相関図・人物紹介

人物紹介

みちる

地理学を学ぶ女子大学生。14歳の頃に母を亡くし、父と2人で暮らしていたが、ある日を境に藤原家で暮らす。そこで出会ったマリアに、亡くなった母の面影を覚えマリアのことを知れば知るほど惹かれていく…。

マリア

藤原家で暮らすギタリスト。ゲイ。両親を知らず孤児院で育った過去を持つ。18歳でバント「レドメイン」を結成し海外ツアーや武道館ライブなど一躍人気アーティストとなったが、結成25年の現在は細々と活動をしている。

 

岸川教授

みちるとゆり根が通う大学の教授であり、地研の顧問。世界中の化石を求めて歩いている地質学者。マリアが一目惚れした相手。

ゆり根

みちるの大学の同級生で親友。岸川教授に興味を持っているが恋愛やセックスに興味が持てない自分自身と葛藤している。

家元(婆)/藤原滝野

暗闇坂で三味線を教えている70過ぎの女性。弟であるサンタ神父の孤児院にいたマリアを養子にとり一緒に暮らしている。14歳から花柳界で生き波乱万丈な人生を送っていた。マリアとみちるの良き理解者である。

サキ

ダンサー・振付師。ゲイ。本人は自分のことを「おかま」という。早稲田大学在学中から六本木のショーパブで働いている。ジョージと共に古い一軒家に住む。マリアとはマリアが高校のころバンドをやり始めたときからの付き合い。

ジョージ

もうすぐ還暦をむかえるレズビアン。若い頃はレズビアンバーを経営していたが、現在は介護士として働いている。サキと共に暮らしている。

リリー

バンド「レドメイン」の結成当時からのメンバーで作詞担当。ゲイ。

サンタ神父

マリアが幼少期を過ごした孤児院「ルルドの泉」の神父。家元(婆)/藤野滝野は姉にあたる。

マリアライカヴァージン内藤 織部-Naito Oribe-

ジェンダーと女性の生き方の多様性を問う問題作
私が愛した男(マリア)は、
けっして私を愛さない
出会った瞬間に運命を感じた男は、残酷なほどに美しかった。
この愛を貫くことは、そのまま
どんな自分として生きたいのかを問い続けること――
<新人作家 衝撃のデビュー作>

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