2022年下半期『芥川賞・直木賞』受賞予想!
第168回「芥川賞・直木賞」(2022年下半期)の候補作が発表されました。受賞作の発表は、2023年1月19日(木)に行われます。 そこで、今回ノミネートされた候補作からどの作品が受賞するか、読書好きのみなさんにお聞きしました。結果をランキング形式とおすすめ理由も合わせてご紹介いたします。 皆さんの予想はいかがでしょうか?まだ読まれていない本があれば、これを機に読んでみてくださいね。
まず芥川賞の受賞予想ランキング&おすすめコメントを見ていきましょう!
第1位『荒地の家族』(佐藤厚志著)
あの災厄から十年余り、男はその地を彷徨いつづけた。
元の生活に戻りたいと人が言う時の「元」とはいつの時点か――。40歳の植木職人・坂井祐治は、災厄の二年後に妻を病気で喪い、仕事道具もさらわれ苦しい日々を過ごす。地元の友人も、くすぶった境遇には変わりない。誰もが何かを失い、元の生活には決して戻らない。仙台在住の書店員作家が描く、被災地に生きる人々の止むことのない渇きと痛み。
<おすすめコメント>
・震災から10年以上経ち、被災地で体験したことを、その後の 心情を綴った本だからです。(女性・30代)
・作者の佐藤さんは仙台出身で、同郷ということもあるし、自分も震災を経験していて、心にある喪失感に共感できた。(男性・50代)
・日常で苦しい日々ただただ生き続ける感じがなんとも言え ず刺さった。(女性・30代)
・震災で生活が一変し全てを失った主人公の生活が丁寧に描か れており、読み終わる頃には心がじんわりと温かくなるような作品だったから。(男性・30代)
・東日本大震災に人生を狂わせられた方の苦悩がにじみ出て いておすすめする。(男性・50代)
・主人公の境遇が切なく描かれているため読者の感情を揺さぶ ると思うため(女性・20代)
・「家族」というワードは個人、自分自身の次に自分の中で一番近くを取り巻く繋がりであることから、誰にでも当てはまるものであるから。(女性・60代)
・詩人である主人公が家族を捨て複雑な恋愛模様を描いてい く物語の中で詩人としての生き様が描かれているから。(男性・10代)
・ジュンク堂書店仙台TR店勤務である佐藤厚志さんの荒地の家族を選びました。ジュンク堂 書店のなじみの店員さんから私の会社の人だから呼んでと言われて買いました。みんなが よく昔に戻りたい、元の生活に戻りたいというが、元の生活に戻りたいと人が言う時の 「元」とはいつの時点かという部分からはじまるこの本、一気に読めます。納得です。(男性・50代)
・一生忘れてはいけない、忘れることのできない出来事。 とてもリアルで、これからの子供たちにもみてほしい作品だと思います。(男性・30代)
・人生の渇きをかいまみたようで、よかったと思います。(男性・60代)
・仙台在住の作者が震災をテーマに書いているという事で被 災した方にとってはまだまだ過去ではないのだなと思えるからです(女性・20代)
・東日本大震災の被災地の様子がとてもリアルに描かれていた。 作者が仙台の人と知って、なるほどと思った。是非受賞して,多くの人に読んで欲しい(女性・40代)
ネット書店
第2位『この世の喜びよ』(井戸川射子著)
思い出すことは、世界に出会い直すこと。
最初の小説集『ここはとても速い川』が、キノベス!2022年10位、野間文芸新人賞受賞。注目の新鋭がはなつ、待望の第二小説集。
幼い娘たちとよく一緒に過ごしたショッピングセンター。喪服売り場で働く「あなた」は、フードコートの常連の少女と知り合う。言葉にならない感情を呼び覚ましていく表題作「この世の喜びよ」をはじめとした作品集。
ほかに、ハウスメーカーの建売住宅にひとり体験宿泊する主婦を描く「マイホーム」、父子連れのキャンプに叔父と参加した少年が主人公の「キャンプ」を収録。
二人の目にはきっと、あなたの知らない景色が広がっている。あなたは頷いた。こうして分からなかった言葉があっても、聞き返さないようになっていく。(本書より)
<おすすめコメント>
・ストーリーが面白くて分かりやすくてて良かったから。(男性・30代)
・常の中の日常が描かれており、ドラマチックな出来事はないけれど、表現の深さがあるから内容にひきこまれてしまうほどの名作だと思ったから。(男性・30代)
・考えさせられる作品です。(女性・30代)
・物語の話が難しいかと思い読んでみると2度目で大人目 線での物語なので、感情の表現が読めば読むほどわかるのでとてもとも面白く感じます。(女性・20代)
・3編から連なる短編集で、どの作品も読みやすい 文章で した。私も子育て中なので共感する部分もあって心に響く作品でした。(女性・30代)
・感情に素直な描写が新鮮。(女性・20代)
・名前から読んでみたいと思い、感情を呼び覚ま す感情の移り変わりなどが面白そうだから。(女性・20代)
・人生観について考えさせられるという点でオススメです。(男性・20代)
・好きな作風。夜の街…かつて自分も体験した世界だから 身近な題材で引き込まれるものがあった。(女性・30代)
・内容に深みがありどんどん話に引き込まれる。(男性・30代)
・題名の作品を含め、3作品の物語を味わえて、それぞ れの作品は想像力を掻き立てる話になってます。(女性・40代)
・コロナの流行、戦争など暗い世の中に光が見いだせる作品のように感じるからです。(女性・40代)
・野間文芸新人賞を受賞した期待の作家だから。(男性・40代)
・人間が誰しも一度は経験するであろう喜びの感情の側面を表現しているストーリーが面白いからです。日常を舞台にしている点が親近感を覚える点も良いです。すでに芥川賞候補とも言われる作品で、その素質は十分にあります。(女性・30代)
・タイトルだけで、この世の喜びとは何かを考えました。この時代なので皆が少しでも喜び合える世界だといいです。(女性・30代)
・3編からなる短編集で読みやすく、私の生活の身近にある親しみやすい作品だからです。(女性・40代)
ネット書店
第3位『グレイスレス』(鈴木涼美著)
<コメント>
・デビュー作が話題だった印象の作家さん。取り上げる世界が身近ながら遠い世界でもあり注目作かなと思います。(女性・40代)
・二度目の候補入りなので今度こそは獲るのでは ないか、と思います。(女性・40代)
・作者自身がアダルトビデオ業界を経験してるので、フィクションではあるが、業界の生々しい描写があるので非常に良いです。(男性・40代)
・性と生、生と死の描き方が独創的で引き込まれる内容。 一度読んだらもう一度読みたくなるところが尚良い。(男性・20代)
・生々しい描写が多く普通に楽しいのでおすすめ(男性・40代)
・社会学的なエッセイを以前読んで面白かったし、綺麗な女性が選ばれればそれなりは盛り上がると思います(女性・30代)
・元AV女優の執筆で現実的で今問題のAV新法、性について あからさまに描写している点(男性・50代)
・慶應大学学生時代にAV 女優としてデビュー。東京大学大学院修士課程修了高学歴作家が放つ新たな世界観に注 目。(女性・40代)
・AV業界のメイクりとして活躍する鈴木涼美さんが「聖と 俗」と言える対極の世界を舞台に、「性と生」のあわいを繊細に描いた新境地に私自身が 凄く応援したい気持ちになったからです。(男性・40代)
ネット書店
第4位『ジャクソンひとり』(安堂ホセ著)
第59回文藝賞受賞 衝撃のデビュー作!
東京に暮らすブラックミックスたちが企む鮮やかな逆襲劇
「実際に生きてるってこと。盗用したポルノごっこじゃなくて」
アフリカのどこかと日本のハーフで、昔モデルやってて、ゲイらしい――。
スポーツブランドのスタッフ専用ジムで整体師をするジャクソンについての噂。
ある日、彼のTシャツから偶然QRコードが読み取られ、そこにはブラックミックスの男が裸で磔にされた姿が映されていた。
誰もが一目で男をジャクソンだと判断し、本人が否定しても信じない。
仕方なく独自の調査を始めたジャクソンは、動画の男は自分だと主張する3人の男に出会い――。
<おすすめコメント>
・表紙のデザインとあらすじに強く惹かれ、思わず手に 取ってしまいました。差別やジェンダーについて盛り込みつつミステリーっぽさもある作品。 (男性・20代)
・Tシャツに仕込まれていた(?)バーコードが発端とな る話が面白そう。(女性・50代)
・まず、表紙に引かれ読んでみると様々なシーンの例え方 が面白い作品だと思います。(女性・20代)
・マイノリティに対する差別的な視線が生々しい。今読まれれなければいけない作品だと思ったから。(女性・30代)
・タイトルが印象に残りやすく気になったから。(女性・40代)
・ブラックミックスのゲイがハマられたかと思ったらそこ からの逆襲劇に色々と考えさせられる物語だから。(男性・40代)
・ストーリーが斬新で復讐していく様がスリルがあって引 き込まれた。(男性・30代)
・ジャクソンひとりは、様々な感情を抱きながら読むことが出来て素晴らしい作品と思ったからです。(女性・20代)
ネット書店
第5位『開墾地』(グレゴリー・ケズナジャット著)
何かを追いかけているのか、
それとも何かから逃げているのか。
父のルーツの言葉、母語の檻、未知なる日本語
父と息子、故郷へのそれぞれの想いが静かに共振する
<おすすめコメント>
・読者の期待を裏切らないストーリーとなっております。(男性・30代)
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直木賞の受賞予想ランキング&おすすめコメントを見ていきましょう!
第1位『汝、星のごとく』(凪良ゆう著)
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。
ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
<おすすめコメント>
・苦しい、けどページをめくる手がとまらない。そん な作品です。(男性・20代)
・有名な女性作家で映画化したことでも有名な流浪の月等も手がけているから。(男性・20代)
・映画化もされた「流浪の月」で話題となった今注目の作家 の新作であること、そして恋愛や仕事といった20代の多くが選択に迷いがちなテーマを扱 っていて共感できる部分が多い為。(女性・20代)
・せつない話しながらも美しい情景描写に癒される作品です。本の表紙も素敵でした。(女性・30代)
・凪良ゆうさんの作品は感覚的ですごく個人的に好きなので、推してます。(女性・30代)
・美しく、切なく、細やかな心理描写はさすがでした。暁海と櫂が惹かれ合い、別れ…伏線回収も見事です。心に残る作品。(女性・20代)
・登場人物の心理描写の言語化が素晴らしく、それぞれの痛みをリアルに感じる事が出来る作品です。読後、読者に幸せとは何か、愛とは何かなどを考えさせられる作品なので読後感が長く続き、また読みたくなるような中毒性があります。(女性・30代)
・とても読みやすい内容で、一気に読み切れる本でし た。愛の様々な形を描いていて、その愛に振り回される主人公たちもまた、愛に惑わされ て行くという内容でした。(女性・70代)
・かなり心理描写を丁寧に描いていく著者なので、人間の喜怒哀楽や気持ちの波のような曖昧な物が文章としてしっかりと表現されているからです。(女性・20代)
・比較的読みやすい、特に若年層が手に取りやすい文学が 受賞しやすい直木賞だと感じておりますので、今回のノミネート作品の中で今最も知名度 が高く、若年層にも人気のある凪良ゆうさんの作品が選ばれると思いました。(女性・20代)
・現代社会に生きる 人々がかかえる生きづらさを丁寧に書いているところが好きです。みんなと同じより個性を多様性を大切にと言われ始めていますが、まだまだ個性は異質なものとして見られていると思います。この本はそんな自分らしいカタチを生きる人々が描かれています。これを読んだら自分の自分らしさに自信が持てるかもしれません。(女性・40代)
・本屋大賞を受賞されたことのある凪良ゆう先生の作品。先生の作品は美しく優しい描写でその世界の空気感をまざまざと感じられる。(女性・20代)
・様々な今ある社会問題 がこの一冊に詰め込まれているので。(女性・40代)
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第2位『光のとこにいてね』(一穂ミチ著)
『スモールワールズ』を超える、感動の最高傑作
たった1人の、運命に出会った
古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。
運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語
<おすすめコメント>
・読みやすい文体で、情景の臨場感がすごかったから。(女性・30代)
・運命を感じるストーリーでひとつの愛がとても感動的だから(女性・40代)
・自分と真逆な人に会って、どんな風に変わっていくのかが気になるから(女性・20代)
・シンプルなストーリーだが、どこか心がほっこりできる。疲 れた時に読み返したい作品。(男性・20代)
・SNSなどでちょくちょく話題になっている為。(男性・50代)
・タイトルから話が 複雑で読み応えのあるように感じるから。(女性・20代)
・純粋な光を感じさせる物語と文体が心に染み入る作家さん。装丁も美しく、ノミネートされて嬉しい作家さんのひとりです。(女性・40代)
・ストーリーがわかりやすい(女性・40代)
・女の子二人の、繰り返される出逢いと別れの中で、お互 いに感じたこと、様々な背景、とても繊細に描かれています。それぞれの視点の切り替わ りが印象的で、何度も読み返したくなるような作品です。(女性・30代)
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第3位『クロコダイル・ティアーズ』(雫井脩介著)
【第168回 直木賞候補作】
ベストセラー作家、雫井脩介による「究極のサスペンス」
この美しき妻は、夫の殺害を企んだのか。
息子を殺害した犯人は、嫁である想代子のかつての恋人。被告となった男は、裁判で「想代子から『夫殺し』を依頼された」と主張する。犯人の一言で、残された家族の間に、疑念が広がってしまう。
「息子を殺したのは、あの子よ」
「馬鹿を言うな。俺たちは家族じゃないか」
未亡人となった想代子を疑う母親と、信じたい父親。
家族にまつわる「疑心暗鬼の闇」を描く、静謐で濃密なサスペンスが誕生!
「家族というのは、『お互いに助け合って、仲睦まじく』といった一面が取りざたされることも多いですが、そうじゃない部分もあります。ある種の運命共同体であるからこそ、こうしてほしいという願望を押しつけあったり、求めあったりして、生きづらさも生んでしまう。だからこそ、ドラマが生まれる。家族が一枚岩になれないときに生ずる『心の行き違い』は、サスペンスにしかならない」(著者インタビューより)
<おすすめコメント>
・今まで読んだサスペンスの中で一番ドキドキハラハラして読後感がすごかったから。(女性・30代)
・登場人物すべての感情をうまく表現しており、最後まで読んでもまだまだ終わらない何かあるのではと思わせる感じの面白いサスペンスだから。(男性・30代)
・昔からファンで全ての作品は読んでます。(男性・50代)
・初めから終わりまで終始退屈させないから。(男性・20代)
・最後までどうなるのかが分からずドキドキしな がら読めるから。(男性・30代)
・本のポップにて、「ワニ嫁」という文字が気 c a になり、思わず手に取ってみたくなったためです(男性・40代)
・この作家の作品を数冊読みましたが、この直木賞 候補の作品は書店員さんからの支持も多く、他の作家さんの好評も多いので今回は賞を取っていただきたいです。(女性・40代)
・夫を殺した犯人はかつての恋人だったというのが面白いと思います。(男性・60代)
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第4位『しろがねの葉』(千早茜著)
第168回直木賞候補作!
男たちは命を賭して穴を穿つ。
山に、私の躰の中に――
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。
天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。
しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。
生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇!
<おすすめコメント>
・石見銀山という舞台、天才山師に拾われた 少女が主人公というところに惹かれる。(女性・50代)
・歴史の本が好きな人にはおすすめです。徳川の時代生きるということをテーマに少しドロドロした人間模様が面白いです。何度も読みたくなる引き込まれる文章と展開が好きです。(男性・30代)
・主人公、そして取り巻く環境の 変化が面白いと思いました。(女性・20代)
・戦国時代 の末期に銀を求めた男、喜兵衛とウメの運命のストーリーに感動します!(女性・40代)
・タイトルからわかりやすく内容的にも爽やかな小学生から大人まで読みやすい内容だから。(女性・20代)
・過酷な世界で生きて行く女の人の人生と、男たちの生き方が面白かった。(女性・40代)
・戦国時代に翻弄される苦しさがにじみ でていておすすめする。(男性・50代)
・個人的に大河物が好きだからです。(女性・20代)
・石見銀山を舞台に 戦国末期の生きる事の官能を描ききった大河長篇にとても興味があるからです。(男性・40代)
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第5位『地図と拳』(小川哲著)
【第168回直木賞候補作】
【第13回山田風太郎賞受賞作】
「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」
日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天の東にある〈李家鎮〉へと呼び寄せられた男たち。「燃える土」をめぐり、殺戮の半世紀を生きる。
ひとつの都市が現われ、そして消えた。
日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。日本SF界の新星が放つ、歴史×空想小説。
<おすすめコメント>
・本屋のおすすめ作品だけに留まらず、社会風刺をしているような内容を私は好みます。(男性・30代)
・日露戦争から 第二次対戦までを描くものでありえないほど綿密に情景を描写していることに深く感動する。(男性・40代)
・情報量が圧巻だった。 知識がすごく増えたような気 持ちになった。(女性・30代)
・生死を 彷徨う第二次世界大戦の中,様々な人たちとの出合いが描かれている。(男性・10代)
・ひとつの街が出来上がっては消え行く虚無感がうまく表現されて いる。(男性・30代)
・ロシアのウクライナ侵攻を地図に置き換え描写し世界情勢を描写している点。(男性・50代)
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