憂い人と愁い神

井田 素[著]

2022.01.31

660円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

会社では単調に仕事をし、家では思春期の娘に煙たがられ……
それでもささやかな幸せを享受していた純一。
しかし、「願いごとを叶える」という怪しげな老婆との出会いを機に、
平凡なはずの人生が大きく揺らいでゆく。
人ならざる者が人の世に問う
愚かで愛しい人間たちの物語2篇

商社に勤める純一が出会ったのは、ホームレスの姿をした「神様」。
もしもひとつだけ実現できるなら、金? 地位? それとも……。
その願いが叶うとき、彼に訪れるまさかの運命とは。――『憂い人と愁い神』

人とはつくづく面倒くさい。でも、それが絶妙にすてきなのかもしれない。
大なり小なり、誰もが悲しみと付き合いながら歩んでいく。
そんな様子を、ひっそりと見守る者たちがいた。――『悲しみの忘れ方』

目次

憂い人と愁い神
悲しみの忘れ方

著者:井田 素

東京都生まれ。
20代で司馬遼太郎の書籍と出会う。
読者を引き込む文体に感銘を受け、執筆活動を開始。
著書:『翼ある太陽』(2016年、幻冬舎発売)。

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