ゼロ・エミッション 産廃会社が挑む地方創生

金山昇司[著]

2023.08.02

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

廃棄物処理業者が掲げる「廃棄物ゼロ」事業!
社会課題への積極的な取り組みが
新たなビジネスを生み出す!

SDGsのトレンドを追い風に、産廃処理から環境事業へと舵を切って事業の拡大を
図った著者が語る、地方中小企業が「ゼロ・エミッション」に取り組むべき理由とは――

「SDGs」「ESG」といった言葉が盛んに飛び交うようになりました。
地方の衰退がますます深刻さを増すなか、生き残りをかけて奮闘する中小企業経営者には、
こうした社会課題は時に逆風と感じられるものです。
しかし、発想を転換し、新たな事業を生み出すヒントとして積極的に社会課題に
向き合うことで、逆風は大きなビジネスチャンスに変わります。

著者は産業廃棄物処理業者でありながら、廃棄物の排出をゼロにすることを目的とした
「ゼロ・エミッション」に積極的に取り組むことで地域に貢献し、
事業を拡大してきたユニークな経営者です。
自社の事業にとって収入源そのものである廃棄物をゼロにするという活動に
乗り出した背景には、社会課題に対する真摯なまなざしのほかに、
経営者としての柔軟な発想と推進力がありました。
著者は独自に描く「エコビレッジ構想」のもと、ネガティブなイメージをもたれやすい
廃棄物処理施設を「子どもたちが社会科見学で訪れる施設」というコンセプトのもとに
新たにつくり上げ、農園やレジャー施設などとあわせて地域の目玉スポットにする試みを
進めています。また空き家問題の解決で地域の活性化を図る事業を展開したり、
オリジナルのリサイクル資材を製造販売したりするなど、
SDGsや地方創生を意識した多彩な取り組みを実施して企業として
生き残る道を模索し続けているのです。

本書では、地方のいち中小企業がゼロ・エミッションを理念に掲げて奮闘してきた軌跡
をまとめ、それぞれの事業について考え方から成果までを詳細に記しています。
地方で苦境にある多くの中小企業経営者にとって、現状打破の糸口となる一冊です。

著者:金山昇司

1964年、岡山県生まれ。高校卒業後、父親が営む鉄くず回収業の仕事を手伝い始める。一度は実入りがいいネットワークビジネスの魅力に目がくらむも、仕事の原点に立ち戻り、鉄くず回収業に専念。2001年、インテックス設立6年目で年商10億円に到達する。その後、ある経営セミナーの受講を機に、経営のあり方を見つめ直して以来、社会にとって価値ある企業になるべく、人材採用や人材教育に注力。現在は、「ゼロ・エミッションの実現」に向けて、廃棄物の再資源化やエコビレッジづくりを進めている。

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