新 国民病 “一人癒やし”としての依存症

海野 順[著]

2025.11.25

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

“普通”の人も、地位のある人も
誰もが依存症のリスクを抱えている

精神科医として第一線に立つ著者が語る
現代社会における「新 国民病」依存症のリアル


「依存症」と聞くと、多くの人はアルコールや薬物、ギャンブルなどを思い浮かべ、「自分には関係ない」と感じるかもしれません。しかし今では、SNSやオンラインゲーム、ショッピングなど、日常の中にあるものが依存の対象になりつつあります。
社会的に成功した人も例外ではなく、例えばメジャーリーガー大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏や、大王製紙の元会長・井川意高氏が、自らのギャンブル依存を公言しています。依存症はもはや一部の人だけの問題ではなく、誰にでも起こり得る“すぐそばの病気”である――本書ではこの視点に立ち、依存症を「新しい国民病」と位置づけています。
著者は精神科医として、長年にわたり依存症の治療に携わってきました。アルコールや薬物に限らず、時代とともに多様化する依存の形に向き合いながら、一人ひとりの「生きづらさ」に寄り添う医療を実践しています。
現代の依存症は、ストレスや孤立の広がりを映す社会の鏡でもあります。仕事や家庭、人間関係のプレッシャーの中で、誰もが心の拠り所を求めている。本書は、そんな現実を背景に、依存症を「個人の問題」ではなく「社会の問題」としてとらえます。著者の臨床経験を通して描かれる患者たちの姿は決して特別なものではなく、どこにでもいる私たち自身の姿と地続きにあるのです。
依存症が広まる背景には、「弱さを見せてはいけない」「人に頼るのは恥ずかしい」といった価値観が根強く存在します。だからこそ、いま必要なのは「誰かの弱さを理解し、受け止めること」です。本書は、依存症というテーマを通じて、現代人が抱える心の問題を見つめ直すきっかけを与えてくれます。

著者:海野 順

2009年金沢医科大学医学部卒業。大阪府の医療機関で依存症の臨床経験を積み、2016年より香川県高松市にある依存症治療拠点機関・三光病院に勤務。2019年3月に院長、2024年3月に理事長に就任。日本精神神経学会専門医・指導医。子どものこころ専門医・指導医。臨床心理士。動機づけ面接MINTメンバー(トレーナー)。日本アルコール関連問題学会理事。全日本断酒連盟顧問。厚生労働省地域におけるアルコール関連問題への対応と医療との円滑な連携に関するガイドライン検討委員。PFA指導者。社会に根強く残る「依存症」に対する誤解や偏見が回復の妨げになっている現状を変えるべく、年間100件近くの講演やセミナーを行うなど精力的に活動している。

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