臨床に生きる

宮田 和典[著]

2026.03.27

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

住んでいる地域特性や民族遺伝子で症状の進行は異なる――

目の前の患者と向き合うことで生まれた新しい概念“PBM”
そこに至る過程を追うことで見えてくる臨床医の意義と魅力


医療の世界では、エビデンス・ベイスド・メディスン(EBM)――「根拠に基づく医療」が重要だとされています。しかし、そのエビデンスは多くの症例から導かれた“平均値”であり、必ずしも目の前の患者一人ひとりにそのまま当てはまるとは限りません。生活習慣や遺伝的要素など、患者の数だけ異なる条件があり、同じ病気でも最適な治療は変わり得ます。
年間約10万人の外来患者を診察する宮田眼科病院の院長として、著者は40年以上にわたり臨床の第一線に立ち続けてきました。そのなかでEBMだけでは応えきれない症例に数多く向き合ってきました。そうした経験の積み重ねからたどり着いたのが「ペイシェント・ベイスド・メディスン(PBM)」という新たな概念です。膨大な患者データを基に、出身地や生活歴、遺伝情報などに着目し、治療を個々人に最適化していく――それが「人間に基づいた医療」であるPBMです。
2022年刊行の前著ではPBMとは何かを解説しましたが、本書では改めてPBMに至るまでに経験してきた多くの臨床実例を具体的なエピソードとともにまとめています。臨床の現場では、毎日の大学の講義や医学の教科書からは決して知ることのできない、想定外の出来事が起こります。そしてそれを解決する唯一の手段は、患者と徹底的に向き合うことです。 今回、焦点を当てるのは知識や技術の細部ではなく、むしろ「臨床という現場の意義と魅力」です。臨床の現場で患者から学び、研究し、その成果を再び臨床に還元する――この循環が、人を救う医師としてのやりがいだと思います。
これからの医療を担う若い世代にこそ届けたい、臨床の価値と可能性を再発見する一冊です。

著者:宮田 和典

医療法人明和会理事長。宮田眼科病院院長。

ラ・サール高等学校、久留米大学医学部を卒業後、1984年東京大学医学部眼科入局。助手を経て、1991年、博士号を取得後、講師。講師在職中、カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学。
帰国後、医療法人明和会宮田眼科病院の副院長に。
1999年に院長、2008年に理事長に就任。
1990年代前半からエキシマレーザーの基礎研究に携わり、
白内障手術・眼内レンズ・人工角膜ではエキスパートとして知られている。

・日本眼科学会監事
・日本眼科学会評議員
・日本眼科手術学会監事
・日本角膜移植学会理事
・日本角膜学会評議員
・日本白内障屈折矯正手術学会理事
・日本白内障学会評議員
・日本眼感染症学会評議員
・日本アイバンク協会評議員
・宮崎県眼科医会理事
・宮崎県アイバンク協会理事
(2022年6月現在)

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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