あなたもきっと夢中になるコイン収集の世界
書籍内容
たった一枚に古代のロマンが眠る――。
コインの世界を知れば知るほど、
あなたは心を奪われる
希少性で選ぶもよし、デザインで選ぶもよし
コイン収集の魅力を解説!
切手、骨董品、アクセサリー、ワインなど、コレクションを趣味としている人は大勢います。
そのなかでも近年特にその魅力に惹かれ、
趣味にする人が増えているのが「コイン収集」です。
コインの歴史は古く、古代ギリシアで紀元前7世紀頃に誕生したとされています。
紀元前6世紀頃にアテネでつくられたテトラドラクマ銀貨は古代の国際貨幣となり、
紀元前4世紀には、アレクサンドロス大王によってエジプト、
オリエントからインド西部にまで広められました。
ローマ時代になるとコインは貨幣としての役割だけでなく、
戦勝記念や君主の慶事や功績をアピールする目的でも製造されるようになり、
君主であるローマ皇帝の容貌を広く知らせるツールとしても活用されていました。
コインは、製造された当時の政治や文化、戦争と平和、王朝の交代など
さまざまな事柄を映し出す鏡であり、たった一枚に古代のロマンが詰まっているのです。
また、デザインの美しさもコインの魅力の一つです。
コインには製造された時代の最高峰の彫金技術が施されているものもあり、
まるで絵画のような美しさを誇ります。
さらに、コインは優良な現物資産であり、不動産などと違って所有しているだけで
税金がかかることもなく、保管も決して難しくありません。
コイン収集はコレクションとして楽しみながら資産の形成もできる
ワンランク上の趣味といえるのです。
本書では、そんな歴史の語り手でもあり、美術品としての側面ももつコインの魅力を
余すところなくまとめています。