非上場の政策保有(持ち合い)株式を賢く売却する方法

喜多 洲山[著]

2025.10.24

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

非上場の政策保有株式を
“眠らせたまま”にしないために——。

非上場の政策保有株式を“賢く売却”するための手法を徹底解説!
評価方法から売却先の選択肢、税務上の注意点まで、
実例を交えてわかりやすく紹介!

近年、金融庁や東京証券取引所を中心に、政策保有株式の削減が進められています。
しかしながら非上場企業の政策保有株式に関しては、削減が進んでいないのが現状です。その背景には、「縁あって保有している」ケースが多く、売却が相手への不義理と受け止められやすいことがあるためです。
一方で、政策保有株式を抱え続けることは、経営リスクを高めます。企業間で株を持ち合う政策保有株式は、経営陣にとって「安定株主」となる一方で、株主によるチェック機能を弱め、ガバナンスの形骸化を招くおそれがあります。
議決権が経済合理性よりも取引関係の維持を優先して行使されやすくなるため、経営の健全性が損なわれ、不祥事のリスクを高める要因にもなりかねません。
また、政策保有株式は収益目的ではなく関係維持を目的として保有されることが多いため、資産として積み上がる一方で利益への貢献が小さいため、ROE(自己資本利益率)が低下しやすく、設備投資や人材採用、研究開発などに活用できる資金が限られてしまいます。
このように、政策保有株式にはガバナンスや資本効率をはじめ、さまざまな面でリスクがあり、企業の健全な成長を阻害しかねません。

本書では、多くの非上場企業の株式売却を支援してきた著者が、その経験をもとに、評価方法、売却先の検討、税務上の留意点を具体的に解説。さらに実例を通じて、株式売却を経営資源の再配分や将来の成長戦略へと結びつける道筋を示します。
政策保有株式を整理し、資産効率を高めたい経営者のための実務ガイドです。

著者:喜多 洲山

地獄に仏と感謝され、ピンチをチャンスに変える、悩める社長の救世主
永遠に存続発展する『富士山経営』を推進する株式会社喜望大地代表取締役会長
ローカル小売業の三代目・年商1億から50億まで拡大、
ベンチャー・キャピタル4社から出資を受けIPOを目指すも、
負債30億を抱え破綻寸前の経営危機に陥る。
内容証明郵便300通・特別送達100通・所有不動産の競売9物件・数え切れない差押等々、
筆舌に尽くせぬ艱難辛苦を経験する。
修羅場体験の中で事業継続に奔走し、組織再編とスポンサーへのM&Aにて事業再生に成功。
その経験を生かして、15年間で約1100社の事業再生・変革に成功。
「社長に笑顔と勇気を与え続ける! 」をミッションに、悩める社長の救世主として、
事業承継・事業再生M&A のコンサルを日本全国で展開する。
認定事業再生士(CTP)・立命館大学経営大学院(MBA)
主著に『あなたの会社をお救いします―事業再生総合病院』(幻冬舎)、
『社長最後の大仕事。借金があっても事業承継』(ダイヤモンド社)、
『ハイリスク金融商品に騙されるな!』(PHP)等

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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