止まない雨なんてなかった 絶望から立ち上がった看護師の命と絆の物語

小栗由依[著]

2024.12.23

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

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書籍内容

どんな絶望にも、必ず終わりが来る

あまたの困難を乗り越え、前に向かって歩き続けてきたある看護師の軌跡


努力が実らず夢を諦めかけたとき、大切な人を失ったとき、先の見えない不安に押しつぶされそうになったとき——。誰の人生にも乗り越えなくてはいけない試練や悲しみがあります。そんなとき、希望や自信を失い前に進むのを諦めてしまう人も少なくありません。本書の著者も、人生の中で幾度となく深い絶望を経験してきた一人です。

現在は福祉施設を運営し、家族に囲まれながら充実した日々を過ごしている著者ですが、ここに至るまでの人生は幸せとは程遠い苦難に満ちたものでした。複雑な家庭環境や非行に走った思春期、夫からのDV、夜の街での生活、母親の自殺未遂……。その「普通」とは程遠い人生の中で、著者は幾度も心が折れそうになったといいます。しかし、度重なる困難に見舞われながらも、持ち前の明るさと周囲の助けを得てそれを乗り越えてきた著者は一つの真理に気づきます。「人生には良いことも悪いことも、さまざまな出来事が含まれているからこそ、退屈せず面白い。そして、どんなに深い絶望でもそれはいつか必ず終わりを迎え、また前に歩き出せる日が来る――」。この確信は、著者が自身の体験から得た揺るぎない人生哲学となりました。
そして、人生の節目で数多くの人々に救われてきた著者は、「誰かに助けられた私だから、今度は誰かを助けたい」と一念発起し、33歳にして看護師への道を歩み始めました。今では「誰一人取り残さない看護と介護」をモットーとして、訪問看護ステーションや有料老人ホームを複数運営し、地域の医療と介護になくてはならない存在となっています。

本書では、数々の苦難を乗り越えた末に看護師を目指し、多くの人々の支えとなるまでの著者の波瀾万丈な半生を赤裸々に描いています。どのような困難に直面してもあきらめずに、新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれる一冊です。

著者:小栗由依

1979年名古屋市生まれ。
高校を中退し、17歳で結婚。翌年第一子を出産するも離婚してシングルマザーに。キャバクラ、クラブホステスなどを経て、24歳で第二子を出産、28歳で独立し名古屋・錦にラウンジを開業する。その後、母の自殺未遂を機に店を閉め、再婚して和歌山県へ移住。第三子を出産する。台風で豪雨水害に遭って全財産を失ったこと、母が寝たきりになったことから看護師になると決意し、35歳で和歌山県立看護学校に入学。卒業後、総合病院、クリニックなどでの勤務を経て、2020年結ホームナーシング合同会社を設立し、訪問看護ステーションむすびケアを開業。2021年には住宅型有料老人ホームくらしハウスむすび、ヘルパーステーションむすびを、2022年にはささえるステーションむすび居宅介護支援事業所、住宅型有料老人ホームかなえるハウスむすびを開業し、一人ひとりに寄り添ったケアを行う。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

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