地域と企業の未来を紡ぐ ルーツ・ブランディング

株式会社 第一紙行 ブランディング事業部[著]

2024.09.25

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

ネットで買う

書籍内容

商品や企業の歴史や伝統から、
オリジナルで強いブランドを作る!

日本各地の銘菓や地酒、名産など、特色ある商品やその作り手を魅力的に輝かせる「ルーツ・ブランディング」とは?
バラエティ豊かな7つの実例を通じて、ブランド構築からプロモーション展開まで、分かりやすくまとめた一冊。


地元で愛され続ける銘菓、その土地特有の酒、何世代にもわたり親しまれてきた名産品――これらの商品には、企業が長年培ってきた品質へのこだわりと努力だけでなく、時の流れによって醸成された伝統という価値が本来備わっています。しかし、毎年多くの新商品が市場に登場するなか、かつての看板商品が競争力を失い、売上が低迷している企業も少なくありません。

本書の著者は、全国各地700社以上の菓子、酒、食品メーカーに対して、パッケージデザインや販売促進施策実施を通してブランディング支援を行っている数少ない会社です。歴史や伝統のある会社や商品に対して、自分たちの「ルーツ」に着目したブランドづくり、そのブランドコンセプトに基づいた一貫したプロモーション提案をしています。

ルーツとは「根元」、つまり、その商品の生い立ちや企業の成り立ちを改めて見直し、ルーツを中心としたブランド戦略を構築し、展開していくことで、唯一無二の、力強い訴求力を生み出していきます。このルーツに注目したブランディング手法を体系化したのが本書で解説する「ルーツ・ブランディング」です。

「ルーツ・ブランディング」では、企業の根幹にある理念や歴史、地域性を軸に、商品を時代やニーズに合わせてブランディングしていきます。その商品や企業の背景にある物語(ストーリー)を伝えることで、顧客に高い付加価値を提供します。

本書では、7つの具体的な事例を通じて、この「ルーツ・ブランディング」の実践的なノウハウを詳しく解説します。地域と企業の未来を紡ぐための力強いツールとして、ブランディングやマーケティング担当者はもちろん、経営者にも新たなブランド戦略を知るきっかけとなる一冊です。

著者:株式会社 第一紙行 ブランディング事業部

株式会社第一紙行・全国5拠点の選抜メンバーで構成するブランディングの専門チーム。ブランディングディレクターをチーフに、業界知識豊富な営業、パッケージデザイン、Webプロモーションなどのスペシャリストが、顧客や案件に応じて「ワンチーム・一気通貫」でサポートする。「理論ありき」ではなく、クライアントの販売の現場、モノづくりの現場から丁寧に取材し、企業の規模や「お困りごと」に合わせた、柔軟で間口の広いブランディングを得意とする。まず「自分たちが顧客のファンになり」、顧客の悩みを自分事と捉え、最後の成果まで徹底的に伴走することがモットー。日本の食文化、地域文化の多様性を未来につなぐためにも「中小企業にこそブランディングが必要」との信念で、日々活動を行っている。

株式会社 第一紙行
1946年創業、京都に本社をおく「企画・デザイン・パッケージング」の会社。創業時より「考えることと売ること」にこだわり、さまざまな広告、販売促進、パッケージング事業を展開。80年代には和菓子店のリニューアルを「お店全体を包む」というコンセプトで大成功させ、早くからブランディング的な手法を独自に進化させてきた。社員総数155人のうち、約半数をプランナー、デザイナーといったクリエイターで構成。パッケージや包装資材の製造面でも、全国に約450社のサプライチェーンをもち、多品種・小ロット・ワンストップのサービス提供を強みとする。事業理念は「日本の食と地域の高付加価値化をサポートする」、経営目的は「社員の幸福」。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

オススメ書籍

一生使える ビジネスメールの「型」 ~悩まず、早く、“伝わる”メールを書く基本

海津 佳寿美

郊外の地主を救う クリニック土地活用

岡田 衛

日本の技術力をもつ半導体メーカーに外資系スピード感を取り入れたら働きがいのある会社に生まれ変わった 

石合信正

薩摩の郷中教育に学ぶ 最強の後継者育成

塩野 時雄