たった3か月で売上高倍増! これだけは知っておくべき社長の会計学
書籍内容
会計嫌いな社長は大損している!?
書く・読む・使う・話す
4つのステップで会計業務をマスターすれば
売上は劇的に改善できる!
中小企業250社以上の売上改善をサポートした公認会計士が、
会計の基本的な仕組みや活用のポイントを易しく解説。
「会計」と聞くと、税務申告や売上・利益の確認のためなど、
「面倒だけどやらなくてはいけないもの」というイメージがあります。
しかし、会計には経営において大きな価値があります。
著者は「会計を活用すれば企業の正しい意思決定を促せる」と言います。
会計によって会社のお金の流れを可視化することで、
企業が成長するための課題と解決策を見つけることができます。
従業員数や社員報酬額の決定、リソースを集中すべき商品の選定など、
企業経営につきものの疑問を会計数値に基づいて考えることで、
適切な解を導くことができるのです。
中小企業では会計を経理担当や税理士に一任することも珍しくありませんが、
それでは経営に活用することなどできません。
本書では、中小企業250社の売上改善をサポートした公認会計士である著者が、
4つのステップで会計の基本的な仕組みや活用法を、
“会計嫌い”の経営者にも分かりやすく解説します。
目次
はじめに
第1章 会計嫌いな社長が気づかぬうちに大損している理由
なぜ会計嫌いになるのか?
そもそも会社がうまくいっているのか分からない
優先してリソースを割くべきことを選別できない
通帳ばかりをチェックして、資金繰りが危険に
会社の資金の使い方がルーズになる
「必要な借金」と「不必要な借金」を判断できない
勢い任せの根拠なき経営戦略
会計業務を税理士に丸投げするのはNG
第2章 これだけは知っておくべき社長の会計学
4つのステップで会計業務をマスターせよ!
ステップ1 帳簿を整然・明瞭・網羅的に「書ける」ようになる
4つのステップで自計化
もう「自計化」は難しくない
会計業務をDXせよ
会計ソフトは「クラウド型」にする
電子帳簿保存法に準拠した会計ソフトを選ぶ
会計のルールは自社に合ったもの
取引の記録は「発生主義」で
棚卸資産を記録する
月に1度はチェックできるように
業務フローを見直したら、社長がフォロー
ステップ2 会計の情報を正しく「読める」ようになる
「借方」「貸方」は気にしなくていい
損益計算書の読み方
変動損益計算書で、コスト構造が分かる
貸借対照表の読み方
「流動」「固定」の違い
「良い借り入れ・悪い借り入れ」「良い節税・悪い節税」
ステップ3 会計を経営に「使える」ようになる
売上高を前年より伸ばす
限界利益率を、前年より改善する
固定費を、限界利益以下に抑える
労働分配率を抑え、人件費を高くする
経常利益の期末着地点を予測する
貸借対照表の裏付けを取る
月に1度の債権&債務管理
1年先までの短期的な資金繰り
1年超の長期的な資金繰り
キャッシュ・フロー計算書でお金の流れを見る
中小企業はROEよりROAを重視せよ
「儲かる会社」になっているかを決算書でチェック
ステップ4 自社の情報を「話せる」ようになる
金融機関から信頼を得る
取引先との交渉を会計から考える
社内で情報共有し、業績検討会を開く
経営計画を立てる
自計化で税理士をフル活用
第3章 会計嫌いの社長でもたった3カ月で大変身できる
知識ゼロから利益倍増を目指せ!
「売上高」に着目し、商売人になる
限界利益率に着目し、「骨折り損のくたびれ儲け」を脱する
浪費家タイプの社長は、「固定費」に着目
フレームワークを使った経営改善
第4章 社長が会計を学べば数値に基づいた「根拠のある経営」を実現できる
うまくいっている会社のB/S、P/Lの形
未来を見据えてPDCAサイクル
会計は会社経営以外にも役に立つ
貧乏になる行動パターン
支出はコントロールしケチになってはいけない
お金持ちの行動パターン
お金以上の幸福のためにできること
おわりに