カビハウス 住宅の省エネ化と異常酷暑が招く“黒い壁”の真実

長井 良至[著]

2026.09.17

1078円(税込)

幻冬舎

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書籍内容

新築なのに、家じゅうカビだらけ――
高性能住宅で広がる深刻なカビ被害

なぜ新しい家で、カビが広がるのか。
住宅検査の専門家が、その原因と防ぎ方を解説!


住宅のカビと聞くと、浴室の黒カビや古い建物のカビ臭さを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし今、問題となっているのは、そうした日常的なカビとは異なる、住宅の設計や施工の状態が関わって生じる深刻なカビ被害です。しかも、こうした被害は古い家ではなく、高い居住性能をうたう新築間もない住宅で増えています。
背景にあるのが、住宅の高気密・高断熱化と近年の異常な暑さです。高性能住宅は、本来、快適で省エネ性の高い暮らしを実現するためのものです。一方で、その性能を十分に発揮するには、設計や施工にも高い精度が求められます。わずかな隙間や施工上の不具合があると、湿った外気が壁の内部や天井裏、床下に入り込み、冷房で冷やされた建材に触れて結露します。こうして生じる「夏型結露」が、見えない場所でカビを広げているのです。
本書の著者は、25年以上にわたり住宅検査と住まいの問題解決に取り組み、これまでに6300棟を超える検査を行ってきました。本書では、実際の調査や裁判事例をもとに、カビ被害が起こる仕組みや、高性能住宅で注意したい設計・施工上のポイント、住まいの異変に気づいた際の対応方法を解説します。
これから家を建てる人、購入する人はもちろん、すでに異臭や結露、カビに悩んでいる人にとっても、住まいを守るために知っておきたい一冊です。

著者:長井 良至

長井良至(ながい りょうじ)
1966年、愛知県豊橋市生まれ。有限会社カノム取締役社長。一級建築士・一級建築施工管理技士。建設業界歴40年、検査業務歴25年以上。これまでに延べ6300棟を超える建物検査に携わる。戸建て・マンションのほか、民泊施設やクリニック、高齢者施設など幅広い建物を対象に、欠陥住宅の原因究明や裁判にも数多く関わってきた。現場に根ざした確かな知見と実績で、業界内外から信頼を集めている。
大手ハウスメーカー勤務を経てゼネコン、地元工務店へ転職。手抜き施工や経営不正の実態を目の当たりにし、「正しい家づくりを支える検査の必要性」を痛感。2000年に第三者住宅検査事業を立ち上げ、消費者の立場に立った中立的な検査・調査に専念している。
近年は、温暖化や省エネ化の影響で増加するカビ被害に警鐘を鳴らし、法整備や業界意識のアップデートを訴えるなど、現場から社会への提言を続けている。趣味はバイク。

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