ローテク・イノベーション 老舗こたつヒーターメーカー「電熱革命」物語
書籍内容
小さな白熱電球メーカーだったメトロ電気工業。
しかし2000年以降はジリ貧が続き会社存続の危機に直面する。
起死回生の一手として挑んだのは「産業用ヒーター事業」。
“ローテク”を駆使し、新たなイノベーションを起こす挑戦が始まった!
こたつ用遠赤外線電球のトップメーカーだったメトロ電気工業。
しかし、時代とともにこたつが売れなくなる。
経営の危機に直面していた著者は、産業用ヒーター事業へ挑むことに。
当初、「電熱が高出力のガスに勝てるわけがない」といわれたなか、
長い年月を経て新技術の開発に成功する。
技術開発、販路開拓……小さなメーカーはいかにして成功を遂げたのか?
目次
はじめに
第1章 顧客の命を守れ! 小さな事故報告からはじまった、大きな挑戦
第2章 2000度の電熱なんて不可能――嘲笑され続けて20年。ついに生まれた「新技術」
第3章 電気がガスに勝てるわけない。門前払いの「屈辱の日々」
第4章 完成、試作品第1号――電熱による産業用加熱器が、食品業界に革命を起こす
第5章 ついにつかんだ68兆円市場の自動車業界―― 「老舗こたつヒーターメーカー」から「産業用加熱器メーカー」への脱却
第6章 ローテク・イノベーションが、ものづくり企業の未来を切り拓く――
おわりに