脳を知る 「自分らしさ」の探求

川村 一彦[著]

2024.11.05

990円(税込)

幻冬舎

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書籍内容

脳を知り、個性を強みとして活かす!

科学的にアプローチする脳の仕組みと個性の関係
引退した医師が若者に託す 多様性の現代を生きるための知識


「多様性の時代」といわれる現代は、「みんな同じ」よりも個性やその人ならではの考え方が尊重されるようになってきました。オンリーワンであることや自分らしくあろうという価値観がメディアやSNSなどを通じて私たちの間に浸透してきています。
しかしその一方で、そもそも自分とは何か? 自分が人と異なる部分はどんなところなのか? そしてそれらはどうすれば自分の個性として活かすことができるだろうか?と悩むことも少なくありません。

心臓外科医として50年近く勤務してきた著者は、診療を通して患者の悩みに寄り添うなかで、心臓だけでなく脳や精神を深く研究するようになり、医師を引退したのちも心と脳の関係についての洞察を深めてきました。
著者によれば自分の個性を知り活かすためには、脳の仕組みを知ることがいちばんの近道だと言います。思考の癖や行動パターン、記憶や認識のメカニズム、感情の生成は脳を通じてすべて起こっており、自分の個性を形作っている考え方や価値観は、その仕組みを知ることで理解できると言うのです。

本書では著者の臨床経験と脳科学の知見を踏まえ、脳の仕組みと人間の内面の密接な関わりについて解説しています。
自分らしさに悩む人が自分の個性を知り自信をもつ手助けになるだけでなく、個性を活かして「多様性の時代」を生き抜くヒントとなる一冊です。

著者:川村 一彦

医学博士。1942 年生まれ。
1968 年日本医科大学卒業。
1972 年日本医科大学大学院修了。胸部外科講師。
栃木県・県南総合病院病院長等を経て、2004年1月より神奈川県相模原市の慢性期病院に勤務し、診療部長を務める。2007年、赤字続きで巨額の負債を抱えていた同病院の理事長に就任。経営経験はゼロであったにもかかわらず、「正義の医療」を旗印に、経営の健全化と「最期まで力を尽くす医療」を実現。
2018年12月末、事業承継のため病院経営を引退。2019年3月末、退職。
著書に『超高齢化時代を生き抜く病院経営10 の戦略』『65歳、医師 はじめて挑む病院経営』『折れない闘志 大赤字の病院を奇跡の復活に導いた経営者の覚悟』『ドラマチック・エンド―医師歴50年 私を勝利に導いた10の心得』(いずれも幻冬舎メディアコンサルティング)などがある。

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