さい時に出会いたかった。(女性・30代)
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10.『ハリー・ポッターと賢者の石』( J.K.ローリング (著) / 静山社 )
<コメント>
・小説が好きだったので、有名なものを読んでいたので、ハリーポッターが好きでした。 物語にとても引き込まれて図書館で常に借りて読んでいました。(女性・30代)
・私が中学生の時に読みました。それまで読書とは無縁、なんなら活字嫌いでしたが読破して自信がつき、国語(現代文)が好きになりました。(女性・30代)
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11.『アルジャーノンに花束を』( ダニエル・キイス (著) / 早川書房 )
<コメント>
・知的障害者への理解や、科学への興味、愛について学べるから。(女性・40代)
・自分が初めて読書で衝撃を受けた本だからです。(女性・50代)
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12.『告白』( 湊かなえ (著) / 双葉社 )
<コメント>
・いろんな登場人物の視点から物語を読み進めることが出来るのがとてもワクワクして物語の世界に惹き込まれるからです。(女性・20代)
・展開か面白くて最後まで読み応えがあった。登場人物たちの個性もよく描かれていて良かった。(女性・40代)
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13.『西の魔女が死んだ』( 梨木香歩 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・不登校という問題を抱えた少女まいの物語なので思春期の中学生には身近に感じられるし、ひと月あまり一緒に暮らした魔女のおばあちゃんとの会話を読んでいくと人生に大切なことを教えてくれるし、この作品は映画化もされているので読書のハードルが高くないのでお勧めです。(女性・20代)
・美しさの中にも、生きていくうえで大切なことを伝えようとする魔女。会話の中から学ぶべきことが多いです。人生訓にもなる言葉が詰まっています。(女性・30代)
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14.『ぼくらの七日間戦争』( 宗田理 (著) / KADOKAWA )
<コメント>
・登場人物と同じ目線で、自分も仲間になったようなわくわく感が味わえるため。(女性・30代)
・子供が大人に戦争しかける!日頃の子供達の気持ちを代弁しているのでは…。大人も、子供の目線で日頃どんな事を考え、思いがあるのか、どちらの視点で見ても楽しい本である。(女性・40代)
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15.『三国志』( 吉川英治 (著) / 講談社 )
<コメント>
・歴史の勉強になるし、今の時代に活かせる部分もたくさんあるからです。(男性・20代)
・三国志は漫画でもよいので読んでおいた方がいいです。個性的なキャラクターが多く、それぞれの立場や考え方を学ぶことができます。(女性・50代)
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16.『14歳の君へ』( 池田晶子 (著) / 毎日新聞出版 )
<コメント>
・哲学書の意味合いも強いですが、友人との関わりや自己主張の出し方など、思春期にぶつかりそうな出来事を理論立てて話してくれるのでプラスに受け取ることができます。(女性・30代)
・大人が読んでも勉強になる内容で、生き方や考えることの大切さを教えてくれる良書だと思います。(女性・40代)
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17.『車輪の下』( ヘルマンヘッセ (著) / 新潮社 )
<コメント>
・少年の揺れ動く心がとても繊細で感動するから。(女性・40代)
・自分が勉強をする意味や今後の将来について、考えるきっかけになると思うから。(女性・30代)
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18.『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 』( ブレイディみかこ (著) / 新潮社 )
<コメント>
・自分のアイデンティティーは何か考えるきっかけになるのと、他人のアイデンティティーを理解しようと、その人の背景まで考えを巡らせるきっかけになると考えるため。(女性・30代)
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19.『火花』( 又吉直樹 (著) / 文藝春秋 )
<コメント>
・どんなに技術を磨いても、才能があっても、こういう表現の世界にいる人は、運やタイミングを味方に付けなければならないと気づかされたから。(男性・30代)
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20.『チーズはどこへ消えた?』( スペンサー・ジョンソン (著) / 扶桑社 )
<コメント>
・ネズミとチーズの話です。いつもあったチーズは少しずつ無くなっていってしまう。そのままそのことに気づかなかったり、気づいても同じ場所に居続けたりと、変化し続けるチーズに気づきどうするかを考えることは大切だと思います。(女性・30代)
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21.『同志少女よ、敵を撃て』( 逢坂冬馬 (著) / 早川書房 )
<コメント>
・普通に暮らしているところに、戦争が起きたら、どのような状態になるのか、敵を撃つというのは、どういう事なのか、本当に気持ちに沿うことなのか、とても考えさせられました。戦争とは何か、リアルに感じられる作品です。(女性・50代)
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22.『メンタル強め美女白川さん』( 獅子 (著) / KADOKAWA )
<コメント>
・女子が世の中を上手く渡り抜くコツがわかり思春期から役立つ。(女性・30代)
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23.『陸王』( 池井戸潤 (著) / 集英社 )
<コメント>
・中学生たちが普段の生活の中で履いているであろうシューズ、その中でもランニングシューズを老舗のたびメーカーが悪戦苦闘しながら作る話で、自分の身近にあるものを数々の困難に立ち向かいながら大人たちが作り上げ、大手のメーカーと立ち向かう姿は勇気をもらえるしとても読後スカッとするのでお勧めしたい。(女性・40代)
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24.『ナミヤ雑貨店の奇蹟』( 東野圭吾 (著) / KADOKAWA )
<コメント>
・これは少年が大人になっていく物語を描いた物であり誰かが何がしてくれるのではなく自分が何かするのであるのをわかりやすく教えてくれる本だから。(男性・20代)
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25.『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』( 岩崎夏海 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・中学生にも身近な高校野球のマネージャーという立場なのに、書いてある内容は大人でも使える知識だからです。(女性・30代)
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26.『バカの壁』( 養老孟司 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・インターネットでなんでも簡単に情報を得ることができる世の中であるため、その中からきちんと情報を知識を探し出し、自分の力で色々思考できるようにすべきなのか、考えることについてのヒントをもらえるからです。(女性・40代)
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27.『20代で得た知見』( F (著) / KADOKAWA )
<コメント>
・とても内容が濃いものですが、複雑ではなく、誰が読んでもわかりやすい内容だと思います。なのでこどものうちから知っていたら役に立つ内容も盛りだくさんなので、是非おすすめします。視野が広がり、多角的なものの見方ができるようになります。(女性・20代)
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28.『風が強く吹いている』( 三浦しをん (著) / 新潮社 )
<コメント>
・あつい駅伝の物語で、一気に読む事ができる小説です。読んだら走りたくなります!(男性・40代)
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29.『また、同じ夢を見ていた』( 住野よる (著) / 双葉社 )
<コメント>
・君の膵臓を食べたいの作者である。やり直したいことがある、今がうまくいかない人に贈る物語。 切なさを感じさせる薄色の世界観、登場人物たちの不思議な関係性など、読んでいてどんどん物語に引き込まれて行く感じがした為。 いい意味・悪い意味でも、自分は周りの人と違うと感じる人にぜひ読んでほしい作品でした。 起承転結もわかりやすかった。(女性・30代)
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30.『星の王子さま』( サン=テグジュペリ (著) / 文藝春秋 )
<コメント>
・生きていくうえで大事なものとは何かを学べるから。中学生ぐらいだと、なかなか意味が分かりづらいと思うけれど、それを考えて解釈することで考える力が身につくと思うから。(女性・20代)
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31.『世界から猫が消えたなら』( 川村元気 (著) / 小学館 )
<コメント>
・死を意識すること、生きる意味について考えさせてくれる作品です。難しい話ではないので、中学生でも読みやすい作品だと思います。(女性・40代)
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32.『精霊の守り人』( 上橋菜穂子 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・少し難しめの感じや言い回しが多く、国語力が鍛えられる。また、非日常に触れ、自分の中で世界観が変わった作品でもある。(女性・20代)
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33.『無人島に生きる十六人』( 須川邦彦 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・何でも手に入り、便利になった世の中だからこそ、何もない世界で生きることを一度でも考えることは良いことです。(男性・60代)
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34.『怪人二十面相』( 江戸川乱歩 (著) / ポプラ社 )
<コメント>
・少年探偵団のシリーズものなので読み進めやすいです。文字からの想像力をこれでつちかったところがあると思います。文字から空間を創造する。人間関係を想像する。大切だと思います。(女性・40代)
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35.『残像に口紅を』( 筒井康隆 (著) / 中央公論新社 )
<コメント>
・この小説は段々と使える文字が少なくなっていきこの小説を読むことで言葉の大切さが分かります。(女性・10代)
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36.『竜馬がゆく』( 司馬遼太郎 (著) / 文藝春秋 )
<コメント>
・幕末の激動のなか、自身の信念を貫いた坂本竜馬の生き様を知って、自分の使命について考えて欲しい。(男性・50代)
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37.『ブッダ』( 手塚治虫 (著) / 手塚プロダクション )
<コメント>
・年齢を重ねて何度も読み返してほしい本。本でなく漫画だが、人間の醜い部分、素晴らしい部分を感じることができるから。(女性・40代)
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38.『秒速5センチメートル』( 新海誠 (著) / KADOKAWA )
<コメント>
・読むと本の名前の意味がわかるのですが、そこでなるほどな、と思いながら読めた時に本が苦手だった私でもすらすら読み進められた本だったからです。(女性・20代)
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39.『窓ぎわのトットちゃん』( 黒柳徹子 (著) / 講談社 )
<コメント>
・小学生か中学生の時に誰かに勧められて読んだのですが、子供でもしっかり読みきれる本だと思います。授業でも読書の時間に読んだ記憶があります。その時は黒柳さんの本だとは知らずにいました。(女性・40代)
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40.『あと少し、もう少し』( 瀬尾まいこ (著) / 新潮社 )
<コメント>
・中学生が駅伝に取り組む小説です。一生懸命取り組むとか友情とか、中学生の時にぜひ読んでほしいと思う内容がたくさん詰まっています。(女性・40代)
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41.『きよしこ』( 重松清 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・1人の吃音の少年の小学生~高校卒業までの成長が描かれていて、 その中で「吃音」に関する様々な悩みにとどまらず「転校」「友人からのいじり」など、 子ども時代に多くの子が直面するであろう問題についても描かれているため この作品を通して様々なことを考えて成長するきっかけになると感じるから。(女性・40代)
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42.『新 13歳のハローワーク』( 村上龍 (著) / 幻冬舎 )
<コメント>
・いろいろな職業を知ることができるし、職業を知ることで調べることができる。中学生なら選択肢は無限大にあって、なりたい職業によって、例えば高校では理系を選択しなければいけないとか、道筋が見えてくる。自分の将来を形作る第一歩になる本だと思う。(女性・30代)
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43.『マカン・マラン』( 古内一絵 (著) / 中央公論新社 )
<コメント>
・今まで読んだ本の中で、わかりやすく人の人生は偏見や、差別的な感情で動いているのがわかる内容だと思います。若い時からそうではないという事を知るきっかけになればと思いました。(女性・40代)
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44.『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』( 喜多川泰 (著) / サンマーク出版 )
<コメント>
・中学生が今後の人生を生きていくうえで参考になる多くの教訓を得ることができると思うから。(男性・50代)
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45.『20代の生き方で人生は9割決まる!』( 金川顕教 (著) / かんき出版 )
<コメント>
・私は19歳でこの本を読み20代にこれをしておけばいいのかといま自分にない発想がたくさん得ることができました。まだ早いと思われるかもしれませんが早いうちから読んでおいて損はないと思います。(男性・20代)
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46.『塩狩峠』( 三浦綾子 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・生きるとはなにか、正義とはなにかを考えさせられました。今なぜ自分は生きているのかと疑問に感じたときに読んでもらいたい一冊です。(女性・30代)
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47.『光の帝国』( 恩田陸 (著) / 集英社 )
<コメント>
・読みやすい文章と引き込まれる世界観で中学生にも読みやすい小説です。不思議な力を持つ常野という村の人たちを題材にしていますが、人間それぞれの持ち得る個性や性格で世界の見方がどのように変わるのかを考えさせられる良い作品だと思います。(女性・20代)
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48.『強運の持ち主』( 瀬尾まいこ (著) / 文藝春秋 )
<コメント>
・占い師さんとお客さんとの物語集。『ニベア』という作品に出てくるお客さんは少年。「お父さんかお母さんどっちを選ぶべきか」一見、悲しい離婚の相談かと感じる。だが、親の優しさの詰まった行動がそのような相談をさせるのだと気づいたとき、読者も優しい気持ちになれる。くすっと笑顔になりつつ親の子に対する愛情深さにも触れられる作品。(女性・30代)
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49.『13歳からの経営の教科書』( 岩尾俊兵 (著) / KADOKAWA )
<コメント>
・(私の場合特殊な部類に入ってしまうだろうが)とにかく何事にも関心を持てなかったことに加え、親がサラリーマンだったことだけで私も事務員で働きそうだと他の友達より将来のことをきちんと考えられてこなかったから。政治と同様、経営やビジネス書なんてどこか頭の良い若者か大人になってから学ぶべき人が読むものと他人事としか思っていなかったので、数々の選択肢があったであろう大事な時期にこういった情報を少しは仕入れられていれば何か変われていたかもしれないと思うから。(女性・40代)
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50.『ロシア語だけの青春 ミールに通った日々』( 黒田龍之助 (著) / 現代書館 )
<コメント>
・ロシア語の教師としても活躍する著者が、幼いころに買ってもらったキリル文字の絵本をきっかけに、ロシア語の習得にあこがれ青春時代をひたすらそこに注いだ日々の記録です。 現在、ロシアはウクライナへの侵攻をきっかけに様々な国と対立しています。 学生当時の黒田さんは政治的なことはよく知らぬまま、ただ文字がかっこいい、音が面白いというだけの理由でロシア人と話がしてみたいと考えました。 「国」という実体のないものを表面的なことだけで判断せず、文字や言葉を通してロシア文化の面白さに興味を持ったのです。 この本を読んでいると、ひたむきに努力することの楽しさや、何かを好きになるのに理由はいらないとつくづく感じます。この本の中の黒田さんと同じ年ごろの学生さんにぜひ読んでもらいたいです。(女性・30代)