ハードウエアセキュリティ IoT機器をサイバー攻撃から守る

植村 泰佳[著]

2025.04.03

990円(税込)

幻冬舎

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書籍内容

IoT時代に求められるハードウエアセキュリティの新常識

ソフト対策だけでは守れない。
IoT時代に必須のハードウエアセキュリティを徹底解説!

近年、企業を狙ったサイバー攻撃が急増しており、不正アクセスやマルウエア感染による情報漏洩、システム停止といった被害が後を絶ちません。こうした攻撃に対し、多くの企業はファイアウォールの設置や侵入検知システムの導入など、ソフトウエアを中心としたセキュリティ対策を講じてきました。
しかし著者は、IoTの進展によりネットワーク機器やセンサーデバイス、工場の制御装置など企業活動を支えるあらゆるモノがインターネットとつながっている現代では、ソフトウエアだけではなくハードウエアの脆弱性を突いたサイバー攻撃のリスクも高まっていると指摘しています。
高機能暗号技術の開発などを通じて、長年にわたりハードウエアセキュリティの向上に取り組んできた著者は、企業の情報セキュリティに携わる中で、多くの企業がハードウエアの脆弱性リスクを十分に把握できておらず、対策が後手に回っていることに危機感を感じてきたといいます。そして、こうした状況を改善するためには、ハードウエアの設計段階からセキュリティを考慮し、リスクを未然に防ぐための仕組みや、攻撃を受けた際にも被害を最小限に抑えられる体制を整えるといった対策が不可欠であると訴えています。
本書では著者の知見をもとに、暗号技術を活用したデータ改竄防止、認証強化による不正アクセス対策、設計段階でのセキュリティ確保といった具体的なハードウエアセキュリティ対策に加え、ハードウエアを狙ったサイバー攻撃の実態についても豊富な事例を交えながら解説しています。
情報セキュリティ責任者や経営者をはじめ、IoTを活用した事業展開を考えている企業の担当者にとって実践的な指針となる一冊です。

著者:植村 泰佳

1952年東京生まれ
1977年慶應義塾大学文学部哲学科卒。サッポロビール株式会社入社。営業企画、広告宣伝、広報、経営企画等の部門を経て、札幌工場第1製造所跡地再開発「サッポロファクトリー」事業に参画。我が国のもっとも初期のICカード実用化アプリケーションを開発。1994年サッポロビール株式会社退社。1996年ICカードシステム研究開発事業組合を設立、事務局長に就任。2000年電子商取引安全技術研究組合を設立。常務理事、専務理事、理事長として情報セキュリティ評価、ハードウエアセキュリティ分野等の多数の国家研究プロジェクトに参画。2022年技術研究組合法に基づき電子商取引安全技術研究組合を事業会社に転換。現在、株式会社SCU代表取締役社長、ICシステムセキュリティ協会代表理事。

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