今さらだけど「人新世」って? 知っておくべき地球史とヒトの大転換点

古沢 広祐[著]

2024.03.19

1760円(税込)

WAVE出版

単行本

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書籍内容

・ピープルズ・プラン研究所で紹介!(2024/5/5) 

SFの世界が現実に? 
ヒトとAIは共存して変態(メタモルフォーゼ)する? 
道具に支配される未来? 
人類はこの先、繁栄する? それとも自滅? 

「人新世」―― 
皆さんはこの言葉をご存じでしょうか。
新聞や本、あるいはネットなどで一度は見たことがあるかもしれません。
ジンシンセイ? ヒトシンセイ? 
なんて読むの? 
そもそもどんな意味の言葉なの? 

実はこれ、私たち人類のこれからを左右する重要なキーワード
だからこそ今、あらゆるジャンルの研究者や芸術家たちが、
こぞって「人新世」をテーマに議論し、制作しているのです。

たったの70年で、私たち人間は地球という天体の姿を劇的に変えてしまいました。
地層には、その痕跡がはっきりと刻まれています。
専門家の間では、人類の活動が地球に影響を及ぼしているこの時代を、
これまでの時代と区別するべきではないかという議論が活発で、
国際学会でさまざまな意見交換がされているところです。
その新しい時代区分の名称が、「人新世」です。

それが「人新世」です。
本書では、「人新世」という時代を迎える地球と私たち人間が、
この先いったいどうなっていくのかということを、
ヒトの進化の過程を振り返り、
急速に発展する最新技術とのかかわりに触れ、
さまざまな思想を引きながら未来を展望していきます。

私たちは今、地球史が変わる瞬間に立ち会っているのです。

著者:古沢 広祐

1950年、東京生まれ。大阪大学理学部生物学科卒業。京都大学大学院農学研究科、農学博士。國學院大學経済学部を定年退職、同研究開発推進機構客員教授。研究活動は総合人間学会(第9期会長、2021年~)共生社会システム学会、国際開発学会など。NPO「環境・持続社会」研究センター(JACSES)代表理事ほか、環境・開発・社会運動分野のNPO、NGO、協同組合などに関与。
著書に、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、『食べるってどんなこと?』(平凡社)、『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食・農・環境とSDGs』(農山漁村文化協会)、共編著に、『共生社会Ⅱ』(農林統計出版)、『共存学1~4』(弘文堂)など。

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