ゲートルがくれた命

佐々木 寿美子[著]

2026.01.30

1760円(税込)

幻冬舎

単行本

ネットで買う

書籍内容

長崎で被爆した女学生が歩んだ波乱万丈の人生

1945年8月9日午前11時2分。長崎市中心部を原爆が直撃した。
ガレキの中に埋まりながらも、奇跡的に助け出された著者の人生はこの日を境に大きく変転していくことになる。


2026年に96歳を迎える著者は、長崎市の中心部で酒の販売店を営む家の三女として生まれ、10歳のときに両親を相次いで失いました。それでも年の離れた長男夫婦や姉の深い愛に見守られ、健やかに成長していきます。しかし、その平穏な日常は、ある日突然、米軍機から投下されたプルトニウム型原子爆弾によって根こそぎ奪われてしまったのです。

著者は勤労動員された兵器工場で被爆しましたが、九死に一生を得て戦後の生活を始めます。数年後、生まれ故郷の長崎から青森県三沢市に移り住み、米軍基地で働く日本人青年と結婚。しばらくして、米軍宿舎のハウスキーピングを担う会社を創業します。「戦争や原爆を心から憎んでも、人は憎まない」という固い信念のもと、日本文化を米兵たちに伝える活動に尽力しました。その一方で乳がんを発症して2回の手術をするなど健康面の不安は尽きませんでした。それでも、「明日をあきらめない」「人生を手放さない」という覚悟のもと、戦後の混乱期から現在まで常に前を向いて生き抜いてきたのです。その記憶と記録は、現代を生きる私たちの心を大きく揺さぶり、あらためて「反戦」「世界平和」について考えさせられます。
戦後80年を超えた今、数少なくなった戦争・原爆体験者の「生の声」が記された、貴重な一冊です。

著者:佐々木 寿美子

1930年、長崎市生まれ。生家は酒店経営。4人兄弟姉妹の末っ子。1936年、城山尋常小学校(国民学校)に入学するが、1940年に両親が相次いで病死。その後は長兄喜代治・千代子夫妻が親代わりになる。
1943年、県立長崎高等女学校入学。女子挺身勤労令で兵器工場に勤務していたが、1945年8月9日、長崎市に投下された原子爆弾に被爆。ガレキの中に閉じ込められるが、九死に一生を得る。
2003年、求めに応じ被爆・戦争体験を小学生に語ったことをきっかけに、自分の体験を語り継ぐことの大切さを痛感する。2020年には、『東奥日報』に「戦後75年あおもりの夏」というタイトルで、体験記が掲載された。2023年、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館が企画した「ナガサキの証言被爆者は語る」(DVD)でも体験を語っている。

ネット書店

  • https://amzn.to/3f3Yc6Z

オススメ書籍

オレ、レオー 自分も相手も大切にする「ピアサポート」という考え方。

上野 康隆

週末ウエルネストラベル 自分を見つめ直す旅

ReLaboプロジェクトチーム/丹野 智宙

自分らしく「働く」ということ やりたいことがなく迷っている若者たちへ

井上直之

青雲の志を燃やせ 結果を出すための魂の言葉

橋本隆司