不毛な人材獲得競争から脱却! 中小企業のための新しい採用戦略

渡邉 崇[著]

2024.10.16

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

就職弱者を採用し、中小企業の未来を切り拓く

採用広告の制作ディレクターが、
人手不足の時代に中小企業が生き残るための採用戦略を解説!

中小企業の多くが労働力不足に直面しています。大手企業が高い知名度や充実した福利厚生などを活かして多くの優秀な人材を集める一方で、魅力的な条件を示せない中小企業は採用難に陥っているのです。求人倍率は中小企業では大手企業の数倍に達し、1人の求職者を複数の企業が奪い合う状況が続いています。
採用活動に十分な予算やリソースを割くことができない中小企業は、従来の方法では優秀な人材を確保できないばかりか、事業の継続すら危ぶまれるケースも少なくありません。このような厳しい状況下で、いかにして効果的な採用戦略を打ち立て、経営基盤を構築するかが課題となっています。

本書の著者は、高校卒業後に引きこもり生活やフリーターを経て採用広告のディレクターとなり、長年にわたって大手企業から中小企業まで幅広い企業の採用活動を支援してきました。その経験から著者は、中小企業は大手企業が敬遠しがちな「就職弱者」と呼ばれる人々を狙った採用戦略を取るべきだと考えています。
「就職弱者」とは、高齢者、フリーター、障がい者、フルタイムで働けない人など、就労困難とされる人たちを指しています。
中小企業は、新卒や高学歴など「就職強者」をターゲットにする採用活動で大手企業に勝つことは困難であるため、「就職弱者」に注目すべきだというのが著者の主張です。彼らのなかには働くモチベーションが高い人や働く機会を渇望している人も少なくないため、多くの企業が気づいていないポテンシャルを引き出すことが、中小企業の成長につながるといいます。

本書では、実際に中小企業が「就職弱者」を採用することで成功した事例も挙げながら、中小企業が大手企業とは異なる視点で採用戦略を立てるための具体的な方法を紹介しています。また、求人広告や面接のポイント、採用後の人材育成方法についても具体的なアドバイスを提供しています。
新たな採用戦略の構築によって中小企業が労働力不足の時代を勝ち抜くために、必読の一冊です。

著者:渡邉 崇

渡邉 崇(わたなべ・たかし)
株式会社トランスヒューマン代表取締役
高校卒業後、パニック症候群に罹患し半年間の引きこもり生活を送る。その後はフリーターとして日雇いなどのアルバイト職を転々とし、1996年、株式会社リクルート入社。求人広告制作のアシスタントを経て、大手企業の人材採用戦略の策定、媒体の企画、各種コンテンツの制作ディレクション、ライティングに従事。
2002年にフリーランスとして独立。仕事と両立しつつ法政大学文学部卒業、法政大学大学院政策科学研究科・修士課程修了。 大手企業を中心とした人材採用戦略、メディアコンテンツ実制作を担う一方で、大手人材斡旋企業で人材育成モデルの立ち上げ、地域振興シンポジウムの新しい企画などを実現。また、地域振興策をメディアプロデュースの立場から立案するなど、「人材流動化×地域振興」の可能性を探る。
大学図書館支援機構、日本航空高等学校静岡本部(現:中京高等学校)、誠恵高等学校、東京家政大学等、講演、特別企画授業の実績多数。2009年、前代表から声がかかり、会社設立プロジェクトに参画。 2011年、株式会社トランスヒューマン取締役、経営企画、メディアコンテンツ制作、地域活性事業を担当。2014年、代表取締役社長就任。ロシア科学アカデミー東洋学研究所派遣研究員(2012年)、法政大学地域研究センター・リサーチアソシエイト(2005~2013年)、地域活性学会会員(2009~2012年)。

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