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保護中: 『50代からの「女性のお金と人生」リスタート計画』著者・杉原杏璃インタビュー|人生後半の“不安”を“楽しみ”に変える方法とは
人生100年時代の折り返しともいえる50代。心身の揺らぎ、心身の変化、家庭や仕事での役割の変化、老後資金への不安など、女性にとってさまざまな悩みが重なりやすい時期でもあります。 しかし、その不安は「少しの行動」によって、「これからの楽しみ」へ変えていくこともできるのかもしれません。『50代からの「女性のお金と人生」リスタート計画』を上梓した杉原杏璃さんに、人生後半のリスタートに必要な考え方を伺いました。
50代は、人生後半戦に向けてリスタートを切る時期

ーー今回のご著書『50代からの女性のお金と人生リスタート計画』は、どのような思いで執筆されたのでしょうか?
人生100年時代と言われるなかで、50代はその折り返し地点にあたる年代です。そこで一度リセットするのではなく、「リスタート」しましょうという気持ちを込めました。
50代以降に増えてくるさまざまな悩みに対して、私自身が実践していることを共有しながら、「人生後半戦をもっと楽しんでいきましょう」という思いを込めた一冊になっています。
ーー今回の書籍では、お金だけではなく、人生や心の整え方まで書かれていますね。
価値観は、年代に応じて変わっていくものだと思います。50代は生活スタイルも大きく変わる時期。子育てが落ち着いたり、仕事をしてきた方であれば経験値が増え、心にも少しずつ余裕が出てくる頃でもあります。
そうした年代に入り、価値観も変化していくなかで、50代からは“もっと自分自身のために”お金や時間を使っていきませんか、というメッセージをお伝えしています。
投資から得られるものは利益だけではない

ーー杉原さん自身が、投資を始めたきっかけを教えてください。
私は16歳から芸能界という不安定な世界で仕事をしていたので、自分が体調を崩せば収入が途絶えるかもしれないという不安は常にありました。
だからこそ、「自分が働くだけではなく、お金にも働いてもらう必要がある」と考えるようになりました
ーー投資を始めたことで、人生や考え方に変化はありましたか。
投資をしていないと、経済や時事ニュースを見ても、自分の生活にはあまり関係ないもののように感じてしまうことがあると思います。特に、子育てなどで一時的に社会と離れている時期には、そう感じる方も多いのではないでしょうか。
でも、投資やお金について考えるようになると、それまで他人事だったニュースが、少しずつ「自分ごと」して見えるようになっていきます。金融リテラシーも自然と身につきましたし、単純にお金を増やすだけではなく、人生の視野も広がったように感じています。
ーー女性がお金の話をすることに対する世間の空気は、昔と比べて変わったと思いますか。
私が幼少の頃に比べると、多くの女性が働くようになり、投資やお金の話をする女性も増えていると感じます。実際に投資セミナーに登壇していても、女性の参加者の割合は年々増しています。昔と比べると、男性だけでなく、女性の金融リテラシーもかなり高まってきていると感じます。
投資をするなら少額からでも早めにスタート

ーー杉原さん自身は、将来に不安を感じることはありますか。
私の場合、投資によってある程度資産を増やすことはできましたが、それでも「この先、自分に何かがあったら」という不安は常にあります。
私の仕事は、休めばその分収入が減ってしまう働き方ですし、年齢を重ねるにつれて体力面の変化も感じるようになります。また、自分にできることもだんだん見えてくるので、年齢とともに不安や心配事は増えていると感じます。
ーー投資や資産形成に対して、高いハードルを感じている女性は多いと思います。最初の一歩は、どのように踏み出すといいのでしょうか。
まずは、無料で見られる投資情報サイトなどで調べることから始めてみてください。新NISA制度などもあり、国としても資産形成を後押ししている時代です。非課税枠を活用しながら、少額から始めてみるのも一つの方法だと思います。
金融商品にはさまざまな種類があります。自分に合ったものを見つけながら、無理のない範囲で少しずつ続けていくことが大切だと思います。
ーー今、振り返ってみて、若いうちに知っておきたかったお金の知識はありますか。
私は2005年から投資を始めたので、比較的早い方だったとは思います。それでも、もっと早くから運用していればよかったなと思うことはあります。
投資だけではなく、携帯料金や固定費の見直しなど、日々のお金の使い方についても、もっと早くから意識できていたらよかったなと思います。
少しずつ、できる範囲で、自分のために

ーー書籍の副題にもある「不安を楽しみに変える」という考え方について、詳しく教えていただけますか。
年齢や体力の変化を考えると、誰もが不安を感じますが、それにとらわれ続けても状況は変わりません。だからこそ、「自分が楽しめること」を少しずつ増やしていくことが、前向きな気持ちにつながっていくのだと思います。
たとえば、お金の不安があるなら少額から運用してみる。趣味を活かしてフリマアプリなどに出品してみる。お金を生み出す方法は一つではありません。自分にできることから少しずつ行動してみることで、不安が少しずつ“楽しみ”へ変わっていくのではないでしょうか。
ーー杉原さん自身、年齢を重ねることに対する考え方は以前と変わりましたか。
若い頃は、年齢なんて一切気にしていませんでした。でも、やはり人生の折り返しが見えてくると、考え方は変わりますね。
ある研究では、先進国では幸福度が最も下がる年齢が平均47.2歳というデータもあるそうです。ちょうど私くらいの世代が、幸福感が下がりやすい時期なのかもしれません。でも、「みんな同じように揺らぎやすい時期なんだ」と思えれば、感じ方も少し変わると思います。
自分自身にかけるお金や時間についても、あらためて考えていい時期です。50代からは、自分に投資をする年代にしていけたらいいのではないか。この本にはそんな思いも込められています。
その年代でしか楽しめないことにも投資して

ーーこれからの人生で、やってみたいことはありますか。
40代後半になると、シミやシワなど年齢による変化も気になってきますし、「体の内側から整えること」の大切さも感じるようになりました。今は発酵食品や美容に関する商品を皆さんにお届けできるよう、頑張っているところです。
それと、この先は「思い出」にも投資したいと思っています。
ーー思い出投資ですか。素敵ですね。
ここまで一生懸命働いてきて、投資をしたり、自分自身にもある程度お金をかけたりしてきました。でも振り返ってみると、「思い出を作ること」には、あまりお金や時間を使ってこなかったんです。仕事をしていた記憶しかないので(笑)。
この先は、自分自身の人生を彩り豊かにしてくれるような思い出も、きちんと作っていきたいと思っています。
ーーこれまでに、お金に関して失敗した経験や、学びになった出来事を教えてください。
私は小さい頃からあまり物欲がなく、お年玉やお小遣いを散財するような子どもではありませんでした。むしろ貯め込みすぎて、欲しいものにお金を使うことができなかった。今振り返ると、それは少しもったいなかったなと思っています。
若い頃から何でも我慢して、投資をすればいいとまでは思っていません。その年代でしか楽しめないことには、きちんとお金や時間を使った方がいいと思っています。
他人と比べすぎず、自分のリズムを大切に

ーーグラビア時代から現在まで、さまざまな活動をされてきた中で、自分らしさを保つために大切にしてきたことはありますか。
グラビアのお仕事も、人に喜んでもらうことで自分も幸福感ややりがいを感じられる仕事でした。もちろん20代、30代の頃は、自分自身の人気やDVDの販売数などをプレッシャーに感じることもありました。
でもそこにとらわれすぎると、自分が潰れてしまう。芸能界は人そのものが商品になる世界ですし、自分よりスタイルがいい子や若い子もどんどん出てきます。だからこそ人と比べすぎず、「自分は自分」と思って戦っていくことは、常に大切にしてきました。
ーー現在、心や体のために意識して続けている習慣はありますか。
まずは、生活リズムを崩さないことを大切にしています。
肌のためにも、メンタルケアのためにも、3食きちんと食べる。朝は早く起きて、カーテンを開けて太陽の光を浴びる。
一見するとシンプルなことですが、そうした習慣を毎日続けることで、体や心のリズムを整えるよう意識しています。
あとは、できるだけ糖分を摂りすぎないようにすることや、お鍋など温かい野菜を1日1食は食べること。体も心もきちんと整えてあげることが大事だと思って、日々実践しています。
心の声に従って行動すれば、不安は楽しみに変わる

ーー今、頑張っている後輩女性たちに、何かアドバイスをいただけますか?
自分のペースを本当に大切にしてほしいですね。どんな仕事でも、どんな立場でも、人と比べて落ち込んでしまうことはあると思います。
でも、「自分は自分なんだ」「自分にはこんな価値があるんだ」と信じて進んでいかないと、心が壊れてしまうこともあると思います。
投資だけでなく、普段の行動にも言えることですが、無理をしてもあまりいいことはありません。常に全力で走り続けるのではなく、“少し余力を残すくらい”で進んでいく方が、長く続けられるのではないかと思います。
ーー最後になりますが、この本に興味を持ってくださった方にメッセージをお願いします。
この本では、お金の話からビューティー、心のケアまで、女性の人生に関わるさまざまなテーマに触れています。そして、何歳からでも変われるということをお伝えしたくて書きました。
皆さんも今、自分にできること、やりたいことを書き出してみてください。お金のことであれば、10年後にどのくらい増やしたいのか、それを何に使いたいのか。
頭の中で漠然と考えていることも、実際に書き出して整理してみることで、「自分が何をしたいのか」「何をすべきか」が見えてくると思います。そして、実際に行動してみると気持ちも変わりますし、きっと今よりも新しい世界が広がっていくと思います。
自分自身を大切にしながら、心の声に耳を傾けて、小さな一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。
書籍紹介
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