スマホ依存から子どもを救う 児童精神科医による予防と治療の処方箋

久場川哲二(くばがわ てつじ)[著]

2026.08.28

1078円(税込)

幻冬舎

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書籍内容

スマホの過剰な使用が、
子どもの脳や心身を傷つける――。

ネットゲーム、SNS、AI……
子どものスマホ依存の背景を探り、
これからの家庭や社会のあり方を考える一冊


昭和から平成、令和へと時代が移るなかで、家族の形や人とのつながりは変化し、今や子どもの日常にスマートフォンが深く入り込むようになりました。とりわけ2000年代以降、ネットゲームやSNSに強くとらわれる子どもは増加の一途をたどっています。2011年の東日本大震災を経てLINEが急速に普及しましたが、情報・遊び・人間関係のすべてが一台の端末に集約されるなか、「命綱」とまで語る子どもも現れました。また、子どもがネットゲームやSNS依存症になると、苦しむのは本人のみならず、家族全体が精神的に追い込まれる状況も生まれています。
本書の著者は、児童精神科医として50年以上にわたり、30万人を超える子どもの診療にあたってきました。診療の現場では、わが子とは思えない言動や生活の乱れに戸惑い、次第に疲れ果てていく家族の姿を数多く見てきたといいます。そうした経験から、子どものスマホ依存を個人の問題としてではなく、時代や社会の構造のなかで生まれた現象としてとらえ、適切に症状と向き合っていくことが大切だと主張しています。
また、子どもが生きていくために必要な力の多くは、人と直接関わり、時間と手間をかけるなかで育まれます。デジタル技術の恩恵を否定するのではなく、便利さに生活のすべてを委ねないこと。読書や対面でのコミュニケーションを取り戻し、親子で現実の時間を共有すること。その積み重ねが、子どもを依存から守り、回復へと導いていきます。
本書は、著者が実際に診療した5組の親子の症例をもとに、依存が深まる過程から診断、治療、回復までを具体的に紹介します。子どもにどう声をかけるべきか。家庭で何を見直す必要があるのか。どの段階で医療機関を頼るべきか。臨床現場で積み重ねた知見から、親や教師、医療関係者に必要な対応を示します。
スマホ依存に苦しむ親子はもちろん、異変に気づきながら対応に迷う教師や支援者にも、回復への道筋を示す一冊です。

著者:久場川哲二(くばがわ てつじ)

医療法人社団ランタナ会副院長
1970 年に慶應義塾大学医学部を卒業後、50 年以上にわたり一貫して児童精神医療に携わり、発達障害やゲーム依存症など、数多くの子どもをこころの病から救ってきた。2012 年に久場川こども発達クリニックを開院し、2014 年に法人化。2004 年から20 年以上、川崎市の公立小中学校を訪問。発達障害、精神疾患、虐待を受けた経験のある子どもなど支援を必要とする児童生徒の状況を把握し、校長をはじめとして教員と解決に向けて取り組むなど、医療と教育現場の連携を推進している。日本精神神経学会指導医などとしても活躍。
前著は『子どものこころは「公教育」が救う』『子どもの脳を壊すネット・ゲーム依存症』(ともに幻冬舎メディアコンサルティング)。

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