富裕層3.0 日本脱出

書籍内容
日本の国家財政が悪化するなか、金融課税強化の議論が出てきたことで、増税のターゲットにされやすい富裕層の間では、日本脱出がキーワードになっています。
しかし、富裕層を単純に一括りにすることはできません。
相続、アパート経営、従来的な会社経営で豊かになった富裕層、いわば「富裕層1.0」は、日本脱出に慎重です。また、新世代の富裕層として見られるIT企業経営者など、いわば「富裕層2.0」は、日本脱出に関心が高いですが、意外に動きにくいようです。日本国内で抱えている多くの従業員、会社に資金を入れてくれているVCなどとの関係が足かせになっているのです。
一方、フットワーク軽く日本脱出に動いている「富裕層3.0」がいます。
インターネットが繋がっていればどこにでも住める暗号資産投資家が代表です。また、会社の従業員ではなく業務委託で働いているフリーランスも、住みたい場所に動きます。さらに、会社経営者であっても、フリーランスに仕事を委託して従業員が0人というような会社も増えています。こうしたスモールビジネスのオーナー経営者は、フットワーク軽く海外に移住しているのです。
本書では、そのような方々の実例を数多く取り上げ、ご紹介しています。
フリーランスやスモールビジネスのオーナー、暗号資産投資家の実例から海外移住を学びたい方は、ぜひ本書をご覧ください。
そして、ご自身が富裕層になったあと、お子さんの教育について考えている方には、海外でバイリンガル教育を受けさせて、英語力と学歴を一気に身につける方法も解説しています。
著者として、この本を読んだみなさんが、新しいライフステージに踏み出すことを確信しています。
目次
はじめに――「沈みゆく日本」を出て、自由を手に入れよう
第1章 富裕層たちがいとも簡単に「海外移住」へ踏み切るワケ
第2章 なぜ海外を使うことが「税金対策に有効」なのか?
第3章 なぜ海外の金融ハブを使うことが「資産防衛に有効」なのか?
第4章 ケーススタディ① 節税目的で日本を去る暗号資産投資家たち
第5章 ケーススタディ② 経営者たちの「海外移住決断」の理由
第6章 ケーススタディ③ フリーランスが海外移住すべき理由
第7章 ケーススタディ④ スモールビジネスは海外移住で
第8章 海外移住でわが子の「バイリンガル教育」を実現する
おわりに