小さな店舗が競争優位に立つ! 「二番立地」戦略

小さな店舗が競争優位に立つ! 「二番立地」戦略

濵崎誠[著]

2019.12.27

880円(税込)

幻冬舎メディアコンサルティング

新書

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書籍内容

集客に不利な立地を逆手に取る!

競争の激しい調剤薬局業界で10年以上
右肩上がりの成長を続けている著者が明かす
大手による寡占が進む時代の経営戦略とは――

国の施策により起業のハードルが低くなった一方で、中小零細企業が生き残っていくのは決して容易ではない。
起業して3年で3割が倒産、10年後の生存率は1割以下とも言われている。
その背景にはさまざまな要因があるが、一般的にどの業界においても大手企業による寡占が進み、
中小零細企業が大手と差別化を図り競争優位に立つことが難しくなっていることが指摘されている。
ことに小売業では成功するために立地が重要な要素となるが、駅前等の好立地(一番立地)は大手チェーン店等に独占されており、
中小零細業者は集客に不利な場所(二番立地)で開業せざるをえない現状がある。
そうした逆境を乗り越え、中小の小売店が生き残るためには、二番立地で成功するためのノウハウに通じておくことが不可欠となる。
本書の著者は、地域で最大規模の調剤薬局チェーンと隣接しながら、独自の二番立地戦略を展開し、創業以来、右肩上がりの成長を続けてきた。
顧客とのコミュニケーション、情報発信、人材採用と教育、協力会社との関係構築など、
一番立地で圧倒的な集客力を誇る大手に対抗するために、著者が実体験の中で獲得してきた方法論の数々を本書で惜しみなく開陳する。
自ら立ち上げた会社を永続させたいというのは多くの経営者にとって共通の想いであろう。
それを実現するためのヒントに満ちた一書である。

目次

第1章 大手チェーンの寡占は加速する一方
   小さな店舗が生き残るのは至難の業
第2章 小さな店舗は集客に不利な立地を逆手に取る
   「二番立地」戦略で生き残れ!
第3章 大手チェーンがやらないことに勝機がある
   一番立地が切り捨てる顧客を取り込む
第4章 一度取り込んだ顧客は絶対に離さない
   商品の仕入れはリピーター向けに徹する
第5章 新規顧客は経営者が自ら開拓する
   場所を選ばず来てくれる優良顧客を増やす
第6章 家賃が安い分、人に投資する
   人材採用、福利厚生、外部コンサルタントのコストを惜しまない
第7章 「二番立地」戦略で経営の本質を追求すれば
   結果はあとからついてくる

著者:濵崎誠

1968年埼玉県生まれ。大学院卒業後、製薬会社に入社し学術部に所属。その後、調剤薬局チェーンに転職し薬剤師やエリアマネジャーなどの役割を通じてさまざまな調剤薬局の現場を経験。同チェーンを退職後、医療機器メーカーでマーケティングや商品企画などの業務に従事しながら通信制大学の経営学部に入学し経営ノウハウを習得。2009年12月、自身の「理想の経営」を具現化するため株式会社メディトラストパートナーズを設立するとともにアサヒ薬局を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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