中学生がリーダーに変わる瞬間 子どもたちだけで挑んだ 名古屋市ビッグイベント成功の軌跡

本多 功 / 西尾 真由美[著]

2022.08.31

1650円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

子どもの潜在能力を引き出すために、
大人は何をすべきなのか――


「利他の精神を持ってふるさとのために貢献する次世代リーダーを育成する」ことを目的に
2013年から始まった「名古屋市生徒会サミット」。
名古屋市内の中学の生徒会役員が、学校という枠を超えて集まり
社会課題の解決に向けて議論し、施策を掲げ実行していく活動です。

その9年間の活動のなかでは、新しい時代のリーダーたちが数多く育っています。

本書では、名古屋市生徒会サミットの集大成であり、発表イベントである「チュー祭」の開催に向け、
子どもたちがどのように考え、熟議し、行動を起こし、成長していったのかをまとめています。
その活動のなかで子どもたちの主体性を、大人はどのようにファシリテートして引き出していったのか。

教育に関わるすべての人の参考になる一冊です。

目次

はじめに

序章 自分の居場所を見つけられない子どもたち
予測不可能な時代のなかで、未来の担い手たちを育てる「場」はどこにあるのか
遷り変わる教育制度のもと、先生たちも戸惑いながら挑んでいる
大人たちはどのように子どもたちの道しるべとなるか
教育支援協会東海の役割
子どもたちはみな、時代の変化を肌で感じとっている
子どもたちはみな、特別な居場所を求めている
決められた枠を越えてみたいという本能レベルの欲求
地域にムーブメントを起こせる子どもを育む
名古屋の中学生はすごい!
大人は大人にしかできないことに徹する

第1章 次世代リーダーを育てる「名古屋市生徒会サミット」
熟議ファシリテーターとの出会い
熟議をつくり上げていく子どもたち
子どもたちの潜在能力を揺さぶる7時間熟議
場をつくり、場を守り、場を信じ、場に委ねる
誰の意見も否定せずすべてを肯定するという学び
~実行委員会始動~
理念を掲げて教育活動を継続するには
未来のリーダー育成に主体性を発揮させる仕掛けを
ポテンシャルをもつ子どもたち
主体性発揮のために求められる重要な要素
熟議≠討論 肝心なのは相手を理解する努力
熟議から生まれたアクションプランのその先に
ゴミッション――アクションプランの一つの実現事例から

第2章 子どもたちだけで社会は変えられるか?
中学生が挑む、ビッグイベントの始動
ビッグイベント開催に向けまずは盤石な土台づくり
5つのチームに分かれ1年前から準備開始
コロナ禍で集まれないならSNSで一体感をつくる
SNS上でのファシリテーションはより効果的に
グループLINEに届いたチュー祭延期の知らせ
子どもたちの色
リーダーはみなフォロワーでもある
リーダーは人と人との違いを理解し受容する
子どもたちは経験から学び変容する

第3章 イベント成功へ向けて――
子どもの能力を引き出すために大人たちができること
どうなるチュー祭!?
子どもの心の火に薪をくべるように
SNSで臨機応変にモチベートする
リーダーの力を引き出すために時には根回しも必要

第4章 中学生がリーダーに変わる瞬間
チュー祭の成功
一度きりの全員集合 一体感はどうつくられたか
お祭り当日まで気を抜かずSNSファシリテーション
前日の最終準備での出来事――ファシリテーションで軌道修正
6年の準備期間を経てついにチュー祭の幕が開く
それぞれの持ち場で主体性の花を咲かせて
~2日間のプログラムを追いながら~
2日間のすべてのプログラムを終えて
いちばんの功労者である子どもたちに
感謝と労いの言葉を共有LINEに添えて
振り返りの会で実感した子どもたちの一体感
出てきた課題の数こそ、子どもたちの成長の証
チュー祭成功は一通過点。すべては一本の線でつながって
誰もが主役として輝いた2Days
〜僕たち・私たちが「チュー祭」から得られたこと〜
名古屋市生徒会サミット実行委員会のこれから

終章 子どもの主体性を引き出すために、教育者は何ができるのか
全国的に前例のないことを成し遂げた中学生たち
チュー祭後に行った振り返りの会の大きな意義
達成感は人それぞれでいい
子どもたちが本音で語り合える場づくり
規模が大きければ大きいほど、子どもたちは主体性を発揮する
今の時代に必要な多様性のあるリーダーが育つ場
居場所を見つけた子どもたち
大人は子どもの成長を信じ抜くこと
ファシリテーションが文化となって息づいていく
将来に活きる経験

寄稿

おわりに

著者:本多 功 / 西尾 真由美

■ 本多 功 / ホンダ イサオ
NPO法人教育支援協会東海 代表理事
1999年、NPO法人教育支援協会設立後、同協会の愛知支部の活動に携わる。
2008年以降、NPO法人教育支援協会 理事、およびNPO法人教育支援協会東海 理事として、地域教育事業、自然体験活動事業、民間教育指導者育成事業に従事。
2011年、NPO法人教育支援協会東海 代表理事に就任。現在に至る。
特に、官民協働事業を創出し、市民参加型の地域教育活動の拡充に注力している。
株式会社オーシャングローバルネットワーク 代表取締役
社会福祉法人フィロス 理事長

■ 西尾 真由美 / ニシオ マユミ NPO法人教育支援協会東海 専務理事
1997年より教育相談業務に携わる。
2006年より横浜市にて学校カウンセラーを務めるとともに、スクールソーシャルワーカーを兼務し、教育と福祉の両面から現場のサポートに努めた。
その後岐阜県垂井町にてスクールアドバイザー、子育て支援アドバイザーを兼務し、教育相談や発達相談に従事する。2012年より現職。
熟議を通して子どもの主体性を引き出しながら活動している。
学校心理士・上級教育カウンセラー・ガイダンスカウンセラー

ネット書店

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