地域を駆ける! かかりつけ医

書籍内容
地域に根差し、人に寄り添う。
約25年にわたり総合診療に携わってきた「かかりつけ医」が語る、現場のリアル。
総合診療医の役割は、地域の健康に関する「最初の相談窓口」として語られることが多いです。たしかにそれも大切な役割ですが、本書で著者が見つめるのはもう少し先のこと――大病院と地域の診療所、専門医と家庭医、その間に横たわるギャップを埋める橋渡し役を担いながら、一人の患者の人生に長く伴走し続ける存在としての姿です。
診察室で患者の「いつもと違う」を見抜く。必要なときに専門医や大病院へつなぐ。在宅医療や看取りに寄り添う。行政や医師会と協働して、地域の救急医療体制を築く。さらに、日々の診療で芽生えた小さな疑問を、研究として世界へ発信する。
かかりつけ医の仕事は、想像以上に広く、そして奥深いものなのです。
本書は、首都圏のベッドタウン・千葉県松戸市で約25年にわたり地域医療に携わってきた一人の総合診療医が、診察室で出会った患者との対話、医師会活動の現場、在宅医療や看取り、研究、そして後進の育成までを通して、プライマリ・ケアの本質と、その奥にある魅力を綴った一冊です。
時に迷い、時に患者や恩師に教えられながら歩んできた等身大の日々を描きながら、「町医者だからこそできる医療」「地域に根差した医療の醍醐味」、そして多死社会におけるプライマリ・ケアの可能性を掘り下げていきます。
若手医師や医学生、地域医療に関心を持つ医療従事者にとっては、総合診療というキャリアの奥行きと面白さを知るきっかけに。そして一般の読者にとっても、「この症状で受診してよいのだろうか」「どこに相談すればよいのか」とふと迷う日常のなかで、かかりつけ医を“病気になったときだけの存在”ではなく、自分や家族の暮らしを長く支えてくれる伴走者としてとらえ直す、そんな一冊になっています。






