【話題の本】読むだけで熱くなれる!『スポーツ小説』おすすめ8選

アンケートを通じて、編集部がセレクトした8冊から読んでみたい・読んで楽しかった一冊を、話題の本.comをご覧いただいている皆さんに投票して頂く、「話題の本ランキング」第4回目は「読むだけで熱くなれるスポーツ小説」。 東京2020オリンピック・パラリンピックが1年越しに開催された2021年夏。史上最多となるメダル獲得で大いに沸き、スポーツ熱が高まりました。そこで数多くのスポーツ小説のなかから8幸を編集部がセレクトしました。 読者の皆さんが選んだベスト8をご覧ください。
第1位『チア男子‼』(朝井リョウ著/集英社文庫)

<投票者のコメント>
・実写映画化された事をキッカケに、原作を読ませていただきました。スポーツ小説であり、一人ひとりの成長を描いた人間ドラマでもあり、とても引き込まれたのを覚えています。チアの大会の所は本当に泣けました。
・各々が抱える問題・背景がある中で、みんなが気持ちをさらけ出しながらチアリーディングでひとつになっていき、たくましく成長していくところが素晴らしい。私達に勇気・元気を与える一冊だと思います。
・1歩踏み出すことの大切さ、努力すれば形になるし違った景色が見れる!自分も頑張らなきゃって背中を押してもらえる作品。
・7人それぞれが葛藤しながら作り上げていくチアが最高でした。実写映画のクオリティも素晴らしい!
・チアリーディングを通して育くまれる仲間の大切さ、やりたいことを見つけた姿に胸が熱くなります。
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第2位『バッテリー』 (あさの あつこ 著/角川文庫)

投票者のコメント>
・私が一時期スポーツ小説に嵌ったきっかけを作ってくれた小説です。佐藤真貴子さんの雰囲気のある挿絵も素晴らしく、小説の舞台である岡山まで聖地巡礼の旅に出る程夢中になりました。
・児童書なのに大人も引き込まれる。少年のヒリヒリした痛みを感じながら野球を通しての友情を眩しく伝えてくる。子どもたちに読んでもらいたい一冊です。
・小学生の頃に読んだあさのあつこさんの作品、思い入れがあります。映画化された時の巧役の林遣都さんの美しさと眩しさには驚きました。巧そのものでした。
・瑞々しい少年の感性、矜持。単なるスポーツものや友情の枠に収まり切れない圧倒的な主人公の存在感は、今読んでも胸がぎゅーとなります。
・単に友情とスポーツの青春物語に留まらす、巧の繊細で、揺れ動く心のありようを丁寧に描いた感動作として強く印象に残っているから。
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第3位『風が強く吹いている』 (三浦 しをん著/新潮文庫)

<投票者のコメント>
・沿道で観戦していると、カケルがいるような気が毎回するほど、箱根駅伝ファンにはたまらない1冊。
・箱根駅伝が好きで、こちらも拝読しました。毎年たくさんの方々の想いを背負い力走する選手を目にしておりますが、小説でも熱い想いがひしひしと伝わってきて、とても思い出に残っている一冊です。また、映画で林遣都さん演じるカケルのフォームを見た時は大変驚きました。本当に陸上をやっている方のような鍛えられたお身体と美しいフォームにこちらも衝撃を受けた思い出のある作品です。
・10人の登場人物それぞれが違う魅力をもっていて、個性的で、個々のエピソードに惹きつけられます。原作、映画、アニメ、コミカライズ、舞台、どれも違ってどれも好き。青春群像劇なんだけど、大学を舞台にしたことによって自主性がより際立っているように思います。何度読んでも泣いてしまう。電子版も購入し、いつでも読めるように持ち歩いています。
・とても丁寧に箱根駅伝というものが描かれていて、箱根を観たことのない人でも分かりやすく物語が進む。登場人物もみんな魅力的。青年達の瑞々しい青春群像。読み終わった後は清々しい気持ちで満たされる。何度も何度も読み返した、自分にとってとても大切で大好きな一冊です。
・読んで泣いた初めての本でした。
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第4位『DIVE!! 』(森 絵都著/角川文庫)

<投票者のコメント>
・先日オリンピックで活躍された玉井陸斗選手はリアル坂井知季と思いました。レジェンド寺内健さんがこの小説の実写映画に出場されています。小説を読んで映画も見れば相乗効果で楽しめます。
・まさに青春!映画化されたときのロケ地が金沢市営総合プールでした。このプールは今はもうなくなりましたが、いい思い出です。
・オリンピック7位入賞の玉井陸斗選手が主人公に重なります。
・3人の主人公が、自分と仲間に正面から向きあって成長していくさまは、まさに青春ど真ん中!
・うまくいくことばかりではなく、でもそれでも前を向いて進んでいく主人公三人がさわやかでした。
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第5位『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子著/講談社文庫)

<投票者のコメント>
・やりたい事が何なのか分からなかった学生達ができることに差はあるけれど、自分の目標を達成するため、チームの一員として役割を守る為頑張ってる。そんな彼らのストーリーがとてもキラキラしていた。
・何もない所から仲間と成長し認め合えるストーリーがいい
・読んでいくうちに頑張れとか、そうそうとか、相槌いれてたりしたな
・泥臭くも暑いお話が好きです
・応援することの大事さを気づかされた
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第6位『ノーサイド・ゲーム 』(池井戸 潤著/ダイヤモンド)

<投票者のコメント>
・池井戸潤さんの作品の中でも好きな作品の一つです。ラグビーを全く知らない私でも読みながら思わず興奮し楽しめました!
・ドラマと並行しながら読みました。主人公君島の生き方や働き方に共感。ラグビーワールドカップも重なった時期でもあり、どっぷりハマりました。
・単なるラグビーのスポコンではなく、会社組織など様々なストーリーが散りばめられていて、とろこどころ涙腺崩壊しました。
・大泉洋さんのファンだから
・ドラマがとても良く、原作も良かったから
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第7位『ルーズヴェルト・ゲーム 』 (池井戸 潤著/講談社文庫)

<投票者のコメント>
・ドラマにもなりその時に購入しましたが読んでいてつきささる思いで感動しました。続編希望します。ドラマも同じキャストで続編希望します。
・野球好きにはたまらない一冊です。高校生と中学生の息子(野球部)たちも何度も食い入るように読んでいます。
・テレビドラマでも話題になっていましたが、また一味違う面白さが味わえます。野球も人生も逆転勝利が面白い。
・池井戸潤さんのファンです。野球部の存続やリストラ、会社経営…。いろいろな展開が繰り広げられ、テンポよく楽しめます。
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第8位『サクリファイス』(近藤 史恵著/新潮文庫)

<投票者のコメント>
・ロードレースを舞台にしたミステリー小説です。表現も臨場感あふれています。
・最近自転車競技にハマったので購入しました。タイトルが意味深で、最後は意外な展開で楽しめました。続編の「エデン」もこれから読みます。
・あまり馴染みのないロードレースという切り口は斬新で、レース部分などの描写が素晴らしく爽快感が感じられます。
・ミステリーとしてもとても読み応えがあります。ロードレースを知らなくても楽しめます。後半のスピード感が気持ちが良い!
・ただただチカが好き!
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もっとも多くの票を集めた作品は、『チア男子‼』(朝井リョウ著/集英社文庫)でした。実写化された横浜流星さんのファンの皆さんが多く投票いただきました!
2位には『バッテリー』 (あさの あつこ 著/角川文庫)、3位には『風が強く吹いている』 (三浦 しをん著/新潮文庫) が続きました。こちらも実写化された林遣都さんのファンの皆さんの投票が多く見受けられました。
どの作品も読むと熱くなれる傑作ばかりですよね。今回ノミネートした8冊、ぜひゆっくりと読んでみてください。
皆さん投票・コメントありがとうございました!
【調査概要】
実施期間:2021年8月10日〜8月25日
調査方法:インターネット調査
投票数:233