「2024年 歴史的円安」の真実 日本経済を翻弄した「投機円売りバブル」とその破裂

書籍内容
2024年の歴史的円安――日本経済の凋落か、国威低下の表れか?
米ドル高・円安の真実をここで明らかにする!
2024年を含めたこの3年は毎年、150 円を超える円安とその反転を見てきた。
これだけ記録的な円安が繰り返されるのは、日本経済の弱体化、国威低下を示しているのだという声も多く聞く。そういったことを受けた「止まらない円安」なのだろうか?
歴史的円安とされた現象が、結果として日本人の自信を失わせるものだったかといえば、それは違う。米ドル高・円安を巡る多くの誤解を正すことで確認するのが、この本が目指しているものである。
目次
はじめに――「止まらない円安」なのか?
第1章 161円の円安とは何だったのか?
第2章 歴史的円安の主導役、投機円売りの実態
第3章 為替介入の「知られざるルール」とは?
第4章 国際収支変化の円高限界説を検証する
第5章 「円安の歴史」を振り返る
第6章 なぜ通貨安を止めるのに苦労するのか?
第7章 円売りバブルとどう付き合うべきだったか
番外編 自民党総裁選「別の結果だったら」を考察
おわりに――為替に翻弄されやすい日本