患者・病院・地域で奏でる 精神科医療アンサンブル

高坂 要一郎[著]

2024.09.24

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

地域とともに歩む精神医療の新たなかたち

病院、患者、地域が一体となって取り組む新しい精神医療が、
心の回復と社会復帰を後押しする


精神疾患は5大疾病(がん、精神疾患、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)の一つに数えられ、日本では5つの疾病のうち患者数が最も多くなっています。しかし、日本の精神科医療は欧米を中心とする先進国に比べ、遅れているといわざるを得ません。
厚生労働省の調査によると、日本の精神科における平均在院日数は276.7日と、欧米の先進国の約10倍にも及びます。抗精神病薬の発達によって、患者を長期間入院させず外来で治療できるケースが増えてきたにもかかわらず、平均在院日数は依然として長いままなのです。こうなってしまう理由の一つに「精神科患者は収容する」という考えが日本の精神医療界に根強く残っている点が挙げられます。

著者:高坂 要一郎

高坂 要一郎(たかさか よういちろう)
1947年高知県生まれ。精神科医。医学博士。北海道大学医学部卒業後、同大学精神医学教室入局。博士論文“Movement-related cerebral potential in schizophrenics”にて招聘され、1985年、西ドイツ・ウルム大学神経生理学部門で科学研究員となる。1987年帰国。高知大学神経精神科助教授、高知県立芸陽病院院長、細木ユニティ病院院長を経て、現在、杜のホスピタル院長・理事長。

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