Leo the footballさん『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』インタビュー 登録者数22万人サッカー戦術分析Youtuberの超本格的な戦術書!
日本代表SB酒井宏樹推薦! 世界で戦い抜く「戦術脳」が身につく一冊『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』( KADOKAWA/2023.6.2刊行)の著者Leo the footballさんに本作の見どころや裏側を聞きました。
『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』刊行のきっかけを教えてください。
毎週開催しているオンライン授業『Weekly蹴球学』の中から、僕が代表兼監督を務める「シュワーボ東京」で理論と実践を繰り返し見えてきた「合理的かつ実戦的な戦術学」が出版社さんの目に留まり、オファーをいただきました。
『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』で読者の皆さんにどのようなことを伝えたいのでしょうか。
論理性が評価されるサッカー界になってほしいです。自分の頭でサッカーを考えられ、それを突き詰められる選手ならば、非論理的な指導の中からもトップの舞台に這い上がってこられます。でもガムシャラに頑張ることしか知らない選手はそうはいきません。正しい努力の仕方と出合えず、根性だけでなんとかしようとして「自分には才能がない」と思い込んでフェードアウトしてしまった選手は山のようにいるのではないでしょうか。指導者や選手たちが知性を使いサッカーをレベルアップさせるきっかけの一つに本書がなれば嬉しいです。
『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』で特に重視したポイントを教えてください。
「サイドバックは低い位置では張ってはいけない」という理論です。サッカー日本代表の酒井宏樹選手に推薦をいただいたのですが、その対談のなかでも言及しているので注目いただきたいです。
そのほかにも、「正対理論」「ポイント論」「アピアリング」「ファジーゾーン」「トゥヘルシステム」「プレパレーションパス」「同サイド圧縮」という計8つの普遍的な理論を「サッカーの真理」と定義づけ、それらを中心に解説しています。
Leo the footballさんが著者として今度どのようなことに挑戦していきたいと思いますか。
シュワーボ東京のJリーグ参入、そしていつかクラブW杯制覇ができればこんなに嬉しいことはありません。ただ、Jリーグに参入するためにはホームスタジアムや練習場といった環境をまずは整える必要があり、そのためには資金的なバックが必要になってきます。今後は監督業はもちろんのこと、オーナーとしての能力も伸ばさないといけないと思っています。
読者の皆様に向けて一言お願いいたします。
サッカー競技者や指導者の方の戦術知識を高められることはもちろん、サッカー観戦が好きな方が試合をもっと楽しめるような知識がまとめられています。細部までとことんこだわりを持って作った本なので、多くの方に読んでもらえたら幸いです。