「2023年本屋大賞」読書家100人大賞予想ランキング
全国の書店員が選んだ、今いちばん売りたい本「本屋大賞」。私たちと同じ読者の視点から選ばれるため、誰でも読みやすく面白い作品が多いです。 そこで今回は、ノミネートされた10作品の中から大賞を予想するアンケート企画を実施しました。 今年はどの作品が大賞に選ばれるのでしょうか?ノミネートされた10作品を、読者の皆さんの大賞予想コメントと共にご覧ください。
第1位『#真相をお話しします』( 結城真一郎 (著) / 新潮社 )
<コメント>
・内容が引き込まれて見応えあるから。(女性・20代)
・タイトルにハッシュタグがついていて、現代的だから。(女性・20代)
・題名からどういうことか読みたくなるところがいいと思います。内容を見る前に惹きつける題名っていうところがおすすめです。(女性・40代)
・タイトルから内容が気になったのでぜひ読んでみたいなと思ったから。タイトル読みです。(男性・40代)
・短編集で読みやすく、漫画にもなっているので。(男性・50代)
・話の舞台や題材が現代の環境にマッチしていて、本を読むのがそこまで好きではない人でもとっつきやすいと感じたから。(男性・10代)
・まずタイトルからして惹きつけるものがあり、どんな内容が書かれているのか。また、短編なので肩肘張らずに読めるのもおすすめポイントとして高いです。(女性・40代)
・ミステリー小説が好きであること、また、現在の日常をモチーフとしているので、読みやすいことです。(女性・40代)
・タイトルや表紙のデザインからインパクトがあり、新しいミステリがとても刺激的だから。(女性・40代)
・書籍名がいいですね。とても惹かれます。著者は知りませんでした。おすすめする理由は今時の題と感じました。(女性・40代)
・読んでいてゾクゾクが止まらず一気に一日で読めてしまうほど面白かったからです。(女性・20代)
・書店の入り口の一番目立つ場所にたくさん積んで売られていて、書店員さんが一押しするPOPがついていたから。(女性・40代)
・おすすめする理由はまず表紙から引き込まれます。短編がいくつかある構成になっていて読みやすく、読んでるうちに引き込まれるからです。(女性・50代)
・まず表紙にインパクトがあり手に取りやすいかと思います。次に5話に分かれ完結型なので小説が苦手な人でも読み進めやすいと思います。内容もどんでん返しがありワクワクします。(女性・30代)
・タイトルの時点で興味を惹かれたから。(男性・30代)
・普段本を読まない方でも読みやすく、展開が楽しめる作品。(女性・30代)
・短編で読みやすくまさかの展開もあり面白かったから。(女性・40代)
・名前もインパクトがあり、内容も凄く面白かった。(女性・20代)
・二転三転じゃなく七転八転する展開がたまらない。(女性・30代)
・今の時代にマッチする読みやすさと好奇心を感じます。若者にも人気が出ると思います。(男性・50代)
・短編なので読書が苦手な人も読みやすいと思ったからです。(女性・30代)
・現在のトレンドであるハッシュタグを題名に取り入れた現代へのリンクを感じさせられる作品だから。(男性・40代)
・本屋さんの平積みでよく見るのですごくおすすめされていると感じるためです。また、興味を惹かれるあらすじでドキドキハラハラしそうな展開が個人的にすごく好きなので。(女性・30代)
・著者の作品が好きだから。(男性・20代)
・どんでん返しのラストが面白いから。(男性・30代)
・タイトルに#がついていて目新しい。真相と言われると気になる。(女性・40代)
・日常生活の歪みというところにフォーカスを当て、内容もイマドキな感じなので本が好きじゃない人でも思わず次、次と読みたくなる作品だと思ったからです。(女性・20代)
・正直まだ読んでないんですが、本屋に行くと度々目にしたので購入しました。行く本屋ほとんどで並んでたので話題なんだろうと思います。(男性・40代)
ネット書店
第2位『宙ごはん』( 町田そのこ (著) / 小学館 )
<コメント>
・主人公を中心にして、産みの母・育ての母にスポットを当てたストーリーになっている書籍です。今現在子育てに奮闘している者としては、どんな判断と行動をすることで子どもにとって良き母だと思って貰えるのかを、この書籍を見ながら考えさせられました。子育てをしている方におすすめできる本で、今一度母親という存在を学べる点がおすすめできる点です。(女性・30代)
・表紙やタイトルだけ見るとほんわかした話なのかなと思ったのだが、少し考えさせられるような、多様な家族関係の話で感動したのでおすすめです。(女性・30代)
・小学生の空は生みの母と暮らすようになり、戸惑います。愛し方がわからない母がどのように子育てをしていくか、2人の成長が気になります。町田さんは人の感情を上手に書くので期待したいです。(女性・60代)
・タイトルがとっつきやすくて、表紙のデザインもポップで手に取りやすいからです。(女性・40代)
・読んでいるうちに中に引き込まれてしまい時間を忘れてしまったので。(男性・30代)
・誰にでも読むことのできる優しい文体なので。(男性・20代)
・誰が読んでも伝わるような題材と、温かい家族を知れると思うから。(男性・10代)
・ストーリーが見応えあり面白いからです。(男性・40代)
・美味しいご飯と人の優しさを通して成長していく少女の物語で、読んだ人はきっと誰もが優しい気持ちになれると思います。(女性・50代)
・人間はそれぞれ悩みや葛藤があり不幸だと思うこともあるけれど、ささやかでも愛された記憶と愛の籠った思い出の食事があれば心がほぐれていくんだなと思わせてくれるから。疲れが充満した今だからこそ選ばれて欲しい!(女性・40代)
・とてもリアルな母と子の関係性を描いており、設定としては少しありきたりな部分もありますが表現の方法がとても魅力的です。子供との接し方に関して考えさせられる部分もあり、若い方に読んでもらいたいと感じました。(男性・20代)
・物語に引き込まれて充実した気持ちになったため。(男性・20代)
・育てのママと産んでくれたお母さんがいる少し複雑な家庭で現在そのような子が多くなってきている。主人公の成長がどんな風に日々感じるのか。2人の母親との間で揺れ動く感情を読んで考えさせられることも多い。(女性・40代)
・読んでいて現実味があり、ほっこりする。(女性・50代)
・ほっこりして幸せな気持ちになっていくストーリーが素晴らしく、また、ジーンとくる人情話もあるとてもいい作品なので選びました。(男性・40代)
・ちょっと重い話だけど愛情があると感じた。(女性・40代)
・町田さんの作品はどこにでもありそうな日常の中にうまくストーリーを織り交ぜるものが多く、読者が入り込みやすいと思うから。(男性・50代)
・口コミが良くストーリーが面白いため。(男性・30代)
・近くの本屋さんでピックアップされていたので。(男性・30代)
・疲れた時はゆっくり安らげる場所があるだけで違う、美味しいご飯を食べたり幸せについて考えるいい内容でした。(女性・20代)
ネット書店
第3位『方舟』( 夕木春央 (著) / 講談社 )
<コメント>
・週刊文春ミステリーベスト10の作品で、究極の世界を見事に描いた作品である。(男性・60代)
・生きることへの執着がすごく、犯人が怖いです。文章の表現一つでこんなに変わるのかと思った作品でした。(男性・40代)
・口コミの評価が高く、他のミステリーの賞もとっているので。(女性・40代)
・ラストのどんでん返しやラストに至るプロットが秀逸で、本屋大賞らしいミステリーではないかと思われるので。(男性・50代)
・トリックが秀逸で最後までハラハラしながら読めたから。(男性・30代)
・ネット上の書評で面白いとの評価を見た記憶があるので。(男性・40代)
・閉鎖された空間での人間模様が壮絶だから。(女性・50代)
・絶対絶命の危機に陥った状態で、公平な判断ができるのか。正義か自分の命か迫られた状況で人は冷静でいられるか。推理しながらパニックに陥った人々の混沌を、私達は安全な場所から眺められます。(女性・30代)
・鬼気迫るストーリーが面白い。(女性・30代)
・私の周りの読書仲間全員が満場一致で2022年1番面白かった本に名前をあげました。まだ読んでいない人にはぜひあらすじや前情報を入れずに読んでほしいです!(女性・20代)
・衝撃のラスト系やどんでん返し系は見たくなるため。(男性・20代)
・面白そうだと思ったから。(女性・50代)
ネット書店
第4位『月の立つ林で』( 青山美智子 (著) / ポプラ社 )
<コメント>
・ノミネートされている作品はどれも読んだことが無く、この作品も読んでいないのですが、作者の青山さんの作品を以前読んだことがあり、興味があったので選びました。(男性・30代)
・単純に個人の好みであり、予想というより期待を込めての応援です。(女性・30代)
・短編で読みやすく、また、個人的に現状に悩んでいる人に読んで欲しいと思う作品だったから。(女性・20代)
・後味がいい話だから。(女性・30代)
・表紙が気になったので。(女性・30代)
・小説に登場する様々な登場人物がタケトリ・オキナのポッドキャストによってそれぞれが抱える悩みに前向きに向き合っていけるようになる温かいお話。一見それぞれの登場人物はバラバラで共通点はないように見えるけれど、最後に明かされる事実には思わず涙が止まりませんでした。心が癒やされるお話に、色んな人におすすめしたい小説だと思います。(女性・30代)
・2021年の本屋大賞でも2位に選ばれ、かなり話題になったので今回も期待されていると思うから。(女性・30代)
・読んだときすっと心に来るものがあったため(男性・20代)
・個人的に青山美智子さんの小説が好きで、中でも「お探し物は図書室まで」がとても面白く何度も読み返しました。基本的に本のタイトルや帯に書かれているフレーズに惹かれて書籍を購入する事が多いのですが、気に入った作家さんのものは続けて購入してしまいます。「月の立つ林で」の内容はまだわかりませんが青山さんに是非賞をとってほしいとの願いから選ばせていただきました。(女性・30代)
・レビューが高かったですし、題名を見てどんな話しか興味が沸いたので。(女性・40代)
・青山美智子さんのタイトルがいいなと思ったからです!(女性・20代)
ネット書店
第5位『汝、星のごとく』( 凪良ゆう (著) / 講談社 )
<コメント>
・冒頭の情報からの掴みがよい。(男性・30代)
・苦しい家庭環境に置かれた少年少女の淡い恋を応援したり、大人になってからの現実に一緒に嘆いたりと、誰れも共鳴する感情の変化や状況が次から次に押し寄せていて、久しぶりに登場人物の心情に強く寄り添いました。おすすめの本です。(女性・30代)
・切なさが心に刺さるお話でした。色々な形があるなぁと思います。(女性・50代)
・レビュー数が多かったから。(男性・50代)
・タイトルに惹かれて買ってしまう私は、このタイトルが気になったから。(女性・40代)
・心に染みる人々の生き方を感じられる。(女性・50代)
・『流浪の月』の映画化など、非常に勢いのある作者の著書だから。(女性・10代)
・切なさ、苦しさ、悲しさ…色々な思いを抱えて生きていく男女の葛藤が描かれ、いつの間にか引き込まれる作品です。(女性・50代)
ネット書店
第6位『川のほとりに立つ者は』( 寺地はるな (著) / 双葉社 )
<コメント>
・謎解きっぽくて面白かった。(男性・50代)
・いつの時代でも人間関係、人との関わり方など問題になる。すれ違いや認識の差によって関係性も破綻する。自分の考え方一つでも変わったりする。そんなことを考えさせられる本であり、みんなに読んでもらいたいと思ったから。(女性・20代)
・寺地はるなの作品はとてもほっこりするものが多く万人に読まれる作品だと思うからです。(女性・30代)
・何度となくノミネートしてきた実績があるから有力候補に相応しい。(女性・20代)
・学校、職場など、集団社会の中で、それぞれ異なる人間たちが如何にして生きていくのか。死んでしまったニーナの姿を見て、ニーナに対する主人公の思いから始まるこの小説は、次に何を考え、何を言おうとしているのかが、とても気になります。是非読んでいただきたいです。(女性・60代)
・恋人の真実を知る痛みが繊細に表現されていて心に沁みます。(男性・60代)
・読んでいて面白いです!(女性・20代)
・自分とは人とはなんだろうかと色々考えてさせられる素晴らしい本です。(女性・50代)
・読んで面白かったから。(男性・30代)
ネット書店
第7位『君のクイズ』( 小川哲 (著) / 朝日新聞出版 )
<コメント>
・直木賞作家小川哲の思いもよらなかったクイズを中心に置いた小説で、興味深く読ませてもらった。読み応え満足。(女性・40代)
・とても面白い。(男性・10代)
・タイトルが面白そうだから。(女性・30代)
・この方の発想力は素晴らしい。(男性・30代)
・タイトルに惹かれたから。(女性・70代以上)
・クイズの優勝者がやらせを「したのかどうかというサスペンス的要素と、クイズにかける青年の生き様が淡々と描かれ、新たな世界観を醸し出している。(女性・60代)
・インパクトのある表紙、読みたくなる題名。(女性・50代)
ネット書店
第8位『ラブカは静かに弓を持つ』( 安壇美緒 (著) / 集英社 )
<コメント>
・音楽のテーマなので非常に良かったからです。(男性・40代)
・話題になっている作品だから。(女性・20代)
・読んでいてどんどん深みにはまっていくように読み応えあり。(女性・50代)
・スパイ×音楽小説というのが斬新でとても物語に引き込まれるハラハラ感が面白かったからです。(女性・20代)
・ロマンティックな物語を連想する。(男性・40代)
・絵やタイトルが惹き付けられるタイプなので、本を手に持ったときに読んでみようかなと思う人他にも多いかなと思うから。(女性・10代)
・前代未聞のスパイ×音楽小説という点に魅力を感じたため。(女性・20代)
ネット書店
第9位『爆弾』( 呉勝浩 (著) / 講談社 )
<コメント>
・自分の中でも正解を見つけていくミステリーさが誰にでも刺さると思う。(男性・20代)
・ミステリ-が好きで臨場感が溢れた作品で素晴らしい。(男性・60代)
・自首した男は、一体何者で、何がしたいのか。なぜ、爆弾を使ったのか。警察はそれを防ぐ事ができるのか。というミステリーを文章で追って読み続けて行ける所です。(男性・30代)
・予測不可能なミステリーで様々な恐ろしさが湧き起こる大変興味深い作品だからです。(女性・40代)
・見応えがあり読んでいてワクワクした。(男性・20代)
・ともかくストーリー展開の早さがノンストップミステリーの名に恥じません。定番的な部分もあるのですが場面ごとの見せ方(むしろ区切り方)が上手く、そこそこの頁数にも関わらず一気読みしてしまいました。そしズーンと後を引く読後感。ここまでの作品は近年ではなかなか無いです。(男性・40代)
・このミステリーがすごい!2023年版第1位作品だし、現実でも爆弾騒ぎが増えたような気がする昨今、書の背景に何があるのか共感を得られそう。(女性・40代)
ネット書店
第10位『光のとこにいてね』( 一穂ミチ (著) / 文藝春秋 )
<コメント>
・あらすじを見て読んでみたいなと思った。(女性・40代)
・タイトルを見た瞬間に惹かれたから。(女性・20代)
・レビューを見て興味があった。(男性・50代)
・純粋なまでの登場人物たちのクリアさと、対照的に文章自体は伏線がちりばめられており、先が気になる作品だからです。(女性・30代)
・話の展開が面白い、のめり込まれるような展開に細かな気持ちの描写が綺麗なため。(女性・20代)
ネット書店