「LGBTQ+」とは

『マリアライカヴァージン+』の登場人物にはゲイであるマリアやサキ、リリー、レズビアンであるジョージなど多様なセクシャリティを持つキャラクターが登場しています。 

この記事では「LGBTQ+」について解説していきます。 

「LGBTQ+」とは? 

「LGBTQ+」はLesbian(レズビアン・女性同性愛者)」「Gay(ゲイ・男性同性愛者)」「Bisexual(バイセクシャル・両性愛者)」「Transgender(トランスジェンダー・性自認が出生時の性別と異なる人)」「Questioning(クエスショニング・性自認や性的指向が定まっていない、特定の枠に属さない人)」の頭文字を取った言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとして使われています。 

「+」とは? 

LBGTQ+」の「+」には、他にもさまざまなセクシャリティがあること、枠を特定せず常に新しい多様性で良いという前向きな意味が込められています。 

今回紹介したすべてが、セクシャルマイノリティのすべてを包括しているわけではありません。上記以外にも多種多様なセクシャリティが存在し、色んなセクシャリティのかたちや価値観が社会にはあります。 

日本における「LGBTQ+」の割合は、調査機関・調査方法によってデータにばらつきはありますが、ある調査(※)では10%とも言われています。おおよそ10人に1人がセクシャルマイノリティなのです。 

自分のまわりで「LGBTQ+の人に会ったことがない」という人も多いでしょう。しかし、差別や偏見を恐れ、カミングアウトしてない人が多く、知らないだけで身近なところに存在しています。 

自分の身近にもさまざまなセクシャリティの人がいる、とまずは“知ること”、“意識すること”から多様性を認め合う一歩に繋がることでしょう。 

*株式会社LGBT総合研究所「LGBT意識行動調査2019」: 

https://www.daiko.co.jp/dwp/wp-content/uploads/2019/11/191126_Release-1.pdf 

 

マリアライカヴァージン内藤 織部-Naito Oribe-

ジェンダーと女性の生き方の多様性を問う問題作
私が愛した男(マリア)は、
けっして私を愛さない
出会った瞬間に運命を感じた男は、残酷なほどに美しかった。
この愛を貫くことは、そのまま
どんな自分として生きたいのかを問い続けること――
<新人作家 衝撃のデビュー作>