「ややこしい自分」とうまく付き合う方法
書籍内容
過敏、極端、褒められたがり……
自分の性格を「ややこしい」と感じているあなたへ
生きづらさがスーッと消える「ココロとカラダの整え方」を精神科医がやさしく指南
〝ややこしい〞―。
それは複雑であること、込み入ってわずらわしいことを示す言葉です。
ただし、精神科や心療内科を訪れる患者さんたちが使う「ややこしい」という言葉は、違ったことを示しているようです。
ひとつの出来事をぐるぐると考えているうちに深みに入り、もつれてしまった厄介な状態というイメージでしょうか。
たとえばあなたは、こんな思いに心を占拠されたことはないでしょうか。
「やるからには完璧にしなければ意味がない」
「なにをやってもいつもうまくいかない」
「(ちょっとしたミスをしたり叱責されたりすると)もうおしまいだ」
「私はどうせダメな人間だから、こんなことしかできない」
「本当はもっと目立って活躍したい。自分のことを認めてほしい」
これらはほんの一部ですが、ややこしさを自覚している人が抱きがちな心の声です。
こうした方々の特徴は、高すぎる目標を自分に課し、それを達成できない自分を強く責めること。
よく言えば、向上心があってストイックな尊敬すべき人物像かもしれません。
しかし、ことあるごとにダメ出しされ、責められ続けるのはとてもつらいものです。
もう十分にがんばっているのに、このがんばりを認めてもらえない。ありのままの自分を受け入れてもらえない。
そんなつらい経験は私たちの心を傷つけ、ますますややこしい性格をこじらせていってしまいます。
本書では、そんな「ややこしい自分」とうまく付き合う方法を、精神科医である著者が解説します。
マッサージ、鍼灸、ヨガ、サウナ、ゲルマニウム温浴、瞑想、漢方薬、呼吸法など……
著者が臨床の中で効果を実感した“こじれた心と体”を手当てする方法をやさしく学べる一冊です。
目次
第1章 過敏、極端、褒められたがり…。自分の性格を「ややこしい」と感じているあなたへ
第2章 “心と体のゆがみ”を解消すれば「生きづらさ」はスーッとラクになる
第3章 “現実の受け止め方”を変えるだけ。ありのままの自分を好きになれる思考法
第4章 心と体はつながっている。自己肯定感を高める身体メンテナンス
第5章 「ややこしい自分」を受容できるようになれば、あなたの人生はもっと輝く