子どもの未来を育む「4つの自立」から考える発達支援

加藤 康子[著]

2026.05.25

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

「子どもへの関わり方、本当にこれでいいの?」

小児科医として37年。
診察室から見えてきた、すべての子どもに必要な「4つの自立」という視点。


「うちの子、保育園でしょっちゅうトラブルを起こしてしまって……」
「3歳なのにおむつが外れなくて。私の育て方が悪いのでしょうか」
診察室で、こうした悩みを打ち明ける保護者は少なくありません。
子どもの発達というと、言葉の習得の速さや体の動きなど、目に見えて分かりやすい部分にばかり気を取られがちです。しかし、子どもの将来を考えるなら、実はもっと視野を広げて、生活・心・人間関係・社会との関わりまで含めた全体像でとらえなければなりません。

三重県の紀北町で37年にわたり発達外来に携わってきた著者は、子どもの発達を「言語」や「運動」といった断片ではなく、【4つの自立】という軸で立体的にとらえています。
【4つの自立】
・生きるために必要な基盤を築くための 「身辺自立」(食事・着替え・排泄・清潔・睡眠)
・自己を形成し、人格を持った存在になるための 「精神的自立」(乳児期〜思春期以降)
・共同体の一員として役割を果たすための 「社会的自立」(自我の芽生え〜就学後)
・親の手を離れ、社会へ巣立つための 「経済的自立」(お仕事・お金のやり繰り)

これら4つの軸は、子どもの成長に沿って積み上がっていく発達の階段でもあります。本書では、それぞれの自立を促すための具体的な関わり方を、豊富な事例とともに解説します。発達障害の特性を踏まえた声かけから、感覚過敏の子への環境調整、きょうだい児のケア、思春期を越えて成人期医療への引き継ぎまで、発達支援の「全体像」と「具体策」を一冊に収めています。

障害があってもなくても、すべての子に「自立」を──。
小児科医、保育士、幼稚園教諭、教員、保健師、療育関係者、そして日々の子育てに向き合う保護者へ。次の一手を見いだすための一冊です。

著者:加藤 康子

医療法人三慶会 理事長/小児科医
1978年に三重大学医学部を卒業後、同大学小児科学教室入局。松阪中央総合病院、三重病院、尾鷲総合病院などでの勤務を経て、1989年にかとう小児科を開業(三重県北牟婁郡)。2012年に医療法人三慶会を設立。著者が主に発達外来を、夫である加藤 孝医師が一般小児科を担うかたちで、地域で障害児療育を含めた小児医療に貢献してきた。はあとの会(発達障害児の療育センター設立を目指す親の会)顧問、KICの会(紀州・伊勢志摩・中勢地区の障害児療育に関わる人たちの勉強会)顧問などを務めるほか、2025年には多機能型児童発達支援事業所「ぱれっと」を開設。また、2015年度から紀北町教育委員会とタイアップした5 歳児健診を実施している。

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