家族が統合失調症と診断されたら読む本
書籍内容
統合失調症の患者は、家族に依存しなければ生きていけないのでしょうか。
患者を社会復帰させるために、家族が読んでおきたい一冊です。
統合失調症は幻覚や幻聴に悩まされる辛い病気です。また病気のせいで異常行動に走ってしまうなどの障害があります。
そのため、薬を延々と飲み続ける、あるいはだらだらとあてもなく入院し続ける患者が多い病気です。
治療の初期には、家族の協力が必要ですが、服薬により症状が落ち着いてくれば、健常者と同じように社会に復帰することは可能です。
しかし、症状が重い時の患者の様子を知っている家族は、他人や社会に迷惑をかけるのではないかという不安が付きまとい、
なかなか、患者を自立させることができません。本書では、約25年にわたって統合失調症の患者の治療に携わり、社会復帰に尽力している著者が、統合失調症患者が自立をし、社会復帰するための方法を紹介します。ポイントは治療法を患者自身が理解し、「自分で克服する」という自覚を持つこと、治療と共に家族の手を離れ、社会復帰へ向かい段階を踏むということ。統合失調症患者の人生を切りひらくために、家族が読んでおきたい一冊です。
目次
第1章 病気への無知が家族の不安を呼ぶ
第2章 治療の第一歩は、統合失調症を理解すること
第3章 家族のための統合失調症克服プログラム
第4章 統合失調症は社会復帰できる