1/30000の奇跡 空白の治療領域に挑む創薬ベンチャー

吉田文紀[著]

2025.08.25

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

希少疾患に苦しむ患者を救うため――

「空白の治療領域」を埋めるための新薬開発に懸けた
創薬ベンチャー・シンバイオ製薬の挑戦の軌跡


医療の世界は、技術革新や研究の進展によって日々進歩を遂げています。新たな治療法や薬が次々と開発され、かつては治せなかった病気にも希望の光が差し込むようになりました。
しかし、それでもなお、有効な治療法が確立されていない病気は数多く残されています。特に希少疾患の領域では、患者数の少なさゆえに治療薬の開発が進まない「空白の治療領域」が広がっています。
新薬の開発は、10年以上の歳月と莫大な費用を要するにもかかわらず、その成功確率は“3万分の1”と言われるほど極めて低いという実態があります。利益を優先する大手製薬会社は収益性の高い分野に注力するため、商業ベースに乗りにくい希少疾患の新薬開発はなかなか進みにくいという状況にあるのです。
シンバイオ製薬の創業者である著者は、こうした現実に立ち向かうべく「研究成果を現実に活かす」創薬の世界に進み、命を救う薬の開発に人生を懸けるようになります。しかし、希少疾患の治療薬開発は想像を超える困難の連続であり、莫大な資金と時間を投じても、承認を得られずに多くの薬剤が消えていき、幾度となく企業の存続すら危ぶまれる状況に直面してきました。
それでも著者は、「待っている患者に一日でも早く薬を届けたい」という信念を貫き、道なき道を切り拓いてきました。その信念は、シンバイオ製薬の企業理念である「こころざし」として受け継がれ、今なお事業の原動力であり続けています。
本書は、困難を極める新薬開発のリアルとバイオベンチャーの軌跡を通じて、信念を持って挑み続けることの大切さを示しています。
創薬の世界にとどまらず、スタートアップ企業の経営者や起業家にとって参考となる、逆境を乗り越えるためのヒントが詰まった一冊です。

著者:吉田文紀

1949年1月19日生まれ。1971年に学習院大学理学部化学科を卒業後、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院修士課程を修了。その後、ハーバード大学大学院で医療政策論、経営管理学を研究し、1975年に同大学大学院修士課程を修了。三菱商事での勤務を経て、1977年にエイ・エッチ・エス・ジャパンに入社。1980年に日本バイオ・ラッドラボラトリーズを創業し、代表取締役社長に就任。1991年日本シンテックスに入社、代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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